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最激戦区73kg級は木原慧登が優勝、白帯の1年生が全国へ/第70回インターハイ柔道競技神奈川県予選

(2021年5月9日)

※ eJudoメルマガ版5月9日掲載記事より転載・編集しています。
最激戦区73kg級は木原慧登が優勝、白帯の1年生が全国へ
第70回インターハイ柔道競技神奈川県予選
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73kg級決勝、木原慧登が朝飛太陽を攻める

第70回インターハイ柔道競技(8月8日~12日、長野市真島総合スポーツアリーナ)の神奈川県予選が8日、神奈川県立武道館(横浜市)で開幕。他カテゴリに先んじて、まず2日間にわたって男子個人戦7階級の競技が行われた。

有望人材が集中した73kg級は、2019年の全国中学校大会を2年生で制した新1年生・木原慧登(東海大相模高)が前評判通りの強さで優勝。2試合をあっという間の「一本」で片づけると、準々決勝では3月の全国高校選手権で3位入賞を果たしたばかりの強豪・平野蒼空(桐蔭学園高)とマッチアップ。最大の山場と目されたこの試合は二本しっかり持っての力強い崩しから大外刈、出足払、背負投とほぼ一方的に攻め続けて主導権を握る。落ち際でことごとく耐える平野の粘り、そしてなかなか差のつかない判定にもペースを変えることなく試合を進め、ひときわ攻めに勢いをつけたGS延長戦1分47秒ついに「指導」ひとつを確保。勝負強さが身上の平野に刃を入れる隙を与えぬまま、しっかり勝利を決めてみせた。

続く準決勝は小泉孝介(東海大相模高)からあっという間の肩車「一本」、まとめの決勝は前戦で滝本大翔との同門対決を大外刈「一本」で制した朝飛太陽(東海大相模)から3つの「指導」を奪う快勝でクリア。見事優勝を決めた。

東海大相模の1年生は昨年コロナ禍のため昇段審査が受けられず、木原を含めた全員が無段。超ハイレベル地区である神奈川県を1年生、それも白帯の選手が制するという滅多にない絵が見られることとなった。木原は試合後「全中2連覇は出来なかったが、そのぶん今年高校で優勝するつもりで稽古を積んできた」と語り、本戦に向けてやる気十分。花岡晴琉(宮崎・延岡学園高)、田中龍雅(佐賀・佐賀商高)ら世代きっての有望人材集う今年の73kg級に、また1人新たな才能が加わることなった。なお既に昇段審査は受験済み、インターハイ本戦は黒帯で出場予定とのこと。

大会は66kg級の服部辰成、81kg級の天野開斗らも併せて、7階級中6階級で東海大相模勢が優勝。60kg級は全国高校選手権3位の五十嵐健太(桐蔭学園高)が全試合一本勝ちで制し、意地を見せた。

木原選手と水落健太監督のコメント、各階級の成績上位者と準決勝以降の結果は下記。

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2回戦、木原の内股「一本」

木原慧登選手のコメント
「1年生だからといって気持ちで下がらず、絶対に優勝するつもりで戦いました。コロナで全中2連覇のチャンスがなくなってしまったのは残念でしたが、そのぶん『高校で勝つ』ことを考えてトレーニングと稽古をしっかり積んだ。(-自分の良いところは)1つ目が早いことと、2つしっかり組んで技を繋いでいけることです。(-本戦に向けて抱負を)必ず勝つつもり。絶対に優勝します。」

東海大相模高校・水落健太監督のコメント
「(-監督の目から見た木原選手は?)自分の雰囲気で場を支配できる選手。木原の周りだけが空気が変わり、彼の雰囲気になってしまう。それが試合にも出ていると思います。自分が就任してからこういう選手を見たのはこれが初めてです。練習も一切妥協しない。稽古の中で『こういう流れも良いのでは』とアドバイスすると『自分はいまこういう意図でやっている』ときちんと自分の考えを説明し、その上で話が出来る。柔道自体、そして試合と、勝ちに自分を結びつける力は高校3年生よりもはるかに上です。夏のインターハイも十分優勝を狙えると思っています。」

