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【レポート】100kg級でスラマニゼが連覇、軽量4階級はロシアが席捲/欧州ジュニア柔道選手権2020男子7階級レポート

(2020年11月18日)

※ eJudoメルマガ版11月18日掲載記事より転載・編集しています。
100kg級でスラマニゼが連覇、軽量4階級はロシアが席捲
欧州ジュニア柔道選手権2020男子7階級レポート
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100kg級決勝、イリア・スラマニゼがメルト・シスマンラルから右小外掛「一本」
(Photo: European Judo Union)

欧州ジュニア(U-20)選手権が、4日から6日までクロアチア・ポレチで開催された。

今年はコロナ禍のため世界ジュニア選手権が行われず、有望な次世代を観察する機会が極めて限られている。そんな中にあって欧州のこれぞという若手がこぞって参加するこの大会は、続いて行われるU-23欧州選手権と併せて世界の「次」を測る絶好の機会だ。

100kg級ではイリア・スラマニゼ(ジョージア)が既にシニアでも活躍しているメルト・シスマンラル(トルコ)を破って2連覇達成。昨年の世界ジュニア王者ウラジミール・アハルカツィ(ジョージア)が初戦で消えた81kg級は対抗馬のダヴィド・カラペティアン(ロシア)がV。100kg超級はシニアカテゴリの粘戦と一転、あくまで投げにこだわる志高い柔道を見せたリハールト・シプーツ(ハンガリー)がみごと優勝を飾っている。60kg級から81kg級までの4階級はロシア勢が全て制し、特に66kg級、73kg級とシニアが手薄になりつつある階級で確実に次代が育っていることを感じさせた。

下記、7階級のそれぞれの様相を簡単に記しておく。

写真提供:European Judo Union
※写真は権利者の許諾を得て掲載しています。無断転載、転用を禁じます。

■60kg級 投げて投げ返す粗削りな強さが魅力、バサエフが圧勝でV飾る

(エントリー30名)

【入賞者】
1.BASAEV, Khetag (RUS)
2.VEREDYBA, Oleh (UKR)
3.VALADIER PICARD, Romain (FRA)
3.YILDIZ, Salih (TUR)
5.JARING, Emiel (NED)
5.PARCHIEV, Abu-Muslim (RUS)
7.SALIMLI, Amrah (AZE)
7.SUPERVIELLE, Gabin (FRA)

【決勝】
ヘタグ・バサエフ(ロシア)〇優勢[技有・袖釣込腰]△オレフ・ヴェレディバ(ウクライナ)

優勝はヘタグ・バサエフ(ロシア)。勝ち上がりは1回戦でシャクロ・シャティリシヴィリ(ジョージア)を右内股と右大内刈の合技「一本」、2回戦ではツラン・バイラモフ(アゼルバイジャン)を後の先の隅落で2度捲っての合技「一本」、準々決勝はギャバン・スペハヴィエル(フランス)を右小外掛「一本」、準決勝でアブ=ムスリム・パルチェフ(ロシア)を右体落「一本」、決勝はオレフ・ヴェレディバ(ウクライナ)を袖釣込腰「技有」。5戦して4つの一本勝ち、強さ際立っていた。常に投げを狙う攻撃的な姿勢も買い、技のバリエーションも多彩で今後シニアでも上位に食い込んでくる存在と見て間違いないだろう。2回戦と準々決勝では「技有」を失っているが、これは高い攻撃意欲と反応の鋭さゆえのものと好意的に解釈したい。投げられて投げ返すこの粗削りな戦いぶりはジュニア世代にあってはむしろ魅力。早くワールドツアーで戦う姿を見たい、素直にそう思わせる勝ちぶりの良さだった。

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※ eJudoメルマガ版11月18日掲載記事より転載・編集しています。

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