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髙藤直寿キルギスタンへ出発。状態は「完璧」、新たな柔道スタイルに自信/アジア・オセアニア柔道選手権2021

(2021年4月2日)

※ eJudoメルマガ版4月2日掲載記事より転載・編集しています。
髙藤直寿キルギスタンへ出発。状態は「完璧」、新たな柔道スタイルに自信
アジア・オセアニア柔道選手権2021
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取材に応じた髙藤直寿

アジア・オセアニア選手権(4月6日~9日、タジキスタン・ビシュケク)に出場する男子60kg級の髙藤直寿(パーク24)が1日深夜、成田空港から現地に出発。出国直前に報道陣の合同取材に応じた。

髙藤はこれが五輪代表内定後初の実戦。コンディションに関しては本人曰く「完璧」。この1年間は「スタンダードな日本の柔道を突き詰める」方向性で技術を上積みしたとのことで、報道陣に内容を問われると「持ち技すべてを左右で出来るようにしてきた」「大外刈や払腰など、分かりやすく『投げる』技を身に着けた」と自信に満ちたコメントが続出。戦略性の高い柔道が持ち味だが、五輪に向けて新たなステージに踏み込みつつあることを伺わせた。

アジア・オセアニア選手権の60kg級エントリー選手のレベルは極めて高く、イェルドス・スメトフ(カザフスタン)やシャラフディン・ルトフィラエフ(ウズベキスタン)ら難敵が目白押し。敢えてテストの場に選んだこの難しい大会で、髙藤がどんな柔道を繰り広げてくれるか注目である。

■ 髙藤直寿選手のコメント
―――久々の試合。
本当に長い間試合が空いた。その中でやってきたことがいま形になっている。完璧なコンディションが出来たと思っています。

―――ワールドマスターズ、グランドスラム何大会かを見送ってこのタイミングになった。
コロナ禍の中で、IJFのツアーがどういう風に運営されているのか、そこをしっかり観察して準備するところから始めなければいけなかった。その上でオリンピックまでの残り時間を計算すると、このタイミングで出るのが一番いいと思った。

―――五輪前最後の実戦になるのか?
今の時点では、ここで1試合やって五輪に臨むのがベストと思っています。試合内容や、やってみての感覚次第で変えていくかもしれませんが、現時点ではそういう気持ちです。

―――今回の試合で試してみたいことや、課題は?
新技を持って来ると思われるかもしれませんが、スタンダードな日本の柔道を極めて来ましたので、ぜひそこを見てもらいたいなと思います。

―――具体的に、どんなことを伸ばしたのか?
ざっくり言うと、左右出来るようになっています。そこを見て欲しい。もちろん(本業の)左のほうが上手いんですけど、持ち技全て左右で出来るようにしてきました。試合で実際に出るかどうかはまた別の話ですけれど。

―――動機は?また、日本柔道らしさ、とは。
僕は左組み、当然左が強いという頭が皆にあると思う。そこで右も出来たらさらに強くなるはずという単純な動機。日本の柔道らしいスタイルというのは、わかりやすく「一本」を取れるような技を作って来たということです。今までも投げて勝ってははいましたけど、よりわかりやすい大技と言われる技、大外刈や払腰などを練習してきました。もちろん戦術面も成長していますが、「投げ」を伸ばしたそのぶん、日本柔道らしいと言われるスタイルになって来ていると思います。

―――かつては変化球的な新技も多かった。正統派を志向したのは?
単純に、自分が持っていないものが出来れば強くなれるという考えです。全部出来るのが一番強いはず。コロナ禍で時間があったので、この機会に足りないものは身に着けようと思った。

―――敢えてグランドスラムではなくアジア・オセアニア選手権を選んだ。
日程的に一番ここがいいということと、試合が出来ればそれでいいという感覚です。わざわざグランドスラムに出てポイントを稼ぐとか、そういう気持ちもない。近場で試合が出来るということといちばんいい日程ということで、選びました。

―――世界の60kg級の動向をどう見ているか?
2020年に五輪を実施した場合に強かったはずの選手と、今強い選手は少し変わって来ている。若い選手が出て来ている印象。でもタシケントで永山(竜樹)選手が優勝しましたので、少し安心しました。もとの力でしっかりやれば、十分優勝出来るということだと思います。

―――まもなく本番100日前。リオ五輪前の同時期と比べると?
あの時は気合い十分、勢いに任せていました。俺がトップバッターで行くんだ、という感じ。今はもっと冷静な自分がいますし、心技体揃っているのであの時よりも強くなっていると思います。

※ eJudoメルマガ版4月2日掲載記事より転載・編集しています。

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