■ 60kg級
(エントリー75名)

【成績上位者】
優 勝:五十嵐健太(桐蔭学園高)
準優勝:鈴木龍馬(横浜高)
第三位:西岡孝基(法政二高)、加藤大輔(立花学園高)

【準決勝】
五十嵐健太〇背負投△西岡孝基
鈴木龍馬〇合技△加藤大輔

【決勝】
五十嵐健太〇背負投△鈴木龍馬

■ 66kg級
(エントリー64名)

【成績上位者】
優 勝:服部辰成(東海大相模高)
準優勝:本田和也(横浜高)
第三位:森慎乃介(桐蔭学園高)、西山倖生(桐蔭学園高)

【準決勝】
服部辰成〇合技△森慎乃介
本田和也〇GS背負投△西山倖生

【決勝】
服部辰成〇反則[指導3]△本田和也

■ 73kg級
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73kg級準々決勝、木原が平野蒼空を攻める

(エントリー74名)

【成績上位者】
優 勝:木原慧登(東海大相模高)
準優勝:朝飛太陽(東海大相模高)
第三位:小泉孝介(東海大相模高)、滝本大翔(東海大相模高)

【準決勝】
木原慧登〇肩車△小泉孝介
朝飛太陽〇GS大外刈△滝本大翔

【決勝】
木原慧登〇反則[指導3](3:38)△朝飛太陽

■ 81kg級
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81kg級準々決勝、天野開斗の内股「一本」。天野はこの日全試合一本勝ち。

(エントリー47名)

【成績上位者】
優 勝:天野開斗(東海大相模高)
準優勝:柿木拓磨(東海大相模高)
第三位:田所大和(立花学園高)、上田航大(桐蔭学園高)

【準決勝】
天野開斗〇反則[指導3]△田所大和
柿木拓磨〇GS僅差△上田航大

【決勝】
天野開斗〇片手絞(0:23)△柿木拓磨

■ 90kg級
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90kg級決勝。多田隈隆汰が左大外刈から右小外掛に連絡、上田夏也人から「技有」奪取。

(エントリー22名)

【成績上位者】
優 勝:多田隈隆汰(東海大相模高)
準優勝:上田夏也人(東海大相模高)
第三位:渡辺賢(桐蔭学園高)、増田彪冴(東海大相模高)

【準決勝】
多田隈隆汰〇合技△渡辺賢
上田夏也人〇GS僅差△増田彪冴

【決勝】
多田隈隆汰〇優勢[技有・小外刈]△上田夏也人

■ 100kg級
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100kg級決勝、金子竜士が岡健から内股「一本」

(エントリー26名)

【成績上位者】
優 勝:金子竜士(東海大相模高)
準優勝:岡健(相洋高)
第三位:石村勇人(慶應義塾湘南藤沢高)、内田翔吏(桐蔭学園高)

【準決勝】
金子竜士〇大外刈△石村勇人
岡健〇GS払巻込△内田翔吏

【決勝】
金子竜士〇内股(2:13)△岡健

■ 100kg超級
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100kg超級決勝、尼田光志朗が手塚春太朗から内股「一本」

(エントリー26名)

【成績上位者】
優 勝:尼田光志朗(東海大相模高)
準優勝:手塚春太朗(東海大相模高)
第三位:今井公平(桐蔭学園高)、千野根玄貴(桐蔭学園高)

【準決勝】
尼田光志朗〇内股△今井公平
手塚春太朗〇GS技有△千野根玄貴

【決勝】
尼田光志朗〇合技[支釣込足・横四方固](1:44)△手塚春太朗

※ eJudoメルマガ版5月9日掲載記事より転載・編集しています。

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