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階級上げて参加のビロディド優勝ならず、52kg級はブシャーが安定のV/グランドスラム・ブダペスト2020第1日女子(48kg級、52kg級、57kg級)

(2020年10月24日)

※ eJudoメルマガ版10月24日掲載記事より転載・編集しています。
階級上げて参加のビロディド優勝ならず、52kg級はブシャーが安定のV
グランドスラム・ブダペスト2020第1日女子(48kg級、52kg級、57kg級)
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ビロディドは3位決定戦に一本勝ちも、その表情は冴えず。

ワールドツアー8か月ぶりの大会となるグランドスラム・ブダペスト大会が23日、現地のパップ・ラズロ・スポーツアリーナで開幕。初日の女子は48kg級、52kg級、57kg級の3階級の競技が行われた。

突如52kg級に階級を上げて参戦した48kg級の世界選手権連覇者ダリア・ビロディドは、優勝ならず。2試合を一本勝ちで勝ち上がったものの、準々決勝でこの日好調のアンドレア・キトゥ(ルーマニア)に内股透「技有」で敗れて本戦トーナメント脱落。その後敗者復活戦を勝ち上がり、3位決定戦はツアー優勝2度の中堅選手エヴェリン・チョップ(スイス)を小外掛「一本」で畳に埋めて表彰台は確保したものの、最後まで表情は浮かないままだった。

その52kg級は第1シードのアモンディーヌ・ブシャー(フランス)が順当に優勝。決勝は寝技が出来ないファビアン・コッヒャー(スイス)をあっという間に抑え込み、僅か1分18秒崩上四方固「一本」。全試合一本勝ち、安定した戦いぶりで通算8度目(48kg級時代含む)のワールドツアー大会制覇を成し遂げた。

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48kg級決勝、クラスニキがパレトから大外巻込「技有」

48kg級は第1シードに配されたワールドマスターズの覇者ディストリア・クラスニキ(コソボ)が圧勝V。コロナ禍にあってそのストロングポイントである体の力はますます増した印象、2回戦でパワー自慢のチェルノビツキ・エヴァ(ハンガリー)を真っ向からの大外落で畳に埋めて会場を驚かせると、山場と目されたシリーヌ・ブクリ(フランス)との準々決勝も「指導3」で危なげなく勝ち抜け。決勝の肉体派対決もリオ五輪金メダリストのパウラ・パレト(アルゼンチン)を大外巻込「技有」で退け、余裕の勝ちぶりだった。期待された新鋭シリーヌ・ブクリ(フランス)は徹底マークの中経験不足を露呈、3位決定戦もダークホースのアンドレア・ストヤディノフ(セルビア)の変則技の前に横分「技有」、肩車「技有」と2度投げられて5位に終わった。

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クリムカイトは余裕の全試合一本勝ち。

57kg級は第1シードのジェシカ・クリムカイト(カナダ)が全試合一本勝ちの圧勝。寝技の練度、投げの威力と他とは明らかに一段違った仕上がりで、決勝はこの日好調のエレーヌ・ルスヴォ(フランス)をまったく相手にせず、僅か1分21秒袖釣込腰と崩袈裟固の合技「一本」で勝負を決めてみせた。

各階級の入賞者と、準々決勝以降の結果は下記。

■ 48kg級
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48kg級メダリスト。左から2位のパウラ・パレト、優勝のディストリア・クラスニキ、3位のアンドレア・ストヤディノフとガンバータル・ナランツェツェグ。

(エントリー22名)

【入賞者】
1.KRASNIQI, Distria (KOS)
2.PARETO, Paula (ARG)
3.STOJADINOV, Andrea (SRB)
3.GANBAATAR, Narantsetseg (MGL)
5.BOUKLI, Shirine (FRA)
5.RISHONY, Shira (ISR)
7.DOLGOVA, Irina (RUS)
7.MARTINEZ ABELENDA, Laura (ESP)

【準々決勝】
ディストリア・クラスニキ(コソボ)○GS反則[指導3](GS0:16)△シリーヌ・ブクリ(フランス)
シラ・リショニー(イスラエル)○GS出足払(GS2:00)△イリーナ・ドルゴワ(ロシア)
アンドレア・ストヤディノフ(セルビア)○崩上四方固(3:19)△ガンバータル・ナランツェツェグ(モンゴル)
パウラ・パレト(アルゼンチン)○合技[大外返・袖釣込腰](3:45)△ラウラ・マルティネス=アベレンダ(スペイン)

【敗者復活戦】
シリーヌ・ブクリ(フランス)○隅返(0:26)△イリーナ・ドルゴワ(ロシア)
ガンバータル・ナランツェツェグ(モンゴル)○合技[巴投・隅落](2:47)△ラウラ・マルティネス=アベレンダ(スペイン)

【準決勝】
ディストリア・クラスニキ(コソボ)○GS技有・内股(GS1:56)△シラ・リショニー(イスラエル)
パウラ・パレト(アルゼンチン)○優勢[技有・袖釣込腰]△アンドレア・ストヤディノフ(セルビア)

