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原沢とウルフは2位、向は2大会連続の予選ラウンド敗退/グランドスラム・アンタルヤ2021最終日男子(90kg級、100kg級、100kg超級)

(2021年4月4日)

※ eJudoメルマガ版4月4日掲載記事より転載・編集しています。
原沢とウルフは2位、向は2大会連続の予選ラウンド敗退
グランドスラム・アンタルヤ2021最終日男子(90kg級、100kg級、100kg超級)
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100kg超級決勝、タメルラン・バシャエフが原沢久喜を内股透「一本」で下す。

トルコで行われているグランドスラム・アンタルヤ大会は3日に最終日を迎え、現地のアンタルヤ・スポーツホールで男女あわせて5階級の競技が行われた。日本は男子3階級それぞれに東京五輪の代表選手を送り込み、100kg超級の原沢久喜(百五銀行)と100kg級のウルフアロン(了徳寺大職)は2位、90kg級の向翔一郎(ALSOK)は初戦敗退だった。

原沢はフルカン・グネル(トルコ)から崩袈裟固「一本」、テムル・ラヒモフ(タジキスタン)からGS延長戦の内股「技有」、ウシャンギ・コカウリ(アゼルバイジャン)から「指導3」の反則でそれぞれ勝利。順調に決勝まで勝ち上がったが、タメルラン・バシャエフ(ロシア)の誘いに乗ってしまい、内股透「一本」で敗れた。

バシャエフは準決勝で東京世界選手権の覇者ルカシュ・クルパレク(チェコ)も袖釣込腰「一本」で破るなど全試合一本勝ち。五輪代表はイナル・タソエフにほぼ決定かと推測される情勢だが、変わらぬ存在感の高さを見せつけた。3位にはクルパレクとステファン・ヘギー(オーストリア)が入賞した。

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コツォイエフとウルフの100kg級決勝。

ウルフは予選ラウンドで2度「技有」を失うピンチをいずれも逆転勝ち。初戦の実力者メルト・シスマンラル(トルコ)戦は大外返「技有」失陥も大外返「一本」で勝ち抜け、続くレウィス・メディナ(ドミニカ共和国)には袖釣込腰で「技有」を先行されるも相手の浮技に被り返しての横四方固「一本」で収拾。その後は調子を取り戻し、ムハマドカリム・フラモフ(ウズベキスタン)からは鮮やかな内股「一本」、最大の山場と目された準決勝も強敵アルマン・アダミアン(ロシア)を強烈な大内刈「一本」で叩きつけ、全試合一本勝ちで決勝まで進んだ。しかし迎えた決勝はゼリム・コツォイエフ(アゼルバイジャン)を相手に山場を作れず、双方に「取り組まない」咎で2つの「指導」が積み重なる消耗戦。試合終盤にウルフに消極的試合姿勢の「指導」が与えられて終戦となった。

3位にはアダミアンとグリゴリ・ミナスキン(エストニア)が入賞した。

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向は初戦、小内刈を返されて「技有」失陥。

向は初戦(2回戦)でアブデラフマネ・ベナマディ(アルジェリア)に小内刈を振り返され、「技有」失陥。試合時間は3分以上残されていたがこのビハインドを取り返せず、そのまま終戦となった。1月のワールドマスターズ・ドーハでも2回戦敗退の向は、2大会連続の予選ラウンド敗退。五輪内定後に出場した2度の国際大会で、いずれも入賞に手が届かない苦しい状況。

この階級はマーカス・ニーマン(スウェーデン)がトビリシ大会に続く2週連続の優勝。決勝はトート ・クリスティアン(ハンガリー)を隅落「技有」で破った。

各階級の入賞者と成績上位者、準々決勝以降と日本代表選手全試合の結果は下記。

■ 90kg級
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90kg級メダリスト。左から2位のトート ・クリスティアン、優勝のマーカス・ニーマン、3位のリ・コツマン(イスラエル)、ダヴィド・クラメルト(チェコ)。

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90kg級決勝、ニーマンがトートに隅落を決める。

(エントリー42名)

