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[速報]佐々木健志全試合一本勝ち、異次元の強さで圧勝V/グランドスラム・パリ2021最終日男子

(2021年10月18日)

※ eJudoメルマガ版10月18日掲載記事より転載・編集しています。
[速報]佐々木健志全試合一本勝ち、異次元の強さで圧勝V
グランドスラム・パリ2021最終日男子(81kg級、90kg級、100kg級、100kg超級)
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81kg級決勝、佐々木健志がタト・グリガラシヴィリから内股「技有」。1分17秒の間に背負投、内股と立て続けに決める圧勝だった。

グランドスラム・パリは17日、現地のアコーホテルズ・アリーナで最終日の男女合わせて7階級の競技が行われ、男子の日本勢は81kg級の佐々木健志(ALSOK)と90kg級の長澤憲大(パーク24)の2人が優勝を飾った。

佐々木は異次元級の出来。アノー・アレグバ(フランス)戦を相手の首を深く制しての豪快な隅落「一本」、アルフォンソ・ウルキサ=ソラナ(スペイン)を1分15秒袈裟固「一本」と順調に勝ち上がると、準々決勝では6月のブダペスト世界選手権を制したマティアス・カッス(ベルギー)を寝勝負に引きずり込み、何もさせぬまま1分9秒横四方固「一本」。準決勝でゲレルツヤ・ボロルオチル(モンゴル)を内股透と崩上四方固の合技「一本」であっさりし退けると、決勝はタト・グリガラシヴィリ(ジョージア)を1分17秒の間に背負投と内股で2度投げつけて合技「一本」。全試合一本勝ち、すべて相手に何もさせない一方的な内容で優勝を決めた。

全体を通じて「グランプリ」レベルの陣容、地元フランスの若手育成大会の様相を呈した今大会にあって、カッスとグリガラシヴィリの超一線級2人がエントリーしたこの男子81kg級だけは世界大会なみの難易度。その中にあって、この世界選手権ファイナリスト2人をまったく相手にしなかった佐々木の強さは異常。昨年来国内で示し続けた強さが本物であることを証明した大会となった。

同時派遣された藤原崇太郎(旭化成)も3位の健闘。準決勝でグリガラシヴィリに敗れたが、3位決定戦では世界選手権で敗れたカッスから左体落「技有」を奪う意地を見せて表彰台に滑り込んだ。

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90kg級決勝、長澤憲大がフセン・ハルモルザエフから浮落「技有」

90kg級の長澤は準々決勝から続いた強敵との3連戦をしぶとく勝ち抜き、3月のグランドスラム・タシケントに続くキャリア4度目のグランドスラム制覇。81kg級から転向したルカ・マイスラゼ(ジョージア)をGS延長戦の「指導3」、同じく81kg級から階級を上げて今大会が初戦のアンリ・エグティゼ(ポルトガル)をGS延長戦の隅落「技有」、決勝はフセン・ハルモルザエフ(ロシア)を浮落「技有」で破って優勝を決めた。

同時派遣の村尾三四郎(東海大3年)は5位に沈んだ。準々決勝でハルモルザエフの手数の前に後手を踏み、「指導」差0-3で完敗。3位決定戦はエクティゼの小外刈に捕まってまさかの一本負け、表彰台に登ることすら出来なかった。

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100kg超級2回戦、小川雄勢はユール・スパイカースの一本背負投に捕まって一本負け。

100kg級と100kg超級の日本勢は全員が初戦敗退。

100kg級の飯田健太郎(旭化成)は2回戦で、フランスの3番手セドリック・オリヴァに一本負け。不用意に首を抱こうと手を伸ばした甘い組み手を突かれて背中を抱かれ、送足払を食って畳に沈んだ。

100kg超級の小川雄勢(パーク24)はユール・スパイカース(オランダ)に一本背負投「一本」で苦杯。あおられて潰され、押されて場外に出され、最後は担がれる完敗だった。佐藤和哉(日本製鉄)は第1シードのイナル・タソエフ(ロシア)に不用意に仕掛けた前技を捕まえられ、得意の裏投を食って「技有」失陥。大型選手を追撃するモードの持ち合わせがなく、そのまま優勢負けを喫した。

