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【ニュース】復調ツェンドオチルがオール「一本」で圧勝V、81kg級はカッスが順当に制す/グランドスラム・アブダビ2021第2日男子

(2021年11月28日)

※ eJudoメルマガ版11月27日掲載記事より転載・編集しています。
復調ツェンドオチルがオール「一本」で圧勝V、81kg級はカッスが順当に制す
グランドスラム・アブダビ2021第2日男子(73kg級、81kg級)
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73kg級決勝、ツェンドオチル・ツォグトバータルがヒクマティロフ・ツラエフから裏投「技有」

有力選手多数、激戦となった73kg級は東京五輪銅メダリストのツェンドオチル・ツォグトバータル(モンゴル)が全試合一本勝ちで優勝を飾った。2回戦でジェロエン・カッス(ベルギー)を3分19秒の背負投「一本」、準々決勝でマルティン・ホヤック(スロベニア)を2分55秒の袖釣込腰「一本」、準決勝でアルメン・アガイアン(ロシア)をGS延長戦の54秒の小外刈「一本」と抜群の内容で決勝に進出。決勝では、前戦で東京五輪銀メダリストのラシャ・シャヴダトゥアシヴィリ(ジョージア)を大外巻込「一本」で破っているヒクマティロフ・ツラエフ(ウズベキスタン)を、2分57秒、裏投と横四方固の合技「一本」で退けた。この日のツェンドオチルは3週間前のグランドスラム・バクーとはまるで別人。不調のまま地力頼りの「指導」奪取戦術でなんとか3位を確保した同大会から一転、スピードと技の切れ味という本来の特徴を存分に発揮して「一本」の山を築いた。3位にはアガイアンとシャヴダトゥアシヴィリが入賞した。

注目されていたロシアの若手2名は前述のとおりアガイアンが3位、そしてカズベク・ナグチェフ(ロシア)が7位という結果。アガイアンがツェンドオチル、ナグチェフがシャヴダトゥアシヴィリにソモン・マフマドベコフ(タジキスタン)といずれも上位陣の壁に弾き返された格好。とはいえアガイアンはヴィクトル・ステルプ(モルドバ)に浮落「一本」、マフマドベコフに「指導3」の反則、ナグチェフもガンバータル・オドバヤル(モンゴル)に横四方固「一本」と揃って強豪に勝利。敗れた試合でも五分の戦いを見せ、成績以上のインパクトを残した。今後もツアーに送り込まれることは間違いないだろう。

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81kg級決勝、マティアス・カッスがアラン・フベトソフから内股透「一本」

81kg級は2021年ブダペスト世界選手権王者のマティアス・カッス(ベルギー)が順当に優勝を飾った。カッスは2回戦でコンスタンティン・ガブン(カナダ)から僅か49秒の間に隅落と縦四方固の合技「一本」を得て順調に大会をスタート。しかしここから調子が上がらず、準々決勝は格下のセルギー・クリヴチャチ(ウクライナ)に粘られてしまいGS延長戦3分31秒の「指導3」、準決勝はアスラン・ラッピナゴフ(ロシア)にGS延長戦46秒の「指導3」と内容的には苦しい勝ち上がり。ただしまとめの決勝はこれぞカッスというたくみな試合運び。アラン・フベトソフ(ロシア)を相手に「指導2」を先行してのGS1分17秒、場外際で自らの小内刈を起点に相手の内股を誘い、鮮やかに透かしての内股透「一本」で優勝を決めた。3位にはラクラン・ムーアヘッド(イングランド)とラッピナゴフが入賞した。

各階級の入賞者と準々決勝以降の結果は下記。

■ 73kg級
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73kg級メダリスト。左から2位のヒクマティロフ・ツラエフ、優勝のツェンドオチル・ツォグトバータル、3位のアルメン・アガイアンとラシャ・シャヴダトゥアシヴィリ

(エントリー27名)

【入賞者】
1.TSEND-OCHIR, Tsogtbaatar (MGL)
2.TURAEV, Khikmatillokh (UZB)
3.AGAIAN, Armen (RUS)
3.SHAVDATUASHVILI, Lasha (GEO)
5.MAKHMADBEKOV, Somon (TJK)
5.HOJAK, Martin (SLO)
7.NAGUCHEV, Kazbek (RUS)
7.STERPU, Victor (MDA)

