
[速報]田代未来圧勝V、新井千鶴は苦戦もしっかり優勝決める/グランドスラム・タシケント2021第2日女子(63kg級、70kg級)
(2021年3月7日)※ eJudoメルマガ版3月7日掲載記事より転載・編集しています。
[速報]田代未来圧勝V、新井千鶴は苦戦もしっかり優勝決める
グランドスラム・タシケント2021第2日女子(63kg級、70kg級)
田代は敵なきトーナメントを圧勝続きで勝ち上がった。2回戦は埼玉大出身のチョ・モッキ(韓国)を肩固「一本」、3回戦はイザベル・プチェ(スペイン)を大内刈「一本」、準々決勝はギリ・シャリル(イスラエル)を小外刈と横四方固の合技「一本」、準決勝はボルド・ガンハイチ(モンゴル)を大内刈と小外刈の合技「一本」とまったく他を寄せ付けず。唯一、水準に叶う対戦相手と目された決勝のアンドレヤ・レスキ(スロベニア)も、わずか53秒の小外刈「一本」に仕留めるまさに圧勝。文句なしの戦いぶりだった。
新井は組み手の上手さで新境地を見せたが、丁寧さにディティールが追いつかない感もあり意外な苦戦。初戦は無名のパワー派マリアム・チャントゥリア(ジョージア)を大外刈と横四方固の合技「一本」で退けたが、続く準々決勝のゲルチャク ・サビナ(ハンガリー)戦は組み手の隙を突かれ袖釣込腰「技有」を先行されるピンチ。ここは巧みな内股「技有」で追いつき、試合時間11分55秒を掛けて「指導3」で競り勝ち。準決勝もこのところ充実のグルノザ・マトニヤゾワ(ウズベキスタン)に「指導」ビハインドのままGS延長戦まで持ち込まれたが大内刈「技有」で逆転勝ち、決勝も「指導」を先行されながらワンチャンスを生かし、バルバラ・マティッチ(クロアチア)から隅落「技有」を奪って優勝を決めた。苦戦しつつも勝利はしっかり確保、結果と課題の両方を得た1日となった。
各階級の入賞者と成績上位者、日本代表選手全試合の勝ち上がりは下記。
■ 63kg級
(エントリー33名)【入賞者】
1.TASHIRO, Miku (JPN)
2.LESKI, Andreja (SLO)
3.BARRIOS, Anriquelis (VEN)
3.LIVESEY, Amy (GBR)
5.DAVYDOVA, Daria (RUS)
5.BOLD, Gankhaich (MGL)
7.SHARIR, Gili (ISR)
7.VALKOVA, Ekaterina (RUS)
【成績上位者】
優 勝:田代未来
準優勝:アンドレヤ・レスキ(スロベニア)
第三位:アンリケリス・バリオス(ベネズエラ)、エイミー・リヴェシー(イギリス)
【準々決勝】
田代未来○合技[小外刈・横四方固](1:13)△ギリ・シャリル(イスラエル)
ボルド・ガンハイチ(モンゴル)○GS反則[指導3](GS1:41)△ダリア・ダヴィドワ(ロシア)
アンドレヤ・レスキ(スロベニア)○GS技有・払腰(GS0:52)△エイミー・リヴェシー(イギリス)
アンリケリス・バリオス(ベネズエラ)○優勢[技有・払巻込]△エカテリーナ・ヴァルコワ(ロシア)
【敗者復活戦】
ダリア・ダヴィドワ(ロシア)○優勢[技有・外巻込]△ギリ・シャリル(イスラエル)
エイミー・リヴェシー(イギリス)○片手絞(1:06)△エカテリーナ・ヴァルコワ(ロシア)
【準決勝】
田代未来○合技[大内刈・小外刈](3:17)△ボルド・ガンハイチ(モンゴル)
アンドレヤ・レスキ(スロベニア)○合技[隅落・縦四方固](1:46)△アンリケリス・バリオス(ベネズエラ)
