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【速報】東海大が2大会連続12度目の優勝、最終日は内村・松村の前衛コンビがチーム牽引/全日本学生柔道体重別団体優勝大会男子

(2021年12月9日)

※ eJudoメルマガ版12月8日掲載記事より転載・編集しています。
【速報】東海大が2大会連続12度目の優勝、最終日は内村・松村の前衛コンビがチーム牽引
全日本学生柔道体重別団体優勝大会(男子23回)
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決勝、東海大の次鋒松村颯祐が明治大・羽田野竜輝から体落「一本」

体重別7人制で学生柔道日本一を争う全日本学生柔道体重別団体優勝大会(男子23回)は9日、ベイコム総合体育館(尼崎市)で最終日の競技が行われ、準々決勝から決勝までが行われた男子は東海大が優勝を飾った。東海大の優勝は2019年の第21回大会に続く2大会連続、12度目。

東海大はこの日の配列で前衛を担うことになった先鋒(73kg級)の内村秀資と次鋒(100kg超級)の松村颯祐の学生王者2人が期待通りの活躍。この2人の裏投「一本」でスタートした準々決勝は國學院大を6-1で圧倒。もっとも苦しい試合となった準決勝の日本大戦は0-0で本戦終了も、抽選の結果73kg枠となった代表決定戦で内村が強敵村上優哉を巴投「技有」で破って、ぶじ決勝進出を果たす。

迎えた決勝は、前戦で国士舘大に逆転勝ちして勢いに乗る明治大と対戦。この試合も先鋒内村が岩井涼真を相手に開始30秒に奪った巴投「技有」による優勢勝ちで先制点を挙げ、続く次鋒戦も松村が羽田野竜輝から意表を突く逆(左)の体落で「一本」を奪って早くもスコアを2-0に伸ばす。3戦引き分けを経た副将戦では100kg級枠で出場した村尾三四郎が1階級上のポイントゲッター藤鷹裕大と手堅く引き分け、この時点で優勝を決めた。最終戦は安部光太が森健心と引き分けてまとめ、最終スコアは2-0だった。

上水研一朗監督は「この大会は難しい。準々決勝以降はもう1回やったら全く違う結果になるのでは」とこの日を振り返って、「選手が良くやってくれた」と安堵の表情。勝因を問われると「配列抽選で、内村を先鋒で使えたこと」と、「全員が団体戦の戦い方を徹底したこと」の2つを挙げた。

主将の松村はメンバー中唯一、この3週間半で行われた3大会に皆勤。初戦の全日本学生優勝大会(11月13日~14日)で太腿を肉離れして稽古出来ない期間もあったが、「軽量級の選手は団体戦に慣れていないので、組み手や考え方、団体戦の戦い方をアドバイスした」とのこと。目標通りの3大会連続Vに、「チームをまとめる責任を果たせた」と笑顔を見せていた。

成績上位者、上水監督と松村主将のコメント、準々決勝以降の対戦詳細は下記。

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2大会連続、12度目の優勝を飾った東海大。

【成績上位者】
優 勝:東海大
準優勝:明治大
第三位:日本大、国士舘大
第五位:國學院大、日本体育大、帝京科学大、天理大

東海大・上水研一朗監督のコメント
「あらためてこの大会は難しい。準々決勝以降はもう1回やったら全く違う結果になるかもしれない。その中で、最終日の配列で73kg級が先鋒になり、内村からスタート出来たことが大きかった。流れを作った、今日のキーマンでした。また、例年と違って最終日の配列が事前に決まっていたので、戦い方をきちんと定められたことが良かった。全員の意思統一が出来ていました。団体戦の戦い方は個人戦とまったく違う。7人で1つの勝利をもぎ取ることが目標ですが、選手が自分のエゴではなく、チームが勝つことを優先した戦い方をしてくれた。(―2冠達成)優勝大会の時もお話した通り、コロナの影響で、とてもこんなことを狙える状況ではなかった。『完走出来るかな』とスタートしたシリーズ。ローテーション策を取り、3大会全て出たのは主軸で減量のない松村のみ。出来る限りのことをやって、なんとか最後まで走ることが出来た。そういう3大会でした。」

東海大・松村颯祐主将のコメント
「個人的には怪我で練習できない期間もありましたが、とにかくチーム全員で力を出すんだ、出来ることをやろうと。普段団体戦の機会が少ない軽量級の選手に団体戦の考え方や戦い方など、アドバイスをしたり、自分なりの貢献をしようと頑張った。チームをまとめる責任を少しは果たせたかなと思います。(-決勝は左技、体落で一本勝ちでした)自分としては内股のつもりで掛けたんですが、足が上がっていなかったですか(笑)。もともと左の大内刈を練習していたのですが、それが周りにバレて来たので腰を切ってみたらいいのではないかと内股もやり始めた。試合で掛けたのは初めてですが、いい場面で決まって良かったです。」

