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【プレビュー】男子7階級直前展望/2020年度講道館杯全日本柔道体重別選手権大会

(2020年10月30日)

※ eJudoメルマガ版10月29日掲載記事より転載・編集しています。
【プレビュー】男子7階級直前展望/2020年度講道館杯全日本柔道体重別選手権大会
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青木大

→組み合わせ(全日本柔道連盟ウェブサイト)

■60kg級 トーナメントの軸は青木大と古賀玄暉、純実力的には大島優磨が優勝候補

階級2番手の永山竜樹(了徳寺大職)が欠場。長くこの階級の上位に座っていた2015年アスタナ世界選手権3位の志々目徹(了徳寺大職)も66kg級へと階級を上げた。第1シードには昨年の優勝者の青木大(パーク24)、第2シードには同2位の古賀玄暉(日本体育大4年)が順当に配されており、この昨年のファイナリスト2名が優勝争いの軸だ。続く第3、第4シードにはともに昨年3位の竪山将(パーク24)と福田大悟(鹿屋体育大3年)が置かれ、この4名を中心にトーナメントが進行することになるだろう。

純競技力の観点からのV候補は、一昨年の優勝者の大島優磨(旭化成)と見込む。昨年は準々決勝で山本達彦(北関東綜合警備保障)、3位決定戦で竪山にそれぞれ敗れて5位に終わっているが、力だけでいえば上位陣のなかでもやや抜けているのではないだろうか。

若手では近藤隼人(国士舘大1年)に注目したい。高校カテゴリではインターハイを2連覇するなど圧倒的な成績を残しており、素材は間違いなく一級品。昨年は初戦(2回戦)で優勝した青木に敗れており、現在のところこれが出場した最後の試合となっている。あれから1年でどのような成長を遂げているのか非常に楽しみだ。

青木はAブロックの初戦で昨年の全国警察選手権王者の右田晃介(福岡県警察)、続いて昨年大会で志々目を破って7位の中原諒人(東レ滋賀)と対戦予定となっている。いずれも実力者ではあるが力関係を考えれば青木のベスト4進出まではまず間違いないだろう。一方、その準決勝の相手を決めるBブロック勝ち上がり候補は大島。2回戦の相手には昨年苦杯を喫している山本が配されているなど決して楽な組み合わせではないが、全員が同程度のコンディションと想定すれば、地力の差を反映して大島が勝ち上がるはずだ。その場合、準決勝は青木と大島による昨年と一昨年の優勝者対決となる。長い手足を生かして相手を抱き込む青木の柔道は担ぎ技主体の大島の柔道に対して相性が良くないように思われるが、青木はこのスタイルで担ぎ技系が支配的地位にある60kg級の上位陣に座り続けている。担ぎ技系の対応には習熟しており、この相性差が結果に直結することはないだろう。一方担ぎ技系は稽古量で投げの感覚と技を仕掛け続けるためのスタミナを磨くことが生命線。コロナ禍で大島が十分に稽古を積めていない可能性もあり、その場合には青木が一方的な内容で勝利することすらあり得る。

続いて下側の山。

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※ eJudoメルマガ版10月29日掲載記事より転載・編集しています。

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