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[速報]原沢とウルフが優勝、向は決勝で苦杯/アジア・オセアニア選手権2021最終日男子(90kg級、100kg級、100kg超級)

(2021年4月8日)

※ eJudoメルマガ版4月8日掲載記事より転載・編集しています。
[速報]原沢とウルフが優勝、向は決勝で苦杯
アジア・オセアニア選手権2021最終日男子(90kg級、100kg級、100kg超級)
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原沢久喜
(※写真は2019年8月)

キルギスタン・ビシュケクで行われているアジア・オセアニア柔道選手権が8日、最終日を迎え、日本勢は100kg超級の原沢久喜(百五銀行)と100kg級のウルフアロン(了徳寺大職)が優勝、90kg級の向翔一郎(ALSOK)が2位だった。

原沢は初戦で地元のベクボロト・トクトゴノフ(キルギスタン)と対戦、「指導1」対「指導2」のリードから最後は双方に片手のゼスチャーで「取り組まない」反則が宣されての「指導3」でこの試合を突破。準決勝はテムル・ラヒモフ(タジキスタン)を内股「技有」で下し、決勝は東京世界選手権3位のキム・ミンジョン(韓国)を内股フェイントからの小内刈「技有」で破った。3位にはラヒモフとキム・スンミン(韓国)が入賞、キムは準決勝で代表争いのライバルであるキム・ミンジョンに右小内刈「技有」で敗れたが表彰台はしっかり確保した。

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ウルフアロン
(※写真は2019年8月)

100kg級のウルフは準々決勝でまずイワン・レマレンコ(アラブ首長国連邦)を小外刈「技有」で下して準決勝へ。この試合はエリヘムバツ(中国)と「抱き勝負」からバランスを崩され左小外掛で「技有」を失うという意外なスタート。しかし相手の支釣込足を振り返しての左大内刈「技有」で追いつくと、最後は釣り手一本からの肩車「技有」を得て合技「一本」の逆転勝ち。決勝はムハマドカリム・フラモフ(ウズベキスタン)をGS延長戦が始まるなりの内股「一本」で破った。

3位にはムザファルベク・ツロボエフ(ウズベキスタン)とエリヘムバツ(中国)が入賞。今季大躍進の超長身選手ツロボエフはこの日も豪快な「一本」を連発も、準決勝では同国の一番手フラモフに気後れし、裏投を食って一本負け。それでも3位決定戦はイワン・レマレンコ(アラブ首長国連邦)を僅か14秒の内股「一本」に仕留めてグランドスラム・タシケントとグランドスラム・トビリシに続く銅メダルを確保した。エリヘムバツはカイハン・オズチチェク=タカギ(高木海帆、オーストラリア)を豪快な内股「一本」で破って3位決定。タカギは組み合わせにも恵まれて表彰台登攀のチャンスだったが、惜しくも5位に終わった。

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向翔一郎
(※写真は2019年8月)

90kg級の向は、初戦でワールドランキング54位の地元選手エルラン・シェロフ(キルギスタン)に開始早々左一本背負投で転がされ「技有」失陥。2大会連続予選ラウンド敗退中の状況にあって厳しい出だしとなったが、「韓国背負い」の「一本」で逆転勝ちを収めると以降はペースを取り戻す。続く準決勝は強豪コムロンショフ・ウストピリヨン(タジキスタン)を左背負投「一本」に斬り落とす快勝。しかし迎えた決勝はダヴラト・ボボノフ(ウズベキスタン)を相手に陣地を下げ続け、GS延長戦に2つめの「指導」を失うと、直後まっすぐ場外際まで退いてしまうミス。ここで状況を流そうとした掛け潰れの体落を狙われ、隅落で捲られて「一本」。早期敗退が続く中で決勝まで勝ち上がって態勢を立て直した一方、課題であるメンタル面の脆さを垣間見せた大会でもあった。

各階級の入賞者と決勝ラウンドの結果、日本代表選手全試合の結果は下記。

■ 90kg級
(エントリー14名)