【3位決定戦】
アンリケリス・バリオス(ベネズエラ)○GS技有・隅返(GS1:31)△ダリア・ダヴィドワ(ロシア)
エイミー・リヴェシー(イギリス)○内股(0:16)△ボルド・ガンハイチ(モンゴル)
【決勝】
田代未来○小外刈(0:53)△アンドレヤ・レスキ(スロベニア)
【日本代表選手勝ち上がり】
田代未来(コマツ)
成績:優勝
[2回戦]
田代未来○肩固(2:32)△チョ・モッキ(韓国)
[3回戦]
田代未来○大内刈(1:41)△イザベル・プチェ(スペイン)
[準々決勝]
田代未来○合技[小外刈・横四方固](1:13)△ギリ・シャリル(イスラエル)
[準決勝]
田代未来○合技[大内刈・小外刈](3:17)△ボルド・ガンハイチ(モンゴル)
[決勝]
田代未来○小外刈(0:53)△アンドレヤ・レスキ(スロベニア)
■ 70kg級
【入賞者】1.ARAI, Chizuru (JPN)
2.MATIC, Barbara (CRO)
3.RODRIGUEZ, Elvismar (VEN)
3.MATNIYAZOVA, Gulnoza (UZB)
5.SANTANA, Ellen (BRA)
5.POGACNIK, Anka (SLO)
7.GERCSAK, Szabina (HUN)
7.NIANG, Assmaa (MAR)
【成績上位者】
優 勝:新井千鶴
準優勝:バルバラ・マティッチ(クロアチア)
第三位:エルビスマル・ロドリゲス(ベネズエラ)、グルノザ・マトニヤゾワ(ウズベキスタン)
【準々決勝】
新井千鶴○GS反則[指導3](GS7:55)△ゲルチャク ・サビナ(ハンガリー)
グルノザ・マトニヤゾワ(ウズベキスタン)○GS技有・釣腰(GS3:42)△エルビスマル・ロドリゲス(ベネズエラ)
バルバラ・マティッチ(クロアチア)○優勢[技有・小外掛]△アッスマ・ニアン(モロッコ)
エレン・サンタナ(ブラジル)○小外掛(1:17)△アンカ・ポガクニク(スロベニア)
【敗者復活戦】
エルビスマル・ロドリゲス(ベネズエラ)○GS技有・隅返(GS1:41)△ゲルチャク ・サビナ(ハンガリー)
アンカ・ポガクニク(スロベニア)○合技[背負投・外巻込](3:31)△アッスマ・ニアン(モロッコ)
【準決勝】
新井千鶴○GS技有・大内刈(GS1:28)△グルノザ・マトニヤゾワ(ウズベキスタン)
バルバラ・マティッチ(クロアチア)○優勢[技有・内股透]△エレン・サンタナ(ブラジル)
【3位決定戦】
エルビスマル・ロドリゲス(ベネズエラ)○GS技有・大外刈(GS0:53)△エレン・サンタナ(ブラジル)
グルノザ・マトニヤゾワ(ウズベキスタン)○跳巻込(0:19)△アンカ・ポガクニク(スロベニア)
【決勝】
新井千鶴○優勢[技有・隅落]△バルバラ・マティッチ(クロアチア)
【日本代表選手勝ち上がり】
新井千鶴(三井住友海上)
成績:優勝
[2回戦]
新井千鶴○合技[大外刈・横四方固](2:42)△マリアム・チャントゥリア(ジョージア)
[準々決勝]
新井千鶴○GS反則[指導3](GS7:55)△ゲルチャク ・サビナ(ハンガリー)
[準決勝]
新井千鶴○GS技有・大内刈(GS1:28)△グルノザ・マトニヤゾワ(ウズベキスタン)
[決勝]
新井千鶴○優勢[技有・隅落]△バルバラ・マティッチ(クロアチア)
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