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【ニュース】創志学園が初優勝、決勝は佐賀商との競り合い制す/第70回インターハイ柔道競技女子団体試合

(2021年8月11日)

※ eJudoメルマガ版8月7日掲載記事より転載・編集しています。
創志学園が初優勝、決勝は佐賀商との競り合い制す
第70回インターハイ柔道競技女子団体試合
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決勝、創志学園の先鋒石岡来望が佐賀商・鹿歩夏から背負投「技有」

第70回インターハイ柔道競技は大会日程4日目のきょう11日、女子団体試合3回戦から決勝までの競技が行われ、創志学園高(岡山)が初優勝を果たした。

今大会の二強の一と目されていた創志学園は、先鋒に全国高校選手権63kg級王者石岡来望、大将に同無差別2位の椋木美希を置く強力布陣。しかし、初戦(2回戦)の津幡高(石川)戦では石岡が戸澗望愛に開始40秒の横四方固「一本」で敗れる厳しい出だし。この試合は椋木の勝利、そして代表戦に出場した石岡の送襟絞「一本」でなんとか勝ち抜いたが「簡単な試合はない。自分たちの甘さがよくわかった」(石岡)この試合でチームが引き締まった。1日明けて迎えた3回戦は天理高(奈良)を2-1、準々決勝は東海大静岡翔洋高(静岡)を3-0、準決勝は埼玉栄高(埼玉)を2-1と快勝続きで決勝進出。

迎えた決勝は予想通り佐賀商業高(佐賀)との対戦。先鋒戦と大将戦が全国高校選手権決勝の再現カードという、極めてレベルの高い顔合わせだ。先鋒戦は石岡が鹿歩夏から開始15秒左背負投で「技有」奪取。その後も守らず左袖釣込腰で攻め続け、「指導1」を得る。1分48秒鹿の左大外巻込で「技有」を失ったが、リード後も攻め続けたこの「指導」ポイント1つが最後に生きた。残り28秒で「指導2」を上積み。反則ポイント累積による僅差の優勢勝ちを果たす。

中堅戦は荒川清楓が森静玖としっかり引き分け。そして大将戦は最少得点差を背負った椋木が、無差別王者橋口茉央と気迫の戦い。ケンカ四つの相手に対して釣り手を上からしっかり掴んで持ちどころを与えず、猛攻にひるまず先んじて技を仕掛け続ける。残り4秒に「指導」1つを失ったが、大勢には影響なし。しっかり引き分けをもぎ取り、最終スコア1-0でチームの初優勝を決めた。

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主将の石岡を中心に感涙にむせぶ選手たち。

試合後取材に応じた石岡と椋木がまっさきに挙げたのが、姉妹校の環太平洋大で総監督を務めた古賀稔彦さんの存在。今年3月に亡くなった古賀さんのため、大学・高校でアベック優勝を届けることが合言葉になっていたという。石岡、椋木ともに「優勝はもちろんだが、大学の先輩方にいいバトンを渡せることがなにより嬉しい」と力強い一言。この勝利にかけた時間と熱量の多さを感じさせた。

成績上位者と準々決勝以降の結果は下記。

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初優勝を果たした創志学園高

→女子団体戦全試合結果

【成績上位者】
優 勝:創志学園高(岡山)
準優勝:佐賀商業高(佐賀)
第三位:松商学園高(長野)、埼玉栄高(埼玉)
第五位:敬愛高(福岡)、比叡山高(滋賀)、富士学苑高(山梨)、東海大静岡翔洋高(静岡)


【準々決勝】

松商学園高(長野) ⓪代-0 敬愛高(福岡)
(先)栁橋りな×引分×髙木水月
(中)矢澤愛理×引分×大場桜萌
(大)山下朱音×引分×中本真奈美
(代)矢澤愛理○GS技有(GS0:32)△髙木水月

佐賀商業高(佐賀) ①-1 比叡山高(滋賀)
(先)鹿歩夏×引分×本田万結
(中)森静玖△優勢[僅差]○川嶋海来
(大)橋口茉央○合技(2:42)△杉村美寿希

埼玉栄高(埼玉) 1-0 富士学苑高(山梨)
(先)栗原理梨○優勢[技有]△川崎愛乃
(中)新井万央×引分×山本海蘭
(大)三浦心暖×引分×杉山凛

創志学園高(岡山) 3-0 東海大静岡翔洋高(静岡)
(先)石岡来望○合技(0:28)△渡辺麻唯乃
(中)荒川清楓○反則(2:52)△杉田菜奈
(大)椋木美希○合技(0:47)△杉山月琉

【準決勝】

佐賀商業高(佐賀) 2-0 松商学園高(長野)
(先)鹿歩夏○優勢[技有]△栁橋りな
(中)森静玖×引分×矢澤愛理
(大)橋口茉央○優勢[技有]△山下朱音

創志学園高(岡山) 2-1 埼玉栄高(埼玉)
(先)石岡来望○大内刈(0:55)△栗原理梨
(中)荒川清楓△合技(2:10)○新井万央
(大)椋木美希○内股(1:04)△三浦心暖

【決勝】
創志学園高(岡山) 1-0 佐賀商業高(佐賀)
(先)石岡来望○優勢[僅差]△鹿歩夏
(中)荒川清楓×引分×森静玖
(大)椋木美希×引分×橋口茉央

※ eJudoメルマガ版8月7日掲載記事より転載・編集しています。

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