【入賞者】
1.BOBONOV, Davlat (UZB)
2.MUKAI, Shoichiro (JPN)
3.GWAK, Donghan (KOR)
3.USTOPIRIYON, Komronshokh (TJK)
5.SHEROV, Erlan (KGZ)
5.BU, Hebilige (CHN)
7.BOZBAYEV, Islam (KAZ)
7.SEFAN, Salih (JOR)

【3位決定戦】
ガク・ドンハン(韓国)○GS技有・一本背負投(GS0:25)△エルラン・シェロフ(キルギスタン)
コムロンショフ・ウストピリヨン(タジキスタン)○優勢[技有・隅返]△ブー・ヘビリゲ(中国)

【決勝】
ダヴラト・ボボノフ(ウズベキスタン)○GS隅落(GS1:22)△向翔一郎

【日本代表選手勝ち上がり】

向翔一郎(ALSOK)
成績:2位


[準々決勝]
向翔一郎○背負投(1:41)△エルラン・シェロフ(キルギスタン)

[準決勝]
向翔一郎○背負投(1:00)△コムロンショフ・ウストピリヨン(タジキスタン)

[決勝]
向翔一郎△GS隅落(GS1:22)○ダヴラト・ボボノフ(ウズベキスタン)

■ 100kg級
(エントリー16名)

【入賞者】
1.WOLF, Aaron (JPN)
2.KHURRAMOV, Mukhammadkarim (UZB)
3.TUROBOYEV, Muzaffarbek (UZB)
3.ERIHEMUBATU (CHN)
5.REMARENCO, Ivan (UAE)
5.OZCICEK-TAKAGI, Kayhan (AUS)
7.SHAH, Hussain Shah (PAK)
7.SERIKBAYEV, Aibek (KAZ)

【3位決定戦】
ムザファルベク・ツロボエフ(ウズベキスタン)○内股(0:14)△イワン・レマレンコ(アラブ首長国連邦)
エリヘムバツ(中国)○内股(2:59)△カイハン・オズチチェク=タカギ(オーストラリア)

【決勝】
ウルフアロン○GS内股(GS0:07)△ムハマドカリム・フラモフ(ウズベキスタン)

【日本代表選手勝ち上がり】

ウルフアロン(了徳寺大職)
成績:優勝


[1回戦]
ウルフアロン○不戦△アヴタル・シン(インド)

[準々決勝]
ウルフアロン○優勢[技有・小外刈]△イワン・レマレンコ(アラブ首長国連邦)

[準決勝]
ウルフアロン○合技[大内刈・肩車](2:14)△エリヘムバツ(中国)

[決勝]
ウルフアロン○GS内股(GS0:07)△ムハマドカリム・フラモフ(ウズベキスタン)

■ 100kg超級
(エントリー14名)

【入賞者】
1.HARASAWA, Hisayoshi (JPN)
2.KIM, Minjong (KOR)
3.KIM, Sungmin (KOR)
3.RAKHIMOV, Temur (TJK)
5.TOKTOGONOV, Bekbolot (KGZ)
5.KAZHYBAYEV, Yerassyl (KAZ)
7.KRAKOVETSKII, Iurii (KGZ)
7.YUSUPOV, Alisher (UZB)

【3位決定戦】
キム・スンミン(韓国)○合技[小外刈・内股](1:47)△ベクボロト・トクトゴノフ(キルギスタン)
テムル・ラヒモフ(タジキスタン)○GS技有・大外巻込(GS2:22)△イェラッシル・カジバエフ(カザフスタン)

【決勝】
原沢久喜○優勢[技有・小内刈]△キム・ミンジョン(韓国)

【日本代表選手勝ち上がり】

原沢久喜(百五銀行)
成績:優勝


[準々決勝]
原沢久喜○反則[指導3](2:36)△ベクボロト・トクトゴノフ(キルギスタン)

[準決勝]
原沢久喜○優勢[技有・内股]△テムル・ラヒモフ(タジキスタン)

[決勝]
原沢久喜○優勢[技有・小内刈]△キム・ミンジョン(韓国)

※ eJudoメルマガ版4月8日掲載記事より転載・編集しています。

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