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[速報]世界王者チフヴィミアニ復活V、66kg級はロシア期待のチョパノフが制す/グランドスラム・カザン2021第1日男子(60kg級、66kg級)

(2021年5月6日)


※ eJudoメルマガ版5月6日掲載記事より転載・編集しています。
[速報]世界王者チフヴィミアニ復活V、66kg級はロシア期待のチョパノフが制す
グランドスラム・カザン2021第1日男子(60kg級、66kg級)
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60kg級決勝、ルフミ・チフヴィミアニがロベルト・ムシュヴィドバゼの隅返に被り返し、抑え込みに移る。

グランドスラム・カザン大会が5日、現地ロシアのタトネフチ・アレナで開幕。初日の男子は60kg級と66kg級の2階級の競技が行われた。

60kg級は2019年東京世界選手権の覇者ルフミ・チフヴィミアニ(ジョージア)が優勝。準々決勝ではこの日古賀玄暉ばりの変則肩車を決め続けて存在感を見せていたダヴィド・プルクラベク(チェコ)を後の先の隅返「技有」で破り、決勝では2018年世界選手権銀メダリストのロベルト・ムシュヴィドバゼ(ロシア)と対戦。「抱き勝負」を中心に釣腰、小内刈、隅返と次々思い切った技を繰り出すこの相手に落ち際で粘り続けて得意の「後の先」を狙い、最後は根負けしたムシュヴィドバゼの隅返に被り返して崩上四方固「一本」。8分18秒の消耗戦を制して、キャリア4度目のワールドツアー制覇を成し遂げた。不振にあえいでいたチフヴィミアニは東京世界選手権の戴冠以来、これが初めての表彰台。五輪を前に復活の狼煙をあげた形となった。

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66kg級決勝、ムラド・チョパノフがズミトリー・ミンコウから隅落「一本」

66kg級はロシアのランキング4番手、22歳のムラド・チョパノフ(ロシア)が優勝。激しい五輪代表争いを繰り広げるヤクブ・シャミロフ、アラム・グリゴリアン、アブドゥラ・アブドゥルジャリロフの先輩3人が次々敗れる中、内股、小外掛、浮落と素晴らしい投技を連発して決勝進出。決勝はこのところ好調のズミトリー・ミンコウ(ベラルーシ)を得意の呼びこみ動作からの隅落「一本」で破った。チョパノフのワールドランキングは50位で、この日の1000ポイントを足してもようやく30位に手が届くのみ。もはや五輪出場はかなわない状勢だが、ミハイル・プルヤエフからの世代交代に失敗して低迷が続いていたこの階級のロシアに、才能ある次代の担い手が現れた大会だった。ロシアの五輪代表争いは3位決定戦の直接対決でシャミロフがグリゴリアンを得意の「反り技」に近い袖釣込腰で投げて勝利(※判定はヘッドディフェンスによるグリゴリアンの反則負け)。大きく優位に立つこととなった。

各階級の入賞者と成績上位者、準々決勝以降の勝ち上がりは下記。

■ 60kg級
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60kg級メダリスト。左から2位のロベルト・ムシュヴィドバゼ、優勝のルフミ・チフヴィミアニ、3位のラマザン・アブドゥラエフとダウレン・シュケノフ。

(エントリー32名)

【入賞者】
1.CHKHVIMIANI, Lukhumi (GEO)
2.MSHVIDOBADZE, Robert (RUS)
3.ABDULAEV, Ramazan (RUS)
3.SYUKENOV, Dauren (KAZ)
5.BLIEV, Ayub (RUS)
5.PULKRABEK, David (CZE)
7.PLAFKY, Moritz (GER)
7.LUTFILLAEV, Sharafuddin (UZB)

【成績上位者】
優 勝:ルフミ・チフヴィミアニ(ジョージア)
準優勝:ロベルト・ムシュヴィドバゼ(ロシア)
第三位:ラマザン・アブドゥラエフ(ロシア)、ダウレン・シュケノフ(カザフスタン)