この2階級はいずれもロシア勢が勝利。100kg級はアルマン・アダミアンが優勝。決勝は階級・国籍変更してこれが2戦目のアスレイ・ゴンザレス(ルーマニア)を小外掛「一本」で破った。

100kg超級の勝者はタソエフ。決勝は今大会から階級を上げたシリル・マレ(フランス)に巴投「技有」を先行されたが、裏投「技有」、崩袈裟固「技有」と連取して逆転勝ちした。

各階級の入賞者と準々決勝以降の結果、日本代表選手全試合の結果は下記。

■ 81kg級
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81kg級メダリスト。左から2位のタト・グリガラシヴィリ、優勝の佐々木健志、3位のゲレルツヤ・ボロルオチルと藤原崇太郎。

(エントリー29名)

【入賞者】
1.SASAKI, Takeshi (JPN)
2.GRIGALASHVILI, Tato (GEO)
3.GERELTUYA, Bolor-Ochir (MGL)
3.FUJIWARA, Sotaro (JPN)
5.GNAMIEN, Tizie (FRA)
5.CASSE, Matthias (BEL)
7.HEIJMAN, Jim (NED)
7.GRAMKOW, Tim (GER)

【準々決勝】
タト・グリガラシヴィリ(ジョージア)○合技[隅落・浮落](2:56)△ティジ・ニャミアン(フランス)
藤原崇太郎○横四方固(3:27)△ジム・ヘイマン(オランダ)
佐々木健志○横四方固(1:09)△マティアス・カッス(ベルギー)
ゲレルツヤ・ボロルオチル(モンゴル)○優勢[技有・内股]△ティム・グラムコフ(ドイツ)

【敗者復活戦】
ティジ・ニャミアン(フランス)○優勢[技有・背負投]△ジム・ヘイマン(オランダ)
マティアス・カッス(ベルギー)○GS腕挫十字固(GS1:26)△ティム・グラムコフ(ドイツ)

【準決勝】
タト・グリガラシヴィリ(ジョージア)○優勢[技有・釣腰]△藤原崇太郎
佐々木健志○合技[内股透・崩上四方固](1:30)△ゲレルツヤ・ボロルオチル(モンゴル)

【3位決定戦】
ゲレルツヤ・ボロルオチル(モンゴル)○大内刈(1:24)△ティジ・ニャミアン(フランス)
藤原崇太郎○優勢[技有・体落]△マティアス・カッス(ベルギー)

【決勝】
佐々木健志○合技[背負投・内股](1:17)△タト・グリガラシヴィリ(ジョージア)

【日本代表選手勝ち上がり】

佐々木健志(ALSOK)
成績:優勝


【1回戦】
佐々木健志○隅落(2:37)△アノー・アレグバ(フランス)

【2回戦】
佐々木健志○袈裟固(1:15)△アルフォンソ・ウルキサ=ソラナ(スペイン)

【準々決勝】
佐々木健志○横四方固(1:09)△マティアス・カッス(ベルギー)

【準決勝】
佐々木健志○合技[内股透・崩上四方固](1:30)△ゲレルツヤ・ボロルオチル(モンゴル)

【決勝】
佐々木健志○合技[背負投・内股](1:17)△タト・グリガラシヴィリ(ジョージア)

藤原崇太郎(旭化成)
成績:3位


【1回戦】
藤原崇太郎○優勢[技有・大内刈](2:32)△ホセ=マリア・メンディオラ=イスキエタ(スペイン)

【2回戦】
藤原崇太郎○反則[指導3](3:45)△バプティスト・ピエール(フランス)

【準々決勝】
藤原崇太郎○横四方固(3:27)△ジム・ヘイマン(オランダ)

【準決勝】
藤原崇太郎△優勢[技有・釣腰]○タト・グリガラシヴィリ(ジョージア)

【3位決定戦】
藤原崇太郎○優勢[技有・体落]△マティアス・カッス(ベルギー)

