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[速報]花岡晴琉が驚きの強さで73kg級制覇、無差別は藤本偉央が優勝/第43回全国高等学校柔道選手権大会男子個人試合

(2021年3月20日)

※ eJudoメルマガ版3月20日掲載記事より転載・編集しています。
[速報]花岡晴琉が驚きの強さで73kg級制覇、無差別は藤本偉央が優勝/第43回全国高等学校柔道選手権大会男子個人試合
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73kg級2回戦、花岡晴琉が小幡礼希から内股「一本」。開始7秒の早業だった。

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無差別決勝、藤本偉央が長濱佑飛の背負投を返して隅落「技有」

高校柔道日本一を争う全国高等学校柔道選手権は20日、日本武道館で最終日の男子個人試合5階級の競技が行われた。

激戦区の73kg級は花岡晴琉(宮崎・延岡学園)が他を圧する強さで優勝。1回戦から3戦連続であっという間の内股「一本」、2回戦ではV候補と目された近畿ブロック王者の小幡礼希(奈良・天理)を僅か7秒で斬り落として関係者の度肝を抜くと、準々決勝では竹市裕亮(福岡・大牟田)を「技有」優勢で退け、準決勝では粘りが売りの2018年全国中学校大会王者・平野蒼空(神奈川・桐蔭学園)をGS延長戦44秒これも内股「一本」に仕留めてファイナル進出。迎えた決勝はしぶとい田中龍雅(佐賀・佐賀商)に釣り手を絞られ続けたがあくまで大技で投げに出続け、一方的に2つの「指導」を得て勝利を決めた。

全国中学校大会2階級制覇者の後藤颯太(千葉・習志野)は2回戦で中川倖士朗(高知・岡豊)にGS延長戦の膝車「一本」で敗れた。

無差別は藤本偉央(広島・崇徳)が優勝。序盤の2試合を手堅く「指導3」の反則で勝ち上がると準々決勝は払腰「一本」、さらに準決勝は内股「一本」と徐々に加速して決勝へ。決勝はここまで笠原勇馬(岡山・作陽)と甲木碧(千葉・木更津総合)を僅差優勢、齋五澤凌生(栃木・白鴎大足利)を背負落「一本」と優勝候補を次々破って来た長濱佑飛(埼玉・埼玉栄)と対戦。長濱得意の担ぎ技で手数を積まれ「指導2」まで失ってしまったが、ここで準決勝までの丁寧な柔道からスタイルを変え、「抱き勝負」に捨身技と遮二無二取りに出る姿勢を見せる。これで流れが変わり始め、最後は窮した相手が釣り手を固められたまま仕掛けて来た背負投を振り返し、GS延長戦29秒隅落「技有」獲得。キャリア初の全国大会個人優勝を決めた。

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66kg級決勝、猪瀬真司が福田大和から背負投「一本」

66kg級は2年生世代のライバル、福田大和(島根・平田)と猪瀬真司(埼玉・埼玉栄)が決勝で激突。2019年全国中学校柔道大会決勝(内股)、2018年全日本カデ選手権準決勝(片手絞)とこれまでいずれも福田が一本勝ちしているカードだが、この日は猪瀬がケンカ四つの福田の釣り手をしっかり絞り、先んじて担ぎ技を仕掛けて流れを掴む。双方「指導2」で迎えたGS延長戦1分、福田が組み立てを変えてまず引き手で袖を持つと、猪瀬はこれを利用する形で躊躇せず、両手で片襟を掴んでの左背負投に飛び込んで「一本」。見事リベンジを果たして初の栄冠に辿り着いた。

期待された1年生の顕徳海利(兵庫・神港学園)は準々決勝で福田にGS延長戦の内股透「一本」、服部辰成(神奈川・東海大相模高)は3回戦で猪瀬に背負投「一本」でそれぞれ敗れた。

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81kg級決勝、長澤篤希が東郷丈児から片手絞「一本」

81kg級は長澤篤希(静岡・静岡学園)が全試合一本勝ちで戴冠。決勝はこちらも5戦して4つの一本勝ちという素晴らしい内容で勝ち上がって来た東郷丈児(鹿児島・鹿児島情報)と激戦。「指導2」対「指導1」でリードして迎えたGS延長戦に、強気に両襟を掴んでプレッシャーを掛けると、危機を感じた相手が思わず背負投に掛け潰れて回避。このチャンスを見逃さず、あっという間に片手絞に捉えて「参った」を引き出した。

2019年全国中学校大会の覇者長谷川環(東京・日体大荏原)は準決勝まで進んだが、東郷に肩固「一本」で敗れた。

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60kg級決勝、白金宏都が金井拓真を一本背負投で攻める。

60kg級は白金宏都(長野・佐久長聖)が優勝。決勝は金井拓真(群馬県・桐生第一)との厳しい組み手争いから徐々に抜け出し、右相四つの相手に引き手の袖を制して前進。GS延長戦2分過ぎからはこの形を起点に打点の高い右一本背負投をまとめ、GS延長戦3分12秒「指導2」を得て試合を決めた。

2018年全国中学校大会55kg級王者の五十嵐健太(神奈川・桐蔭学園)は準決勝で金井に背負投「一本」で苦杯。2019年の同大会50kg級王者近藤耀聖(千葉・習志野)は準々決勝で林壮真(東京・明大中野)にGS延長戦の「指導」で敗れた。