【入賞者】
1.NYMAN, Marcus (SWE)
2.TOTH, Krisztian (HUN)
3.KOCHMAN, Li (ISR)
3.KLAMMERT, David (CZE)
5.ZGANK, Mihael (TUR)
5.USTOPIRIYON, Komronshokh (TJK)
7.BENAMADI, Abderrahmane (ALG)
7.MUZAPPAROV, Yersultan (KAZ)

【成績上位者】
優 勝:マーカス・ニーマン(スウェーデン)
準優勝:トート ・クリスティアン(ハンガリー)
第三位:リ・コツマン(イスラエル)、ダヴィド・クラメルト(チェコ)

【準々決勝】
コムロンショフ・ウストピリヨン(タジキスタン)○反則[指導3](3:15)△リ・コツマン(イスラエル)
マーカス・ニーマン(スウェーデン)○崩袈裟固(1:32)△アブデラフマネ・ベナマディ(アルジェリア)
トート ・クリスティアン(ハンガリー)○GS反則[指導3](GS2:36)△ダヴィド・クラメルト(チェコ)
ミハエル・ツガンク(トルコ)○GS反則[指導3](GS0:40)△イェルスルタン・ムザッパロフ(カザフスタン)

【敗者復活戦】
リ・コツマン(イスラエル)○不戦△アブデラフマネ・ベナマディ(アルジェリア)
ダヴィド・クラメルト(チェコ)○谷落(3:49)△イェルスルタン・ムザッパロフ(カザフスタン)

【準決勝】
マーカス・ニーマン(スウェーデン)○崩袈裟固(3:34)△コムロンショフ・ウストピリヨン(タジキスタン)
トート ・クリスティアン(ハンガリー)○GS隅落(GS0:47)△ミハエル・ツガンク(トルコ)

【3位決定戦】
リ・コツマン(イスラエル)○優勢[技有・浮腰]△ミハエル・ツガンク(トルコ)
ダヴィド・クラメルト(チェコ)○GS技有・谷落(GS1:20)△コムロンショフ・ウストピリヨン(タジキスタン)

【決勝】
マーカス・ニーマン(スウェーデン)○GS技有・隅落(GS0:26)△トート ・クリスティアン(ハンガリー)

【日本代表選手勝ち上がり】

向翔一郎(ALSOK)
成績:2回戦敗退


[2回戦]
向翔一郎△優勢[技有・小内返]○アブデラフマネ・ベナマディ(アルジェリア)

■ 100kg級
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100kg級メダリスト。左から2位のウルフアロン、優勝のゼリム・コツォイエフ、3位のアルマン・アダミアン(ロシア)、グリゴリ・ミナスキン(エストニア)

(エントリー35名)

【入賞者】
1.KOTSOIEV, Zelym (AZE)
2.WOLF, Aaron (JPN)
3.ADAMIAN, Arman (RUS)
3.MINASKIN, Grigori (EST)
5.KUKOLJ, Aleksandar (SRB)
5.REYES, Kyle (CAN)
7.OZCICEK-TAKAGI, Kayhan (AUS)
7.KHURRAMOV, Mukhammadkarim (UZB)

【成績上位者】
優 勝:ゼリム・コツォイエフ(アゼルバイジャン)
準優勝:ウルフアロン
第三位:アルマン・アダミアン(ロシア)、グリゴリ・ミナスキン(エストニア)

【準々決勝】
グリゴリ・ミナスキン(エストニア)○小内刈(1:58)△アレクサンダー・クコリ(セルビア)
ゼリム・コツォイエフ(アゼルバイジャン)○優勢[技有・内股巻込]△カイハン・オズチチェク=タカギ(オーストラリア)
アルマン・アダミアン(ロシア)○合技[大外巻込・大外落](2:36)△カヨル・レイズ(カナダ)
ウルフアロン○内股(1:07)△ムハマドカリム・フラモフ(ウズベキスタン)

【敗者復活戦】
アレクサンダー・クコリ(セルビア)○小内刈(3:17)△カイハン・オズチチェク=タカギ(オーストラリア)
カヨル・レイズ(カナダ)○内股巻込(1:21)△ムハマドカリム・フラモフ(ウズベキスタン)