■ 90kg級
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90kg級メダリスト。左から2位のフセン・ハルモルザエフ、優勝の長澤憲大、3位のアンリ・エグティゼとルカ・マイスラゼ。

(エントリー24名)

【入賞者】
1.NAGASAWA, Kenta (JPN)
2.KHALMURZAEV, Khusen (RUS)
3.EGUTIDZE, Anri (POR)
3.MAISURADZE, Luka (GEO)
5.MURAO, Sanshiro (JPN)
5.MATHIEU, Alexis (FRA)
7.DIAO, Abderahmane (SEN)
7.BORCHASHVILI, Wachid (AUT)

【準々決勝】
アレクシ・マチュー(フランス)○合技[浮腰・横四方固](2:10)△アブデラフマネ・ディアオ(セネガル)
フセン・ハルモルザエフ(ロシア)○反則[指導3](3:48)△村尾三四郎
アンリ・エグティゼ(ポルトガル)○GS合技[外巻込・小内刈](GS0:25)△ヴァヒド・ボルチャシヴィリ(オーストリア)
長澤憲大○GS反則[指導3](GS1:55)△ルカ・マイスラゼ(ジョージア)

【敗者復活戦】
村尾三四郎○合技[内股・崩上四方固](1:54)△アブデラフマネ・ディアオ(セネガル)
ルカ・マイスラゼ(ジョージア)○優勢[技有・釣腰]△ヴァヒド・ボルチャシヴィリ(オーストリア)

【準決勝】
フセン・ハルモルザエフ(ロシア)○GS反則[指導3](GS2:40)△アレクシ・マチュー(フランス)
長澤憲大○GS隅落(GS0:42)△アンリ・エグティゼ(ポルトガル)

【3位決定戦】
アンリ・エグティゼ(ポルトガル)○小外刈(1:35)△村尾三四郎
ルカ・マイスラゼ(ジョージア)○上四方固(2:42)△アレクシ・マチュー(フランス)

【決勝】
長澤憲大○優勢[技有・浮落]△フセン・ハルモルザエフ(ロシア)

【日本代表選手勝ち上がり】

長澤憲大(パーク24)
成績:優勝


【2回戦】
長澤憲大○優勢[技有・内股]△オーレリアン・ディエス(フランス)

【準々決勝】
長澤憲大○GS反則[指導3](GS1:55)△ルカ・マイスラゼ(ジョージア)

【準決勝】
長澤憲大○GS隅落(GS0:42)△アンリ・エグティゼ(ポルトガル)

【決勝】
長澤憲大○優勢[技有・浮落]△フセン・ハルモルザエフ(ロシア)

村尾三四郎(東海大3年)
成績:5位


【2回戦】
村尾三四郎○合技[小外掛・崩上四方固](2:16)△マルク・サバテル=ブラウ(スペイン)

【準々決勝】
村尾三四郎△反則[指導3](3:48)○フセン・ハルモルザエフ(ロシア)

【敗者復活戦】
村尾三四郎○合技[内股・崩上四方固](1:54)△アブデラフマネ・ディアオ(セネガル)

【3位決定戦】
村尾三四郎△小外刈(1:35)○アンリ・エグティゼ(ポルトガル)

■ 100kg級
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100kg級メダリスト。左から2位のアスレイ・ゴンザレス、優勝のアルマン・アダミアン、3位のシメオン・カタリナとオニセ・サネブリゼ。

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100kg級決勝、アダミアンがゴンザレスから小外掛「一本」

(エントリー18名)

【入賞者】
1.ADAMIAN, Arman (RUS)
2.GONZALEZ, Asley (ROU)
3.CATHARINA, Simeon (NED)
3.SANEBLIDZE, Onise (GEO)
5.OLIVAR, Cedric (FRA)
5.KUMRIC, Zlatko (CRO)
7.LIMA, Lucas (BRA)
7.DELVERT, Clement (FRA)

