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66kg級ワンマッチは12月11日が第1候補、国際大会派遣再開は年明けのワールドマスターズを検討/金野潤強化委員長談話

(2020年9月23日)

※ eJudoメルマガ版9月23日掲載記事より転載・編集しています。
66kg級ワンマッチは12月11日が第1候補、国際大会派遣再開は年明けのワールドマスターズを検討
金野潤強化委員長談話
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金野潤強化委員長
(写真は2020年2月撮影)

23日にグランドスラム東京(12月11日~13日)の中止が正式に発表されたことを受けて、同日夕方、全日本柔道連盟の金野潤強化委員長が代表取材に応じた。

金野委員長は「中止は残念だが、こうなる可能性も考えていた。今出来る強化をしていくことは変わらない」との旨コメント。IJFは新たにグランプリ・ザグレブの開催に言及しているが、強化計画上も海外渡航の難しい現状からも、日本代表は年内の国際大会参加は行わない予定。1月11日からのワールドマスターズ・ドーハへの参加を検討するとのこと。

グランドスラム東京中止に伴う66kg級五輪代表決定戦は、本来同大会の66kg級が行われる予定だった12月11日の実施が第1候補。会場、日程などの詳細は来週以降にあらためて協議される。

コメントの要旨は下記。

――― 選手の強化や合宿など代表の活動への影響は?

ここから国際大会をスタートしたいという考えだったので、出来なくなったことは残念。ただし、例えば66kg級の代表選考についてもワンマッチでの開催を想定したりと、中止になった場合も視野に入れて来たので、慌てずしっかり対応していきます。合宿については、たとえNTCに代表メンバーを集められても規定上練習相手を呼ぶことが出来ない(実質稽古が出来ない)ので、大会があってもなくても所属中心に強化をしていくというこれまでの方針は変わらない。ですので大きな影響はないとも言えます。今後も、無理に1か所に集めるよりも、それぞれが所属で鍛えて強化をしていく形が中心になると考えています。

――― 代表内定選手は講道館杯、あるいは全日本選手権に出場しますか?

まだヒアリングを行っていないのでわかりません。予想として、中量級以上の選手は試合経験を積むために全日本選手権に出場する選手が増えるのではないかと思ってはいます。ただし、あくまで選手個々がどう考えるかということ。軽量選手の講道館杯出場についても同様です。

――― グランドスラムに合わせて調整して来た選手が1ヶ月以上前の講道館杯に出場するのは難しいのでは?

仰る通り、普通に考えれば難しい。ただし試合がまったくないという異常事態の中では、普通とは違う考え方をする選手が出てくる可能性もあります。試合勘を取り戻したいから出るという選手がいるかもしれないし、もう1度しっかり作り直したいから今回は回避するという選手もいるでしょう。国内でこれまで争って来た選手ともう1度試合をするということには、色々な思惑も絡んで来ると思いますし、一概には言えません。

――― 強化として代表選手に講道館杯、あるいは来年4月の全日本選抜体重別への出場を強く促すことはあるのか?

選手に「この試合は出るべきだ」という強制はしません。基本的には担当コーチと選手たちが相談しながら決めていくこと。例えばコーチからこの時期に試合を挟んでおくべきだ、あるいは1試合やっておく方が次につながるのではないか、というような示唆はあるかもしれませんが、決定するのはあくまで選手自身です。

――― 年内に国際大会に選手を派遣する可能性はあるか、また1月のワールドマスターズ出場の可能性は?

年内の大会はグランドスラム東京からと考えていたので、それ以前の大会に出場する考えは今のところありません。国の規定上、海外への渡航自体が厳しい現状を踏まえるとやはり年内は難しい。来年1月のワールドマスターズはもともと強化の中で視野に入れていた大会でもあり、検討しています。(12月に開催するとされている)グランプリ・ザグレブがいつどのように行われるのか、また国の渡航制限がどのくらい緩和されていくのか、総合的に見て判断したい。

――― 海外勢の研究も難しいのでは。

研究班だけであっても海外に行くことは難しい状況だと思います。仮に渡航出来たとしても、会場に入れるのかどうかがわからない。ただ、他の海外勢も事情は同じでしょうから、有利不利はないはず。受け入れていくしかないと思います。新しいデータが集められない現状ですが、科研も選手のコンディショニングに集中したり、今までのデータの精度を上げていったり、新たなデータが入ってきた時のためのシステムを整備したり、出来ることをやってくれていると思います。

――― 五輪に向けて、大会がどんどん減ってきています。

状況が変わったのであれば粛々と順応していくしかありません。選手たちも、今の状況に戸惑うこともあるかもしれませんが、やれることをやるという意識でいてくれると思っています。我々も、たとえ1つの大会が中止になっても、その次はやるんだというつもりで、しっかり選手をバックアップしていきたい。

――― 男子66kg級の代表選考会について

基本的にはこれまで計画していた通り、グランドスラム東京の初日(12月11日)、本来66kg級の試合があるはずだった日で考えています。ただ、会場がそのまま使えるのか、新たに会場を用意しなければいけないのか、またそれによって日程が変わるのかなど、詳細は来週以降の会議で決まると思います。中止の決定が早かったので、1日、2日日程がズレたとしても影響は最小限になると思いますが、いまのところ大きく変えるということは考えていません。

――― 66kg級の両陣営から、何か要望は出ていますか。

もともと本人たちからは「出来れば大会の中で決めたい」とうことと、年内に決着をつけたいというリクエストがあり、その意向を踏まえてグランドスラム東京での選考会を設定していました。なので、そのままの時期で選考する考えです。年内に通常大会が出来なかった場合の想定として、2月のヨーロッパシリーズについてもヒアリングしていたのですが、双方ともに、準備期間を考えると年内での決着が望ましいという意向でした。

※ eJudoメルマガ版9月23日掲載記事より転載・編集しています。

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