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「新たな区切りの出発、『パリの試合』で力を出せるかに注目」増地克之女子代表監督コメント要旨/グランドスラム・パリ2021

(2021年10月12日)

※ eJudoメルマガ版10月11日掲載記事より転載・編集しています。
「新たな区切りの出発、『パリの試合』で力を出せるかに注目」増地克之女子代表監督コメント要旨/グランドスラム・パリ2021
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女子日本代表・増地克之監督

グランドスラム・パリ(16日~17日)に出場する日本代表選手団が12日、成田空港から現地に向けて出発。出国に先立って報道陣の取材に応えた増地克之・女子代表監督のコメント要旨は下記。

――新たな区切りでの船出。今の気持ちは。

オリンピックが終わって2か月以上。パリ五輪までの厳しい戦いを勝ち抜くためにも、気を引き締めて戦っていく必要があるなと思っています。「終わったことは忘れて」というわけではないですけど、新たな気持ちで臨んでいく。

――新たな3年、今大会まずはどんなところを見ていくか。

GSパリに関しては、ブダペスト世界選手権で団体・個人の代表を務めた選手を含めて、五輪代表に続く選手をエントリーした。パリ五輪に向けて、全員がスタートラインにこれで立つ。非常に意気込みが伝わってくる大会になるだろうと思っています。

――各国は新たな顔、2番手、それに続く勢力の選手がエントリーしている。日本選手にどんな戦いを求めるか。

選手はとにかく結果を求めて戦うと思う。結果はもちろん大事、ただ求めすぎて自分の柔道が出来ないのは一番、よくない。とにかく、今持っている自分の力がどれくらい通用するのかを見極めて、パリ五輪に向けて1つのステップにしてもらいたい。

――世界ジュニア、これまで日本の得意としてきた寝技で海外勢が追随して来ている印象。日本代表、パリへの新たな進化ポイントは。

東京五輪まで取り組んで来た寝技とフィジカル面という強化は、変えることはないと思います。しっかりベースにしていく。寝技が出来る出来ないは大きく勝利に関わる。今持っている技術に満足せず、さらに立ち、寝、の技のバリエーションを身につけさせていきたい。

――70kg級で新井千鶴選手が引退して、今回は大野陽子選手・新添左季選手と追随する2人がエントリー。

70kg級はこの2人が中心になってくるとは思っています。ただあと3年、まだ時間があるわけですから、さらにプラスアルファ、新しい戦力が出て来ることを期待したい。この2人に関してもこれまで国際大会の実績は十分。いかに安定した成績が出せるかです。この2人はいいときもあれば悪いときもあり、波があった。その波を小さくすることがパリ五輪に繋がっていくと思う。

――今回派遣していない63kg級と78kg超級について。

63kg級に関しては、コンディションが思わしくないということで選手の派遣を見送った。
78kg超級に関しても同様。派遣を考えていた選手の怪我からの回復具合が万全ではないということでこの2階級に関してはエントリーを行わないこととした。

――この2階級の選手層についてパリ五輪に向けての期待、また不安材料など。

特に63kg級。今年の世界選手権に出た鍋倉、五輪代表の田代、ともに力がありながらメダルに絡めなかった。そして、アグベニュー選手という大きな壁がある階級でもある。金メダル獲るためには超えないといけない壁、そこに向けて選手層を厚くしていくことが求められている。そんな状況の中で、現在は怪我で選手がエントリー出来ない。厳しい戦いになる。今でも非常に危機感を感じている。78kg超級は素根、朝比奈とチャンピオン2人がいるが、2人に頼っているようではパリに向けての厳しい戦いを勝ち抜くことは難しい。世界選手権2位の冨田がここに絡んでこないといけない。また、しっかりコンディション整えて戦わせていきたい。

――48kg級,52kg級の2人は、五輪で結果を出した選手がいる中で3番手という位置づけかと思う。逆転するために、結果以上に何か求めることがあれば。

まずは外国人に対してしっかり結果を残せるかどうかが第一。加えて、直接対決でオリンピック、世界選手権代表に勝っていくことが必要。

――古賀若菜選手が世界選手権に続いてエントリー。期待したいのは。

6月の世界選手権では対外国人相手に非常に良い戦いをしてくれた。あの結果から、海外選手もかなりしっかり研究してくると思う。エントリーを見ると、今回はフランスのブクリが最大のライバルになると思う。世界ジュニアの直接対決で勝ってはいるがギリギリだった。研究されている中でいかに自分の力を発揮することが出来るか、また、このパリという場所、アウェイの大会でいかに自分の力を発揮できるかをしっかり見ていきたい。オリンピックはパリで行われるわけですし、これから来年、再来年と続くこの「パリでの戦い」は我々もしっかり見ていきたいと思っている。大いに期待したい。

※ eJudoメルマガ版10月11日掲載記事より転載・編集しています。

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