【3位決定戦】
アンドレア・ストヤディノフ(セルビア)○合技[横分・肩車](3:00)△シリーヌ・ブクリ(フランス)
ガンバータル・ナランツェツェグ(モンゴル)○GS反則[指導3](GS2:31)△シラ・リショニー(イスラエル)

【決勝】
ディストリア・クラスニキ(コソボ)○優勢[技有・大外巻込]△パウラ・パレト(アルゼンチン)

■ 52kg級
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52kg級メダリスト。左から2位のファビアン・コッヒャー、優勝のアモンディーヌ・ブシャー、3位のアンドレア・キトゥとダリア・ビロディド。

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52kg級決勝はブシャーが安定の一本勝ち。寝技が全く出来ないコッヒャーを相手に一方的な試合だった。

(エントリー23名)

【入賞者】
1.BUCHARD, Amandine (FRA)
2.KOCHER, Fabienne (SUI)
3.CHITU, Andreea (ROU)
3.BILODID, Daria (UKR)
5.RYHEUL, Amber (BEL)
5.TSCHOPP, Evelyne (SUI)
7.GNETO, Astride (FRA)
7.MAMMADALIYEVA, Gultaj (AZE)

【準々決勝】
アモンディーヌ・ブシャー(フランス)○送襟絞(4:00)△アンバル・リヘウ(ベルギー)
エヴェリン・チョップ(スイス)○合技[谷落・横四方固](3:20)△アストリーデ・ネト(フランス)
アンドレア・キトゥ(ルーマニア)○優勢[技有・内股透]△ダリア・ビロディド(ウクライナ)
ファビアン・コッヒャー(スイス)○合技[裏投・崩上四方固](2:16)△グルタシュ・ママダリエワ(アゼルバイジャン)

【敗者復活戦】
アンバル・リヘウ(ベルギー)○GS崩上四方固(GS2:34)△アストリーデ・ネト(フランス)
ダリア・ビロディド(ウクライナ)○上四方固(1:02)△グルタシュ・ママダリエワ(アゼルバイジャン)

【準決勝】
アモンディーヌ・ブシャー(フランス)○合技[肩車・大内刈](2:08)△エヴェリン・チョップ(スイス)
ファビアン・コッヒャー(スイス)○大内刈(2:00)△アンドレア・キトゥ(ルーマニア)

【3位決定戦】
アンドレア・キトゥ(ルーマニア)○裏投(2:32)△アンバル・リヘウ(ベルギー)
ダリア・ビロディド(ウクライナ)○小外掛(2:40)△エヴェリン・チョップ(スイス)

【決勝】
アモンディーヌ・ブシャー(フランス)○崩上四方固(1:18)△ファビアン・コッヒャー(スイス)

■ 57kg級
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57kg級メダリスト。左から2位のエレーヌ・ルスヴ、優勝のジェシカ・クリムカイト、3位のティムナ・ネルソン=レヴィーとテルマ・モンテイロ。

(エントリー25名)

【入賞者】
1.KLIMKAIT, Jessica (CAN)
2.RECEVEAUX, Helene (FRA)
3.NELSON LEVY, Timna (ISR)
3.KARAKAS, Hedvig (HUN)
5.MONTEIRO, Telma (POR)
5.VERHAGEN, Sanne (NED)
7.ILIEVA, Ivelina (BUL)
7.MEZHETSKAIA, Daria (RUS)

【準々決勝】
ジェシカ・クリムカイト(カナダ)○袖釣込腰(1:54)△イヴェリナ・イリエワ(ブルガリア)
カラカス・ヘドウィグ(ハンガリー)○腕挫十字固(3:52)△ティムナ・ネルソン=レヴィー(イスラエル)
エレーヌ・ルスヴォ(フランス)○背負投(1:52)△ダリア・メジェツカイア(ロシア)
テルマ・モンテイロ(ポルトガル)○反則[指導3](2:53)△サンネ・フェルハーヘン(オランダ)

【敗者復活戦】
ティムナ・ネルソン=レヴィー(イスラエル)○GS技有・隅落(GS0:11)△イヴェリナ・イリエワ(ブルガリア)
サンネ・フェルハーヘン(オランダ)○不戦△ダリア・メジェツカイア(ロシア)

【準決勝】
ジェシカ・クリムカイト(カナダ)○背負投(3:20)△カラカス・ヘドウィグ(ハンガリー)
エレーヌ・ルスヴォ(フランス)○崩上四方固(3:22)△テルマ・モンテイロ(ポルトガル)

【3位決定戦】
ティムナ・ネルソン=レヴィー(イスラエル)○GS技有・浮腰(GS2:38)△テルマ・モンテイロ(ポルトガル)
カラカス・ヘドウィグ(ハンガリー)○腕挫十字固(0:35)△サンネ・フェルハーヘン(オランダ)

【決勝】
ジェシカ・クリムカイト(カナダ)○合技[袖釣込腰・崩袈裟固](1:21)△エレーヌ・ルスヴォ(フランス)

※ eJudoメルマガ版10月24日掲載記事より転載・編集しています。

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