各階級の成績上位者と準々決勝以降の結果は下記。

■ 60kg級
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60kg級優勝の白金宏都

(エントリー47名)

【入賞者】
優 勝:白金宏都(長野・佐久長聖高)
準優勝:金井拓真(群馬・桐生第一高)
第三位:五十嵐健太(神奈川・桐蔭学園高)、林壮真(東京・明大中野高)
第五位:宮本隼岳(広島・広陵高)、古賀大士郎(佐賀・佐賀商高)、近藤耀聖(千葉・習志野高)、久松万照(高知・岡豊高)

【準々決勝】
五十嵐健太○優勢[技有・背負投]△宮本隼岳
金井拓真○優勢[技有・背負投]△古賀大士郎
林壮真○GS僅差(GS5:31)△近藤耀聖
白金宏都○GS技有・巴投(GS1:06)△久松万照

【準決勝】
金井拓真○GS背負投(GS0:12)△五十嵐健太
白金宏都○GS反則[指導3](GS2:56)△林壮真

【決勝】
白金宏都○GS僅差(GS3:12)△金井拓真

■ 66kg級
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66kg級優勝の猪瀬真司

(エントリー47名)

【入賞者】
優 勝:猪瀬真司(埼玉・埼玉栄高)
準優勝:福田大和(島根・平田高)
第三位:秋田伯(滋賀・比叡山高)、工藤泰輝(東京・修徳高)
第五位:古賀雅都(佐賀・佐賀商高)、顕徳海利(兵庫・神港学園高)、柴田渚(山口・高川学園高)、越知世成(愛媛・新田高)

【準々決勝】
秋田伯○合技[袖釣込腰・横四方固](2:22)△古賀雅都
福田大和○GS内股透(GS0:11)△顕徳海利
工藤泰輝○GS技有・背負投(GS2:07)△柴田渚
猪瀬真司○袖釣込腰(0:56)△越知世成

【準決勝】
福田大和○GS小外掛(GS0:27)△秋田伯
猪瀬真司○GS技有・小内刈(GS0:29)△工藤泰輝

【決勝】
猪瀬真司○GS背負投(GS4:00)△福田大和

■ 73kg級
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73kg級優勝の花岡晴琉

(エントリー47名)

【入賞者】
優 勝:花岡晴琉(宮崎・延岡学園高)
準優勝:田中龍雅(佐賀・佐賀商高)
第三位:平野蒼空(神奈川・桐蔭学園高)、大搗弘晟(兵庫・神港学園高)
第五位:竹市裕亮(福岡・大牟田高)、川西成汰(岡山・作陽高)、南出健慎(石川・鶴来高)、比嘉俊磨(沖縄・沖縄尚学高)

【準々決勝】
花岡晴琉○優勢[技有・浮落]△竹市裕亮
平野蒼空○GS僅差(GS6:18)△川西成汰
田中龍雅○背負投(1:11)△南出健慎
大搗弘晟○GS内股(GS0:13)△比嘉俊磨

【準決勝】
花岡晴琉○GS内股(GS1:44)△平野蒼空
田中龍雅○優勢[技有・袖釣込腰]△大搗弘晟

【決勝】
花岡晴琉○優勢[僅差]△田中龍雅

■ 81kg級
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81kg級優勝の長澤篤希

(エントリー47名)

【入賞者】
優 勝:長澤篤希(静岡・静岡学園高)
準優勝:東郷丈児(鹿児島・鹿児島情報高)
第三位:長谷川環(東京・日体大荏原高)、岡元美乃合(大阪・東海大仰星高)
第五位:今野健太郎(秋田・秋田工高)、吉澤勇志郎(千葉・木更津総合高)、河田陸久斗(北海道・北海高)、松阪章孝(三重・名張高)

【準々決勝】
長谷川環○GS技有・横車(GS3:27)△今野健太郎
東郷丈児○GS背負投(GS1:29)△吉澤勇志郎
長澤篤希○大内刈(GS0:26)△河田陸久斗
岡元美乃合○優勢[技有・背負投]△松阪章孝

【準決勝】
東郷丈児○崩袈裟固(1:49)△長谷川環
長澤篤希○体落(1:34)△岡元美乃合

【決勝】
長澤篤希○GS片手絞(GS1:07)△東郷丈児

■ 無差別
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男子無差別優勝の藤本偉央

(エントリー47名)

【入賞者】
優 勝:藤本偉央(広島・崇徳高)
準優勝:長濱佑飛(埼玉・埼玉栄高)
第三位:入耒巨助(岐阜・中京高)、桑原悠吾(福岡・福岡大大濠高)
第五位:岩本賢武(山口・高川学園高)、田中愛斗(熊本・九州学院高)、小島アントニー(群馬・常磐高)、齋五澤凌生(栃木・白鴎大足利高)

【準々決勝】
藤本偉央○大外刈(2:56)△岩本賢武
入耒巨助○GS僅差(GS1:11)△田中愛斗
桑原悠吾○GS僅差(GS1:05)△小島アントニー
長濱佑飛○背負投(1:09)△齋五澤凌生

【準決勝】
藤本偉央○内股(1:23)△入耒巨助
長濱佑飛○一本背負投(0:22)△桑原悠吾

【決勝】
藤本偉央○GS技有・隅落(GS0:29)△長濱佑飛

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