【準々決勝】
アルマン・アダミアン(ロシア)○棄権(2:25)△セドリック・オリヴァ(フランス)
※負傷による
ズラトコ・クムリッチ(クロアチア)○大内刈(1:15)△ルカス・リマ(ブラジル)
シメオン・カタリナ(オランダ)○合技[隅落・小外掛](3:05)△クレマン・デルヴェー(フランス)
アスレイ・ゴンザレス(ルーマニア)○GS体落(GS1:41)△オニセ・サネブリゼ(ジョージア)

【敗者復活戦】
セドリック・オリヴァ(フランス)○小内刈(0:33)△ルカス・リマ(ブラジル)
オニセ・サネブリゼ(ジョージア)○GS技有・隅落(GS0:36)△クレマン・デルヴェー(フランス)

【準決勝】
アルマン・アダミアン(ロシア)○反則[指導3](3:49)△ズラトコ・クムリッチ(クロアチア)
アスレイ・ゴンザレス(ルーマニア)○GS技有・背負投(GS1:50)△シメオン・カタリナ(オランダ)

【3位決定戦】
シメオン・カタリナ(オランダ)○小外掛(3:01)△セドリック・オリヴァ(フランス)
オニセ・サネブリゼ(ジョージア)○合技[釣込腰・隅落](0:44)△ズラトコ・クムリッチ(クロアチア)

【決勝】
アルマン・アダミアン(ロシア)○小外掛(1:09)△アスレイ・ゴンザレス(ルーマニア)

【日本代表選手勝ち上がり】

飯田健太郎(旭化成)
成績:2回戦敗退


【2回戦】
飯田健太郎△送足払(3:16)○セドリック・オリヴァ(フランス)

■ 100kg超級
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100kg超級メダリスト。左から2位のシリル・マレ、優勝のイナル・タソエフ、3位のジョセフ・テヘックとユール・スパイカース。

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100kg超級決勝、タソエフがマレから裏投「技有」

(エントリー32名)

【入賞者】
1.TASOEV, Inal (RUS)
2.MARET, Cyrille (FRA)
3.TERHEC, Joseph (FRA)
3.SPIJKERS, Jur (NED)
5.ODKHUU, Tsetsentsengel (MGL)
5.KOKAURI, Ushangi (AZE)
7.NDIAYE, Mbagnick (SEN)
7.KONOVAL, Christian (USA)

【準々決勝】
イナル・タソエフ(ロシア)○大内刈(3:54)△オドフー・ツェツェンツェンゲル(モンゴル)
ウシャンギ・コカウリ(アゼルバイジャン)○反則[指導3](2:56)△ムバグニク・ンジャイ(セネガル)
ジョセフ・テヘック(フランス)○裏投(2:50)△ユール・スパイカース(オランダ)
シリル・マレ(フランス)○隅落(1:58)△クリスティアン・コノヴァル(アメリカ)

【敗者復活戦】
オドフー・ツェツェンツェンゲル(モンゴル)○GS技有・隅落(GS2:26)△ムバグニク・ンジャイ(セネガル)
ユール・スパイカース(オランダ)○送襟絞(0:51)△クリスティアン・コノヴァル(アメリカ)

【準決勝】
イナル・タソエフ(ロシア)○反則[指導3](2:01)△ウシャンギ・コカウリ(アゼルバイジャン)
シリル・マレ(フランス)○GS送襟絞(GS2:03)△ジョセフ・テヘック(フランス)

【3位決定戦】
ジョセフ・テヘック(フランス)○GS技有・小内刈(GS1:09)△オドフー・ツェツェンツェンゲル(モンゴル)
ユール・スパイカース(オランダ)○大外刈(3:34)△ウシャンギ・コカウリ(アゼルバイジャン)

【決勝】
イナル・タソエフ(ロシア)○合技[裏投・横四方固](3:12)△シリル・マレ(フランス)

【日本代表選手勝ち上がり】

佐藤和哉(日本製鉄)
成績:2回戦敗退


【2回戦】
佐藤和哉△優勢[技有・裏投]○イナル・タソエフ(ロシア)

小川雄勢(パーク24)
成績:2回戦敗退


【2回戦】
小川雄勢△一本背負投(2:26)○ユール・スパイカース(オランダ)

※ eJudoメルマガ版10月18日掲載記事より転載・編集しています。

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