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[速報]新添左季がビッグタイトル獲得、充実の全試合「一本」/グランドスラム・パリ2021最終日女子

(2021年10月18日)

※ eJudoメルマガ版10月18日掲載記事より転載・編集しています。
[速報]新添左季がビッグタイトル獲得、充実の全試合「一本」
グランドスラム・パリ2021最終日女子(70kg級、78kg級、78kg超級)
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70kg級準決勝、新添左季がエレン・サンタナから大外刈「一本」。

グランドスラム・パリは17日、現地のアコーホテルズ・アリーナで最終日の男女あわせて7階級の競技が行われ、女子の日本勢は70kg級の新添左季(自衛隊体育学校)が優勝を飾った。新添のグランドスラム大会制覇は2016年12月のグランドスラム東京以来、2度目。

新添は全試合一本勝ち。事実上の決勝と目された準々決勝の大野陽子(コマツ)戦は試合時間僅か1分28秒、小外刈と崩上四方固の合技「一本」で完勝。ブダペスト世界選手権の覇者バルバラ・マティッチ(クロアチア)を畳に迎えた決勝も、危ない場面ないまま2分40秒横四方固「一本」で勝負を決めた。

新添は抜群の出来、優勝した4月の全日本選抜体重別を凌ぐ仕上り。組み手の精度、技の威力とも申し分なく、初戦のルーシー・ジャロ(フランス)戦では鮮やかな「フォンセカ」(あるいは「モチダ」。相手を大内刈等で下げて逆の足を狙う二段の払釣込足)を決めるなど足技にも進化を見せた。70kg級新一番手の座を得るにふさわしいパフォーマンスだった。

新添に敗れた大野は敗者復活戦を勝ち上がり、銅メダルを確保。3位決定戦はランキング33位のケリー・ピーターセン=ポラード(イギリス)に「指導」を先行されて試合時間は7分13秒に及んだが、最後は内股「技有」を得て勝利した。

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78kg級決勝、アレクサンドラ・バビンツェワが髙山莉加から小外掛「一本」

78kg級はアレクサンドラ・バビンツェワ(ロシア)が優勝。決勝は日本代表の髙山莉加(三井住友海上)を小外掛「一本」で破った。髙山は準決勝までは文句なしの内容で優勝濃厚と思われたが、画竜点睛を欠いた。

フランスの若手有望選手4人による競演となった78kg超級はしかし、ラズ・ヘルシュコ(イスラエル)が優勝。準決勝でジュリア・トロフア(フランス)を「指導3」で破ると、決勝では欧州ジュニア3連覇のレア・フォンテーヌ(フランス)と激戦。フォンテーヌの巨体に怖じずに担ぎ技を繰り出し、小内刈で崩し、GS延長戦35秒「指導3」を得て勝利を決めた。ヘルシュコ以外の表彰台3名はフランス勢が占めた。

各階級の入賞者と準々決勝以降の結果、日本代表選手全試合の結果は下記。

■ 70kg級
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70kg級メダリスト。左から2位のバルバラ・マティッチ、優勝の新添左季、3位のヒルデ・ヤヘルと大野陽子。

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準々決勝、新添左季が大野陽子から小外刈「技有」

(エントリー13名)

【入賞者】
1.NIIZOE, Saki (JPN)
2.MATIC, Barbara (CRO)
3.JAGER, Hilde (NED)
3.ONO, Yoko (JPN)
5.SANTANA, Ellen (BRA)
5.PETERSEN POLLARD, Kelly (GBR)
7.TSERENDULAM, Enkhchimeg (MGL)
7.YEATS-BROWN, Katie-Jemima (GBR)

【準々決勝】
バルバラ・マティッチ(クロアチア)○合技[大内刈・横四方固](2:34)△ツェレンデュラム・エンフチメグ(モンゴル)
ケリー・ピーターセン=ポラード(イギリス)○片手絞(2:30)△ヒルデ・ヤヘル(オランダ)
新添左季○合技[小外刈・崩上四方固](1:28)△大野陽子
エレン・サンタナ(ブラジル)○優勢[技有・大内刈]△ケイティ=ジェミマ・イェーツ=ブラウン(イギリス)

【敗者復活戦】
ヒルデ・ヤヘル(オランダ)○反則[指導3](2:29)△ツェレンデュラム・エンフチメグ(モンゴル)
大野陽子○崩上四方固(2:54)△ケイティ=ジェミマ・イェーツ=ブラウン(イギリス)

【準決勝】
バルバラ・マティッチ(クロアチア)○優勢[技有・内股]△ケリー・ピーターセン=ポラード(イギリス)
新添左季○大外刈(2:08)△エレン・サンタナ(ブラジル)

【3位決定戦】
ヒルデ・ヤヘル(オランダ)○合技[小内刈・袈裟固](4:00)△エレン・サンタナ(ブラジル)
大野陽子○GS技有・内股(GS3:13)△ケリー・ピーターセン=ポラード(イギリス)

【決勝】
新添左季○横四方固(2:40)△バルバラ・マティッチ(クロアチア)

【日本代表選手勝ち上がり】

新添左季(自衛隊体育学校)
成績:優勝


【1回戦】
新添左季○合技[内股・払釣込足](1:32)△ルーシー・ジャロ(フランス)

【準々決勝】
新添左季○合技[小外刈・崩上四方固](1:28)△大野陽子

【準決勝】
新添左季○大外刈(2:08)△エレン・サンタナ(ブラジル)

【決勝】
新添左季○横四方固(2:40)△バルバラ・マティッチ(クロアチア)

