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【即日レポート】ジャコヴァ充実の出来で欧州初制覇、81kg級はアルバイラクが全試合一本勝ち/欧州柔道選手権2021第2日男子 (73kg級、81kg級)

(2021年4月18日)

※ eJudoメルマガ版4月18日掲載記事より転載・編集しています。
【即日レポート】ジャコヴァ充実の出来で欧州初制覇、81kg級はアルバイラクが全試合一本勝ち
欧州柔道選手権2021第2日男子 (73kg級、81kg級)
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決勝、アキル・ジャコヴァがトハル・ブトブルから内股「技有」。
(Photo: European Judo Union)

文責:古田英毅
Text by Hideki Furuta

ポルトガル・リスボンで行われている欧州柔道選手権2021は17日、現地のアルティス・アリーナで大会第2日目の競技を行い、男子は73kg級でアキル・ジャコヴァ(コソボ)、81kg級でヴェダット・アルバイラク(トルコ)がそれぞれ優勝を飾った。ともに初のヨーロッパ王座獲得。

第2シード配置で試合をスタートしたジャコヴァは、この日内股が冴えに冴えた。初戦でイド・レヴィン(イスラエル)を一足の右内股で高々跳ね上げ、56秒鮮やか「一本」、続いてアンソニー・ツィング(ドイツ)もこの技で屠って2分48秒「一本」。最初の勝負どころと目された準々決勝ムサ・モグシコフ(ロシア)戦は3分33秒「指導3」を得て勝ち抜け。準決勝はこの日絶好調のニルス・ストンプ(スイス)との「指導2」を奪いあう競り合いから腕を深く抱き込んでの右一本背負投で抜け出して、GS延長戦24秒「一本」。トハル・ブトブル(イスラエル)との決勝はGS延長戦1分31秒、釣り手で肩裏を握ってまたもや一足の右内股、この美技で「技有」を奪って優勝を決めた。

ジャコヴァはもともと支釣込足(≒膝車、浮技、横掛)一本槍と言って良いほど、決まり技に偏りのあった選手。ただし変則というわけではなく、むしろ抜群の組み力の強さがこのスタイルを可能たらしめてきたのだが、これに内股という大技が加わることで一気に柔道のステージが上がった。順、逆と連携が利くようになった組み立てのレベルアップはもちろん、強靭な足腰による強烈な跳ね上げ、足を継がずに一足で飛び込むそのスピードと、内股自体の威力もかなりのもの。「直前で伸びる」、五輪で輝く選手の条件を満たしつつある選手としてひときわ注目しておくべきだろう。

同じ文脈から注目すべきは3位入賞のストンプ。

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※ eJudoメルマガ版4月18日掲載記事より転載・編集しています。

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