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【プレビュー】日本代表の新顔4人に期待、スター選手破って一気の出世なるか/グランドスラム・バクー2021第2日男子プレビュー

(2021年11月6日)

※ eJudoメルマガ版11月6日掲載記事より転載・編集しています。
日本代表の新顔4人に期待、スター選手破って一気の出世なるか/グランドスラム・バクー2021第2日男子プレビュー
73kg級、81kg級
■ 73kg級 オルジョフらトップ選手多数、大吉賢と塚本綾はともに2回戦に大きな山場
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選抜体重別で決勝まで進んだ大吉賢。

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塚本綾はツェンドオチル・ツォグトバータル戦が山場。

(エントリー23名)

トップ選手が多数参加したレベルの高いトーナメント。世界大会で幾度もメダルを獲得しているルスタン・オルジョフ(アゼルバイジャン)とヒダヤット・ヘイダロフ(アゼルバイジャン)の地元のスター2人を筆頭に、東京五輪銅メダリストのツェンドオチル・ツォグトバータル(モンゴル)、2020年欧州選手権の覇者ヴィクトル・ステルプ(モルドバ)、ロシア期待の若手のマフマドベク・マフマドベコフ(ロシア)と魅力的なメンバーが揃った。

ここに挑む日本代表は大吉賢(了徳寺大職)と塚本綾(日本体育大4年)の日本体育大(大吉はOB)コンビ。いずれも技一発の威力が売りの超攻撃型だ。大吉は今年の全日本選抜体重別選手権の準優勝者、代名詞でもある裏投は抜群の破壊力を持つ。今回は2回戦でオルジョフとの対戦が組まれており、ここが最大の山場。長身で密着を好むオルジョフとは間合いが噛み合うと思われ、勝っても負けても「一本」決着となることは必至だ。楽しみ極まりない一番。

一方の塚本は2018年世界ジュニア選手権の準優勝者。こちらも2回戦に大きな山が設定されており、早くも第1シードのツェンドオチルと戦うことになる。ツェンドオチルもスピードを活かした攻撃的柔道が持ち味の選手であり、これも塚本と柔道が噛み合う。相性的には戦いやすい相手のはず。格上相手ではあるが、塚本らしい思い切りの良い柔道を見せて欲しい。

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地元の英雄ルスタン・オルジョフ。

【プールA】
第1シード:ツェンドオチル・ツォグトバータル(モンゴル)
第8シード:エリック・ハム(イギリス)
日本代表選手:塚本綾(日本体育大4年)

【プールB】
第4シード:ヒダヤット・ヘイダロフ(アゼルバイジャン)
第5シード:マフマドベク・マフマドベコフ(ロシア)

【プールC】
第2シード:ヴィクトル・ステルプ(モルドバ)
第7シード:アルテム・ホムラ(ウクライナ)

【プールD】
第3シード:ルスタン・オルジョフ(アゼルバイジャン)
第6シード:アユブ・ハジャリエフ(ロシア)
日本代表選手:大吉賢(了徳寺大職)

■ 81kg級 準々決勝に大一番、友清光がボルチャシヴィリ、賀持喜道がアルバイラクと対戦
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東京五輪で驚きのハイパフォーマンスを見せたシャミル・ボルチャシヴィリ。

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友清光はボルチャシヴィリと準々決勝を争う。

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シニア国際大会初参戦の賀持喜道。

(エントリー24名)

強豪とそれ以外が明確に分かれたトーナメント。第1シードに東京五輪銅メダリストのシャミル・ボルチャシヴィリ(オーストリア)、第2シードにはバクー世界選手権3位のヴェダット・アルバイラク(トルコ)が置かれ、この2名がそのまま優勝争いの軸だ。ほかに上位選手は第2シードのウングヴァリ ・アッティラ(ハンガリー)とゼベダ・レフヴィアシヴィリ(セルビア)くらいで、大混戦が常態の81kg級としては少々寂しい陣容となっている。

日本代表は友清光(日本製鉄)と賀持喜道(日本大3年)。友清は2019年の講道館杯王者で、同年にアジア・パシフィック選手権3位、ユニバーシアードでも優勝している実力者。国内大会やジュニアカテゴリでは好成績を残しているものの、国内の層の厚さのためになかなか国際大会の出場権を得られず、意外にもワールドツアーの参加は今回が2度目だ。持ち味は国士舘大らしいしつこい寝技と、大牟田高仕込みの厳しい組み手と担ぎ技。今回は準々決勝でボルチャシヴィリと対戦予定となっている。幸いそこまでは特筆すべき相手との対戦はなく、良い内容で勝ち上がって勢いに乗り、ボルチャシヴィリも突破してしまいたい。

一方の賀持は高校時代から将来を嘱望された大物。高校3年時に負った釣り手の大怪我のために少々出遅れてしまった感はあるが、今年4月の全日本選抜体重別選手権で3位入賞を果たし、ついにワールドツアー初出場の権利を得た。得意技は強靭な体幹をベースに放たれる左内股。柔道の質が良すぎるゆえ対戦相手との地力の差がそのまま試合内容に反映されてしまいがちな面があるものの、初挑戦のシニア国際大会でどのような試合を見せてくれるのか非常に楽しみ。こちらもベスト8までこれといった相手との対戦はなく、準々決勝で対戦するアルバイラクが最初にして最大の山場だ。最低でもここまで勝ち上がり、世界のトップ選手に挑戦したい。

【プールA】
第1シード:シャミル・ボルチャシヴィリ(オーストリア)
第8シード:ニコン・ザボロスチュク(モルドバ)
日本代表選手:友清光(日本製鉄)

【プールB】
第4シード:ドリン・ゴトノアガ(モルドバ)
第5シード:ドミニク・ドルゼタ(クロアチア)

【プールC】
第2シード:ヴェダット・アルバイラク(トルコ)
第7シード:エルジャン・ハジエフ(アゼルバイジャン)
日本代表選手:賀持喜道(日本大3年)

【プールD】
第3シード:ウングヴァリ ・アッティラ(ハンガリー)
第6シード:ゲレルツヤ・ボロルオチル(モンゴル)
有力選手:ゼベダ・レフヴィアシヴィリ(セルビア)

※ eJudoメルマガ版11月6日掲載記事より転載・編集しています。

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