【プレビュー】今年も陣容極めて豪華、来月開幕の欧州シリーズに進むのは誰か?/2021年度講道館杯全日本柔道体重別選手権大会男子7階級展望

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昨年度大会。初の無観客開催となった。
昨年度大会。初の無観客開催となった。

講道館杯全日本体重別選手権大会が17日、小瀬スポーツ公園武道館(甲府市)で開幕する。ご存じの通り、この大会は8月に行われるタシケント世界選手権の日本代表選手の第1次選考会を兼ねる。大会延期相次ぐ中、各連盟が学生(11/25)・ジュニア(12/18)・実業(12/18)と短い時間で予選を強行して来たのも、なんとしても選手たちにこの「世界に繋がる道」を残すため。強化の事情から言えば、2週間半後にグランドスラム・パリ、4週間半後にグランドスラム・テルアビブが控えており、これまで国際大会派遣が極めて限られてきた状況にあって、第2次選考に進む選手のピックアップは待ったなしの状況。まさにギリギリ間に合った、今年度の国内強化のまとめとなる、ビッグイベントである。

エントリー選手の顔ぶれは豪華そのもの。国際級の大物から将来の日本代表と期待される高校生まで各年代の実力者が一堂に集う、「体重別版・全日本選手権」と呼ぶにふさわしい分厚さだ。ただし、既報の通りここからかなり選手が欠けた。世界選手権や国際大会で既に実績を残して「アドバンテージあり」と判断したもの(推測である)、そして直前の負傷、様々な事情があると思うのだが、最新のトーナメント表を見るとチーム丸ごと欠場しているケースが複数あり、新型コロナウイルスの影響が強く疑われる状況となっている。

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