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リネール国内大会で思わぬ敗退、主審の判定には苦言

(2020年10月4日)

※ eJudoメルマガ版10月4日掲載記事より転載・編集しています。
リネール国内大会で思わぬ敗退、主審の判定には苦言
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写真は今年2月、グランドスラム・パリ時。

オリンピック100kg超級を2連覇中の絶対王者テディ・リネール(フランス)が国内大会で思わぬ敗北を喫した。3日にフランス西部のブレストで行われたフランスクラブ選手権(団体戦)に所属のパリ・サンジェルマンの一員として出場し、準々決勝で対戦したスーシー・ジュードー(SUCY JUDO)のジョセフ・テヘーに「指導3」の反則で敗れた。

テヘーは25歳。昨年のフランス国内選手権では優勝しているが、ワールドツアー大会には9度出場して決勝ラウンド進出はゼロ。今年抜擢されたグランドスラム・パリでも2回戦でアフメド・ワヒド(エジプト)に「指導3」の反則で敗れるなど、国際大会ではほとんど実績を残せていない。

試合は徹底して袖を絞って前に出続けるテヘーを、リネールがいなして組みなおすという展開。テヘーがあまりに組み手を切りまくるためリネールはほとんど技を仕掛けられず、両者に消極的「指導」、続いてリネールに「場外」の指導、最後は両者に「取り組まない」咎で「指導」が与えられ、「指導2」対「指導3」の反則累積で勝敗が決した。

リネールは試合後のインタビューで主審の判定の不当さを糾弾。所属のパリ・サンジェルマンに対する感情的なジャッジがあったと見立て(※同チームの女子のエントリーを巡り、主催者とチームの間に軋轢があるとの報道があった)て、連盟に誤審を訴えると語った。このところ常に冷静な言動を続けているリネールとしては、珍しいほど感情的な反応。

確かに審判のレベルは高くなく、少なくとも最後の「指導」は相手にのみ反則が与えられるべき局面であった。ただし本来の格付けからすれば、ジャッジの巧拙に関わらず投げて試合を終わらせるべき相手。苦手なタイプではあるが、リネール自身の体は調整不足だった2月に比べるとかなり絞れており、動き自体もさほど悪くない。にも拘わらず圧は掛からず、技は出ず。試合勘を戻すためにスローペースで試合を運ぼうとした可能性もあり、また決してフォーカスしたとは言えない大会ではあったが、衰えが疑われてしまう内容だった。

※ eJudoメルマガ版10月4日掲載記事より転載・編集しています。

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