PAGE TOP ↑
eJudo

【プレビュー】地元アルバイラクとジログルに期待、注目はいまが旬のパルラーティ/グランドスラム・アンタルヤ2021第2日男子プレビュー(73kg級、81kg級)

(2021年4月2日)

※ eJudoメルマガ版4月2日掲載記事より転載・編集しています。
【プレビュー】地元アルバイラクとジログルに期待、注目はいまが旬のパルラーティ
グランドスラム・アンタルヤ2021第2日男子プレビュー(73kg級、81kg級)
文責:eJudo編集部

■ 73kg級 柔道自体に魅力ある選手多し、注目は地元期待のジログル
eJudo Photo
2018年の世界ジュニア王者ビラル・ジログル(トルコ)

(エントリー41名)

この階級もトップ選手の出場はなく、トーナメントの中心は中堅から上位の境界線に位置する選手たち。このクラスの代表格であるアルチュール・マルジェリドン(カナダ)とトミー・マシアス(スウェーデン)が揃ってAシード入りしていることにもこのあたり端的だ。かといってトーナメントのレベルが低いわけではなく、役者もなかなか豊富。ファビオ・バジーレ(イタリア)、ヴィクトル・ステルプ(モルドバ)ら柔道自体が魅力的な強豪がそこかしこに散りばめられており、みどころは十分である。

実力的に図抜けた選手がいないゆえ、優勝争いは混沌。シード選手・有力選手のほぼ全員にメダル獲得のチャンスがある。

今回ピックアップするのは第2シードに配されている地元の22歳ビラル・ジログル(トルコ)。2018年世界ジュニア選手権王者、翌2019年の東京世界選手権で早くも7位入賞を果たしているほか、既にワールドツアーで3度優勝している実力者だ。長い手足を駆使して相手を抱き込むスタイルが戦いの軸、得意技はクロスグリップから仕掛ける右小内巻込だ。今回は地元開催とあってコンディションも良いはず。組み合わせ的にもベスト4入りは難しくなく、準決勝で組まれるだろうマシアスとの「長身絡みつき系」対決には特に注目したい。十分に優勝も狙えるはずだ。

【プールA】
第1シード:アルチュール・マルジェリドン(カナダ)
第8シード:アレクサンドル・ライク(ルーマニア)
有力選手:マグディエル・エストラダ(キューバ)

【プールB】
第4シード:ヴィクトル・ステルプ(モルドバ)
第5シード:ファビオ・バジーレ(イタリア)
有力選手:エフゲニー・プロコプチュク(ロシア)

【プールC】
第2シード:ビラル・ジログル(トルコ)
第7シード:ジョヴァンニ・エスポージト(イタリア)
有力選手:アルテム・ホムラ(ウクライナ)、ヴァジム・ショーカ(ベラルーシ)

【プールD】
第3シード:トミー・マシアス(スウェーデン)
第6シード:カナダ(左)
有力選手:ウングヴァリ ・ミクロス(ハンガリー)

■ 81kg級 地元アルバイラク、永瀬狩ったパルラーティがV争いの軸
eJudo Photo
ヴェダット・アルバイラク(トルコ)

(エントリー48名)

第1シードは2018年バクー世界選手権3位の地元の雄ヴェダット・アルバイラク(トルコ)。第2シードには今月頭のグランドスラム・タシケントでワールドツアー初優勝を飾ったばかりのクリスティアン・パルラーティ(イタリア)が配された。間違いなくこの2名がトーナメントの軸だ。今大会は選手層の厚い81kg級としては出場者のレベルが低めとなっており、この2人の戦いを追うだけでもひと通り見どころを押さえることができるはず。

アルバイラクはジョージア出身で国籍を2度変更した異色の経歴の持ち主。ヴァノ・レヴァジシヴィリ、ロマン・ムストプロスと都度名前を変え、現在は「アルバイラク」で戦っている。パワーは階級随一。調子に波のあるタイプではあるが、極めて層が厚い81kg級においてどの大会でも上位をキープしている実力者だ。組み合わせを見る限りそれほど大きなハードルはなく、よほどの不調でもない限り決勝進出が既定路線と見ておくべきだろう。

一方のパルラ−ティは前述のとおりタシケント大会で優勝した、今が旬の新進選手。同大会では準決勝で永瀬貴規(旭化成)、決勝でシャロフィディン・ボルタボエフ(ウズベキスタン)と階級のトップ選手2名を、低く、コンパスが円を描くように刈る独特の大内刈で破った。今大会は周囲の選手からも徹底マークを受けると予想され、そのなかで続けて結果を出すことができるか注目したい。

ほか、今大会には2013年リオデジャネイロ世界選手権王者のロイク・ピエトリ(フランス)が出場している。2016年リオデジャネイロ五輪後は90kg級に階級を上げていたため、約4年半ぶりの81kg級復帰となる。90kg級での低調ぶりからすると勝ち上がることは厳しいと予想されるが、現状どの程度の力があるのか非常に楽しみ。まずは初戦に注目だ

eJudo Photo
低空大内刈で大物を次々狩るクリスティアン・パルラーティ(イタリア)

【プールA】
第1シード:ヴェダット・アルバイラク(トルコ)
第8シード:ムラド・ファティエフ(アゼルバイジャン)
有力選手:エマニュエル・ルセンティ(アルゼンチン)

【プールB】
第4シード:エティエンヌ・ブリオン(カナダ)
第5シード:ロビン・パチェック(スウェーデン)
有力選手:ダヴィド・カラペティアン(ロシア)、ドリン・ゴトノアガ(モルドバ)、ニコラ・シラ(フランス)

【プールC】
第2シード:クリスティアン・パルラーティ(イタリア)
第7シード:ウングヴァリ ・アッティラ(ハンガリー)
有力選手:ナシフ・エリアス(レバノン)、ロイク・ピエトリ(フランス)

【プールD】
第3シード:モハメド・アブデラル(エジプト)
第6シード:アントニオ・エスポージト(イタリア)

※ eJudoメルマガ版4月2日掲載記事より転載・編集しています。

→eJudoトップページに戻る
→「ニュース・マッチレポート」に戻る
→「書評・DVD評」に戻る