【準決勝】
ゼリム・コツォイエフ(アゼルバイジャン)○反則[指導3](3:08)△グリゴリ・ミナスキン(エストニア)
ウルフアロン○大内刈(2:33)△アルマン・アダミアン(ロシア)

【3位決定戦】
アルマン・アダミアン(ロシア)○小外掛(2:45)△アレクサンダー・クコリ(セルビア)
グリゴリ・ミナスキン(エストニア)○横落(0:09)△カヨル・レイズ(カナダ)

【決勝】
ゼリム・コツォイエフ(アゼルバイジャン)○反則[指導3](3:24)△ウルフアロン

【日本代表選手勝ち上がり】

ウルフアロン(了徳寺大職)
成績:2位


[2回戦]
ウルフアロン○大外返(2:57)△メルト・シスマンラル(トルコ)

[3回戦]
ウルフアロン○横四方固(3:09)△レウィス・メディナ(ドミニカ共和国)

[準々決勝]
ウルフアロン○内股(1:07)△ムハマドカリム・フラモフ(ウズベキスタン)

[準決勝]
ウルフアロン○大内刈(2:33)△アルマン・アダミアン(ロシア)

[決勝]
ウルフアロン△反則[指導3](3:24)○ゼリム・コツォイエフ(アゼルバイジャン)

■ 100kg超級
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100kg超級メダリスト。左から2位の原沢久喜、優勝のタメルラン・バシャエフ、3位のステファン・ヘギーとルカシュ・クルパレク。

【入賞者】
1.BASHAEV, Tamerlan (RUS)
2.HARASAWA, Hisayoshi (JPN)
3.HEGYI, Stephan (AUT)
3.KRPALEK, Lukas (CZE)
5.KOKAURI, Ushangi (AZE)
5.RAKHIMOV, Temur (TJK)
7.DRAGIC, Vito (SLO)
7.YUSUPOV, Alisher (UZB)

【成績上位者】
優 勝:タメルラン・バシャエフ(ロシア)
準優勝:原沢久喜
第三位:ステファン・ヘギー(オーストリア)、ルカシュ・クルパレク(チェコ)

【準々決勝】
ルカシュ・クルパレク(チェコ)○横四方固(2:21)△ステファン・ヘギー(オーストリア)
タメルラン・バシャエフ(ロシア)○背負投(1:15)△ヴィト・ドラギッチ(スロベニア)
原沢久喜○GS技有・内股(GS1:06)△テムル・ラヒモフ(タジキスタン)
ウシャンギ・コカウリ(アゼルバイジャン)○反則[指導3](3:57)△アリシェル・ユスポフ(ウズベキスタン)

【敗者復活戦】
ステファン・ヘギー(オーストリア)○体落(2:32)△ヴィト・ドラギッチ(スロベニア)
テムル・ラヒモフ(タジキスタン)○送襟絞(3:45)△アリシェル・ユスポフ(ウズベキスタン)

【準決勝】
タメルラン・バシャエフ(ロシア)○GS袖釣込腰(GS1:06)△ルカシュ・クルパレク(チェコ)
原沢久喜○GS反則[指導3](GS1:56)△ウシャンギ・コカウリ(アゼルバイジャン)

【3位決定戦】
ステファン・ヘギー(オーストリア)○反則[指導3](3:00)△ウシャンギ・コカウリ(アゼルバイジャン)
ルカシュ・クルパレク(チェコ)○合技[隅返・隅返](2:58)△テムル・ラヒモフ(タジキスタン)

【決勝】
タメルラン・バシャエフ(ロシア)○内股透(3:06)△原沢久喜

【日本代表選手勝ち上がり】

原沢久喜(百五銀行)
成績:2位


[2回戦]
原沢久喜○崩袈裟固(1:33)△フルカン・グネル(トルコ)

[準々決勝]
原沢久喜○GS技有・内股(GS1:06)△テムル・ラヒモフ(タジキスタン)

[準決勝]
原沢久喜○GS反則[指導3](GS1:56)△ウシャンギ・コカウリ(アゼルバイジャン)

[決勝]
原沢久喜△内股透(3:06)○タメルラン・バシャエフ(ロシア)

※ eJudoメルマガ版4月4日掲載記事より転載・編集しています。

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