【準々決勝】
ロベルト・ムシュヴィドバゼ(ロシア)○優勢[技有・小内刈]△モリッツ・プラフキー(ドイツ)
ダウレン・シュケノフ(カザフスタン)○袖釣込腰(2:00)△アユブ・ブリエフ(ロシア)
ラマザン・アブドゥラエフ(ロシア)○GS技有・隅落(GS1:46)△シャラフディン・ルトフィラエフ(ウズベキスタン)
ルフミ・チフヴィミアニ(ジョージア)○優勢[技有・隅返]△ダヴィド・プルクラベク(チェコ)

【敗者復活戦】
アユブ・ブリエフ(ロシア)○一本背負投(0:40)△モリッツ・プラフキー(ドイツ)
ダヴィド・プルクラベク(チェコ)○合技[一本背負投・隅落](3:23)△シャラフディン・ルトフィラエフ(ウズベキスタン)

【準決勝】
ロベルト・ムシュヴィドバゼ(ロシア)○崩袈裟固(2:43)△ダウレン・シュケノフ(カザフスタン)
ルフミ・チフヴィミアニ(ジョージア)○GS技有・外巻込(GS1:46)△ラマザン・アブドゥラエフ(ロシア)

【3位決定戦】
ラマザン・アブドゥラエフ(ロシア)○肩固(1:14)△アユブ・ブリエフ(ロシア)
ダウレン・シュケノフ(カザフスタン)○GS反則[指導3](GS3:25)△ダヴィド・プルクラベク(チェコ)

【決勝】
ルフミ・チフヴィミアニ(ジョージア)○GS崩上四方固(GS4:18)△ロベルト・ムシュヴィドバゼ(ロシア)

■ 66kg級
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66kg級メダリスト。左から2位のズミトリー・ミンコウ、優勝のムラド・チョパノフ、3位のイェセット・クアノフとヤクブ・シャミロフ。

(エントリー37名)

【入賞者】
1.CHOPANOV, Murad (RUS)
2.MINKOU, Dzmitry (BLR)
3.KUANOV, Yesset (KAZ)
3.SHAMILOV, Yakub (RUS)
5.NINIASHVILI, Bagrati (GEO)
5.GRIGORYAN, Aram (RUS)
7.ABDULZHALILOV, Abdula (RUS)
7.HUSEYNOV, Elchin (AZE)

【成績上位者】
優 勝:ムラド・チョパノフ(ロシア)
準優勝:ズミトリー・ミンコウ(ベラルーシ)
第三位:イェセット・クアノフ(カザフスタン)、ヤクブ・シャミロフ(ロシア)

【準々決勝】
ズミトリー・ミンコウ(ベラルーシ)○GS小外刈(GS0:26)△アブドゥラ・アブドゥルジャリロフ(ロシア)
ヤクブ・シャミロフ(ロシア)○GS技有・小外掛(GS0:15)△イェセット・クアノフ(カザフスタン)
ムラド・チョパノフ(ロシア)○浮落(1:21)△エルチン・フセイノフ(アゼルバイジャン)
バグラチ・ニニアシヴィリ(ジョージア)○反則[指導3](1:42)△アラム・グリゴリアン(ロシア)

【敗者復活戦】
イェセット・クアノフ(カザフスタン)○背負投(2:41)△アブドゥラ・アブドゥルジャリロフ(ロシア)
アラム・グリゴリアン(ロシア)○腕緘(2:23)△エルチン・フセイノフ(アゼルバイジャン)

【準決勝】
ズミトリー・ミンコウ(ベラルーシ)○GS技有・裏投(GS0:25)△ヤクブ・シャミロフ(ロシア)
ムラド・チョパノフ(ロシア)○内股(2:30)△バグラチ・ニニアシヴィリ(ジョージア)

【3位決定戦】
イェセット・クアノフ(カザフスタン)○合技[巴投・横四方固](4:00)△バグラチ・ニニアシヴィリ(ジョージア)
ヤクブ・シャミロフ(ロシア)○反則[DH](3:15)△アラム・グリゴリアン(ロシア)
※「ヘッドディフェンス」による

【決勝】
ムラド・チョパノフ(ロシア)○隅落(2:51)△ズミトリー・ミンコウ(ベラルーシ)

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