【準々決勝】

東海大 6-1 國學院大
[先鋒・73kg級]内村秀資〇裏投(3:40)△川田武史
[次鋒・100kg超級]松村颯祐〇裏投(0:34)△斉本研アレクサンドル
[五将・81kg級]山中堅盛〇裏投(2:16)△井上泰司
[中堅・60kg級]市川龍之介〇優勢[技有]△城野琉来
[三将・66kg級]林大智△反則[指導3](3:15)〇武岡毅
[副将・100kg級]鈴木直登〇送襟絞(3:47)△山本瑛介
[大将・90kg級]村尾三四郎〇大外刈(3:53)△押領司龍星

日本大 ①代-1 日本体育大
[先鋒・73kg級]松山葵偉×引分×石原樹
[次鋒・100kg超級]東部直希×引分×グリーンカラニ海斗
[五将・81kg級]賀持喜道×引分×塚本綾
[中堅・60kg級]多田風太△反則[指導3](3:24)〇井上拓茉
[三将・66kg級]藤原大晴×引分×森大将
[副将・100kg級]山口貴也×引分×平山才稀
[大将・90kg級]北條嘉人〇合技[谷落・一本背負投](3:56)△海堀陽弥
[代表・66kg級]藤原大晴〇GS技有・背負投(2:51)△森大将

国士舘大 4-0 帝京平成大
[先鋒・73kg級]髙橋慧〇袈裟固(1:14)△吉寶武蔵
[次鋒・100kg超級]髙橋翼×引分×仲南央斗
[五将・81kg級]田中優大〇合技[小内刈・背負投](2:41)△菊池岳
[中堅・60kg級]近藤隼斗〇合技[内股・背負投](2:32)△出口嘉人
[三将・66kg級]唯野己哲×引分×幸田朗
[副将・100kg級]金澤聡瑠〇払腰(0:38)△加藤涼真
[大将・90kg級]中西一生×引分×橋本健太

明治大 2-1 天理大
[先鋒・73kg級]岩井涼真〇送襟絞(0:44)△勝部翔
[次鋒・100kg超級]羽田野竜輝△優勢[技有]〇酒井晃輝
[五将・81kg級]平野龍也×引分×中村洸登
[中堅・60kg級]末松賢×引分×古志侑樹
[三将・66kg級]佐藤大知〇合技[隅返・横四方固](3:15)△竹内龍生
[副将・100kg級]藤鷹裕大×引分×植岡虎太郎
[大将・90kg級]森健心×引分×新井涼平

【準決勝】

明治大 2-1 国士舘大
[先鋒・73kg級]岩井涼真×引分×三谷大
[次鋒・100kg超級]羽田野竜輝×引分×髙橋翼
[五将・81kg級]平野龍也×引分×竹市大祐
[中堅・60kg級]末松賢△優勢[技有・隅返]〇近藤隼斗
[三将・66kg級]佐藤大知〇優勢[技有・一本背負投]△唯野己哲
[副将・100kg級]藤鷹裕大×引分×金澤聡瑠
[大将・90kg級]森健心〇優勢[技有・谷落]△中西一生

東海大〇0代-0△日本大
[先鋒・73kg級]内村秀資×引分×村上優哉
[次鋒・100kg超級]松村颯祐×引分×東部直希
[五将・81kg級]山中堅盛×引分×賀持喜道
[中堅・60kg級]市川龍之介×引分×大田原優斗
[三将・66kg級]岸武蔵△両者反則負(3:08)△藤原大晴
[副将・100kg級]村尾三四郎×引分×山口貴也
[大将・90kg級]安部光太×引分×北條嘉人
[代表・73kg級]内村秀資〇GS技有・巴投(1:26)△村上優哉

東海大 2-0 明治大
[先鋒・73kg級]内村秀資○優勢[技有]△岩井涼真
[次鋒・100kg超級]松村颯祐○体落(3:04)△羽田野竜輝
[五将・81kg級]山中堅盛×引分×平野龍也
[中堅・60kg級]市川龍之介×引分×末松賢
[三将・66kg級]林大智×引分×佐藤大知
[副将・100kg級]村尾三四郎×引分×藤鷹裕大
[大将・90kg級]安部光太×引分×森健心


(記事 古田英毅/写真 坂口美貴・eJudo編集部)

※ eJudoメルマガ版12月8日掲載記事より転載・編集しています。

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