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東海大相模が無失点優勝、決勝は桐蔭学園を破る/第70回インターハイ柔道競技神奈川県予選男子団体

(2021年6月20日)

※ eJudoメルマガ版6月19日掲載記事より転載・編集しています。
東海大相模が無失点優勝、決勝は桐蔭学園を破る
第70回インターハイ柔道競技神奈川県予選男子団体
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決勝、東海大相模の次鋒上田夏也人が桐蔭学園・千野根玄貴から裏投「一本」

第70回インターハイ柔道競技(8月8日~12日、長野市真島総合スポーツアリーナ)の神奈川県予選、最終日の男子団体戦の競技が19日に神奈川県立武道館(横浜市)で行われ、東海大相模高が優勝を飾った。同校の優勝は2大会連続、39度目。

東海大相模は3回戦から登場。先鋒から木原慧登、上田夏也人、金子竜士、金杉元太、尼田光志朗というメンバーを組み、2戦を経た準決勝で金杉を天野開斗に変えてオーダー完成。3回戦は5-0(浅野高)、準々決勝は4-0(日大高)、そして準決勝は慶應義塾高を5-0で下して、積年のライバル・桐蔭学園高との決勝に臨むこととなった。

先鋒戦は1年生ポイントゲッターの木原が、個人戦決勝を戦った平野蒼空を位押しに押しまくって引き分け。勝利こそならなかったが圧倒的な内容で流れを作ると、次鋒戦は90kg級の2年生上田がサイズ差をものともせず、千野根玄貴から僅か44秒の裏投「一本」。続く中堅戦も金子竜士が今井公平から26秒内股「一本」で勝利、この2試合の1分強でほぼ試合を決めてしまった。2-0のリードで迎えた副将戦は主将の天野が坪根武志に粘られたが、無理押しをせず引き分けてこの時点でチームの勝利を確定。大将尼田は渡邊賢のしぶとい担ぎ技を受けて苦戦、一時は「技有」を宣されたが(取り消し)、これを凌ぎ切って引き分け。通算スコア2-0、全試合無失点のまま優勝を決めることとなった。

東海大相模は、エース菅原光輝を擁した昨年は全国優勝候補の筆頭。あるいは「三冠」を狙えると噂された好チームだったが、コロナ禍のためすべての大会がキャンセルされる不運に見舞われ、悲願の「相模復活」劇はならなかった。しかし「三冠候補にふさわしいチームとしての、日々のあり方を見せて欲しい」との水落健太監督の激に応えて、その菅原代が猛稽古。「戦う魂を受け継いでくれた」(水落監督)今代が見事、1年の空白を経て全国大会へと駒を進めることとなった。

天野主将は「先輩たちの悔しさを晴らすためにも、全国大会は頑張る。一戦一戦やるべきことをやって、目標は優勝です」と力強い一言。2年ぶり開催のインターハイ本戦に向けて気合い十分の様子だった。

成績上位者、水落監督と天野主将のコメント、準々決勝以降の結果と準決勝以降の対戦詳細は下記。

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優勝の東海大相模高

【成績上位者】
(エントリー30校)
優 勝:東海大相模高
準優勝:桐蔭学園高
第三位:慶應義塾高、横浜高

東海大相模高・水落健太監督のコメント
「個人戦6階級を取って優勝候補との声が高かったが、この県武道館の決勝だけは何があるかわからない。目標は全国優勝なんだ、自分たちは挑戦者なんだと言い聞かせて準備を続けました。(―オーダーに迷われたのでは?)昨年と違って選手の実力が拮抗。自分の選択で選手の足を引っ張らないようにと考え抜きました。上田の、日々どんなときも決して手を抜かない姿勢と、一週間前のミーティングでの殺気立った目を見て起用を決めました。個人戦でギリギリ代表を逃した悔しさもあり、非常にいい試合をしてくれたと思います。(―決勝を振り返って)出来過ぎの2点ですね。決勝は、桐蔭学園の姿勢にこそ見習うことが多かった。勝負が決まった大将戦であれだけの試合を選手にさせることが出来る檄、そしてチームの姿勢。過去の自分を振り返ると、到底及ばないと思いました。凄いチームだと思います。(―昨年は三冠候補に挙げられながら、全国大会がありませんでした)すべての大会が無くなることがわかった後に、それぞれの田舎から3年生たちが帰って来た。普通はもう緩んでしまうはずですが、『実際には三冠は獲れなかったが、三冠候補チームにふさわしい日々のあり方、稽古を下の代に見せてあげて欲しい』と話したところ『自分たちもそのつもりで帰ってきました』と、主将の菅原(光輝)はじめ3年生8名が凄まじい稽古をしてくれた。『いったいどっちが試合をするんだ?』と呆れてしまうくらい。彼らの戦う魂を今代の生徒が受け継いでくれた。本当に感謝しています。(―全国大会に向けて)まだまだ伸びしろはあります。コロナ禍の中インターハイの開催を決めてくれた方々に感謝の気持ちを持って、規律を守りながら、全国優勝目指して一生懸命稽古をします。」

東海大相模高・天野開斗主将のコメント
「関東大会で負けてしまって勢いをつけることができず。ここで挫けては1年365日頑張って来た努力が無駄になってしまう、とこの1週間切り替えて、チームを盛り上げて来ました。自分個人としては決勝で力を出し切れないところはありましたが、流れを考えて戦った。他のみんなが良く頑張ってくれたと思います。強い先輩たちの代が抜けても、自分たちが勝つんだというつもりでやって来た。プレッシャーをいい力に変えられたと思います。全国大会がなくなって悔しい思いをした先輩の分も、本戦は頑張ります。もっと強いチームが一杯ありますが、自分たちのやるべきことをしっかりやって一戦一戦戦えば、いい結果を出せると信じています。目標は、全国優勝です。」

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準決勝、東海大相模の先鋒木原慧登が慶應義塾高・山元惇暉から内股「一本」

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準決勝、桐蔭学園の副将坪根武志が横浜高・内田大翔から大内刈「一本」

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決勝、金子竜士が今井公平から内股「一本」

【準々決勝】

東海大相模高 4-0 日大高
桐蔭学園高 3-1 武相高
慶應義塾高 2-0 相洋高
横浜高 3-1 立花学園高

【準決勝】

東海大相模高 5-0 慶應義塾高
(先)木原慧登〇内股△山元惇暉
(次)上田夏也人〇内股△則政大和
(中)金子竜士〇一本背負投△土川将克
(副)天野開斗〇片手絞△石畠大誠
(大)尼田光志朗〇内股△入道隼人

桐蔭学園高 5-0 横浜高
(先)平野蒼空〇内股△鈴木龍馬
(次)千野根玄貴〇横四方固△下田和尋
(中)今井公平〇優勢[技有・大外落]△本田和也
(副)坪根武志〇大内刈△内田大翔
(大)渡邊賢〇背負投△武内忍苑


【決勝】

東海大相模高 2-0 桐蔭学園高
(先)木原慧登×引分×平野蒼空
(次)上田夏也人〇裏投(0:44)△千野根玄貴
(中)金子竜士〇内股(0:26)△今井公平
(副)天野開斗×引分×坪根武志
(大)尼田光志朗×引分×渡邊賢

※ eJudoメルマガ版6月19日掲載記事より転載・編集しています。

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