大野陽子(コマツ)
成績:3位


【準々決勝】
大野陽子△合技[小外刈・崩上四方固](1:28)○新添左季

【敗者復活戦】
大野陽子○崩上四方固(2:54)△ケイティ=ジェミマ・イェーツ=ブラウン(イングランド)

【3位決定戦】
大野陽子○GS技有・内股(GS3:13)△ケリー・ピーターセン=ポラード(イングランド)

■ 78kg級
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78kg級メダリスト。左から2位の髙山莉加、優勝のアレクサンドラ・バビンツェワ、3位のインバル・ラニルとルイーズ・マルツァーン。

(エントリー16名)

【入賞者】
1.BABINTSEVA, Aleksandra (RUS)
2.TAKAYAMA, Rika (JPN)
3.LANIR, Inbar (ISR)
3.MALZAHN, Luise (GER)
5.STEVENSON, Karen (NED)
5.BOEHM, Alina (GER)
7.POWELL, Natalie (GBR)
7.CAMARA, Sama Hawa (FRA)

【準々決勝】
ルイーズ・マルツァーン(ドイツ)○合技[腰車・袈裟固](3:15)△ナタリー・パウエル(イギリス)
アレクサンドラ・バビンツェワ(ロシア)○腕挫十字固(1:31)△インバル・ラニル(イスラエル)
髙山莉加○縦四方固(1:15)△サマ=アワ・カマハ(フランス)
カレン・スティーフェンソン(オランダ)○GS技有・外巻込(GS1:45)△アリナ・ブーン(ドイツ)

【敗者復活戦】
インバル・ラニル(イスラエル)○隅落(0:28)△ナタリー・パウエル(イギリス)
アリナ・ブーン(ドイツ)○GS技有・大内刈(GS0:35)△サマ=アワ・カマハ(フランス)

【準決勝】
アレクサンドラ・バビンツェワ(ロシア)○崩袈裟固(1:09)△ルイーズ・マルツァーン(ドイツ)
髙山莉加○合技[一本背負投・崩上四方固](0:34)△カレン・スティーフェンソン(オランダ)

【3位決定戦】
インバル・ラニル(イスラエル)○送襟絞(0:23)△カレン・スティーフェンソン(オランダ)
ルイーズ・マルツァーン(ドイツ)○優勢[技有・一本背負投]△アリナ・ブーン(ドイツ)

【決勝】
アレクサンドラ・バビンツェワ(ロシア)○小外掛(2:48)△髙山莉加

【日本代表選手勝ち上がり】

髙山莉加(三井住友海上)
成績:2位


【1回戦】
髙山莉加○優勢[技有・内股]△カルラ・プロダン(クロアチア)

【準々決勝】
髙山莉加○縦四方固(1:15)△サマ=アワ・カマハ(フランス)

【準決勝】
髙山莉加○合技[一本背負投・崩上四方固](0:34)△カレン・スティーフェンソン(オランダ)

【決勝】
髙山莉加△小外掛(2:48)○アレクサンドラ・バビンツェワ(ロシア)

泉真生(コマツ)
成績:1回戦敗退


【1回戦】
泉真生△裏投(1:20)○ナタリー・パウエル(イングランド)

■ 78kg超級
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78kg超級メダリスト。左から2位のレア・フォンテーヌ、優勝のラズ・ヘルシュコ、3位のジュリア・トロフアとコラリー・ハイメ

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決勝、ラズ・ヘルシュコがレア・フォンテーヌを小内刈で崩す。幾度かポイント級の投げがあった。

(エントリー9名)

【入賞者】
1.HERSHKO, Raz (ISR)
2.FONTAINE, Lea (FRA)
3.TOLOFUA, Julia (FRA)
3.HAYME, Coralie (FRA)
5.M BAIRO, Anne Fatoumata (FRA)
5.NUNES, Rochele (POR)
7.AMARSAIKHAN, Adiyasuren (MGL)
7.KORO, Essohanam Noeline (TOG)

【準々決勝】
ホシェリ・ヌネス(ポルトガル)○合技[外巻込・外巻込](3:10)△アマルサイハン・アディヤスレン(モンゴル)
レア・フォンテーヌ(フランス)○GS反則[指導3](GS1:56)△アン=ファトゥメタ・ムバイロ(フランス)
ラズ・ヘルシュコ(イスラエル)○合技[袖釣込腰・崩上四方固](0:57)△エッソハナム=ノエリン・コロ(トーゴ)
ジュリア・トロフア(フランス)○優勢[技有・大外刈]△コラリー・ハイメ(フランス)

【敗者復活戦】
アン=ファトゥメタ・ムバイロ(フランス)○合技[大外巻込・後袈裟固](3:31)△アマルサイハン・アディヤスレン(モンゴル)
コラリー・ハイメ(フランス)○合技[体落・横四方固](0:29)△エッソハナム=ノエリン・コロ(トーゴ)

【準決勝】
レア・フォンテーヌ(フランス)○棄権(2:38)△ホシェリ・ヌネス(ポルトガル)
※負傷による
ラズ・ヘルシュコ(イスラエル)○反則[指導3](3:41)△ジュリア・トロフア(フランス)

【3位決定戦】
ジュリア・トロフア(フランス)○反則[指導3](3:45)△アン=ファトゥメタ・ムバイロ(フランス)
コラリー・ハイメ(フランス)○不戦△ホシェリ・ヌネス(ポルトガル)

【決勝】
ラズ・ヘルシュコ(イスラエル)○GS反則[指導3](GS0:35)△レア・フォンテーヌ(フランス)

※ eJudoメルマガ版10月18日掲載記事より転載・編集しています。

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