【成績上位者】
優 勝:ツェンドオチル・ツォグトバータル(モンゴル)
準優勝:ヒクマティロフ・ツラエフ(ウズベキスタン)
第三位:アルメン・アガイアン(ロシア)、ラシャ・シャヴダトゥアシヴィリ(ジョージア)

【準々決勝】
ラシャ・シャヴダトゥアシヴィリ(ジョージア)○GS技有・小外刈(GS6:50)△カズベク・ナグチェフ(ロシア)
ヒクマティロフ・ツラエフ(ウズベキスタン)○小外掛(0:27)△ソモン・マフマドベコフ(タジキスタン)
ツェンドオチル・ツォグトバータル(モンゴル)○袖釣込腰(2:55)△マルティン・ホヤック(スロベニア)
アルメン・アガイアン(ロシア)○GS浮落(GS0:20)△ヴィクトル・ステルプ(モルドバ)

【敗者復活戦】
ソモン・マフマドベコフ(タジキスタン)○GS反則[指導3](GS1:40)△カズベク・ナグチェフ(ロシア)
マルティン・ホヤック(スロベニア)○大内刈(2:10)△ヴィクトル・ステルプ(モルドバ)

【準決勝】
ヒクマティロフ・ツラエフ(ウズベキスタン)○GS大外巻込(GS4:48)△ラシャ・シャヴダトゥアシヴィリ(ジョージア)
ツェンドオチル・ツォグトバータル(モンゴル)○GS小外刈(GS0:54)△アルメン・アガイアン(ロシア)

【3位決定戦】
アルメン・アガイアン(ロシア)○GS反則[指導3](GS1:40)△ソモン・マフマドベコフ(タジキスタン)
ラシャ・シャヴダトゥアシヴィリ(ジョージア)○GS技有・小内刈(GS2:57)△マルティン・ホヤック(スロベニア)

【決勝】
ツェンドオチル・ツォグトバータル(モンゴル)○合技[裏投・横四方固](2:33)△ヒクマティロフ・ツラエフ(ウズベキスタン)

■ 81kg級
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81kg級メダリスト。左から2位のアラン・フベトソフ、優勝のマティアス・カッス、3位のラクラン・ムーアヘッドとアスラン・ラッピナゴフ

(エントリー27名)

【入賞者】
1.CASSE, Matthias (BEL)
2.KHUBETSOV, Alan (RUS)
3.MOORHEAD, Lachlan (GBR)
3.LAPPINAGOV, Aslan (RUS)
5.GRAMKOW, Tim (GER)
5.TOJIEV, Arslonbek (UZB)
7.KRIVCHACH, Sergii (UKR)
7.DRZYMAL, Pawel (POL)

【成績上位者】
優 勝:マティアス・カッス(ベルギー)
準優勝:アラン・フベトソフ(ロシア)
第三位:ラクラン・ムーアヘッド(イングランド)、アスラン・ラッピナゴフ(ロシア)

【準々決勝】
マティアス・カッス(ベルギー)○GS反則[指導3](GS3:31)△セルギー・クリヴチャチ(ウクライナ)
アスラン・ラッピナゴフ(ロシア)○GS払腰(GS0:42)△ラクラン・ムーアヘッド(イギリス)
アラン・フベトソフ(ロシア)○優勢[技有・背負投]△アルスロンベク・トジエフ(ウズベキスタン)
ティム・グラムコフ(ドイツ)○GS技有・浮落(GS1:20)△パヴェル・ドルジマール(ポーランド)

【敗者復活戦】
ラクラン・ムーアヘッド(イギリス)○GS合技[大外刈・肩車](GS1:48)△セルギー・クリヴチャチ(ウクライナ)
アルスロンベク・トジエフ(ウズベキスタン)○合技[浮腰・体落](1:18)△パヴェル・ドルジマール(ポーランド)

【準決勝】
マティアス・カッス(ベルギー)○GS反則[指導3](GS0:46)△アスラン・ラッピナゴフ(ロシア)
アラン・フベトソフ(ロシア)○GS小外刈(GS0:12)△ティム・グラムコフ(ドイツ)

【3位決定戦】
ラクラン・ムーアヘッド(イギリス)○一本背負投(2:53)△ティム・グラムコフ(ドイツ)
アスラン・ラッピナゴフ(ロシア)○GS反則[指導3](GS3:14)△アルスロンベク・トジエフ(ウズベキスタン)

【決勝】
マティアス・カッス(ベルギー)○GS内股透(GS1:17)△アラン・フベトソフ(ロシア)

※ eJudoメルマガ版11月27日掲載記事より転載・編集しています。

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