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アン・チャンリン ロングインタビュー③ 「試したことの多さこそ本番の武器、大野将平との6戦を振り返る」

(2020年9月8日)

※ eJudoメルマガ版9月8日掲載記事より転載・編集しています。
ロングインタビュー「世界王者アン・チャンリンの過去、現在、そしてこれから」(全3回)
第3回 「試したことの多さこそ本番の武器、大野将平との6戦を振り返る」
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写真は2018年アジア大会決勝、大野将平との大一番に向かうアン・チャンリン。試合は11分を超える大熱戦となった。「ジャカルタの死闘」である。

2018年バクー世界選手権73kg級金メダリスト、韓国代表のアン・チャンリン(安昌林・韓国)選手のロングインタビュー、最終回をお送りする。今回は来るべき東京五輪の対決に向けてライバル・大野将平選手との過去6戦を振り返って頂き、パンデミック下における現在の活動について話をお聞きした。

(聞き手・古田英毅)

※インタビューは7月下旬に行われました

―――リオ五輪の金メダリスト、大野将平選手についてお話頂きたいと思います。日本では、大野将平選手の最大のライバルはアン選手だと認識されていますが、アン選手から見た大野選手は?

韓国でも日本でも一番聞かれるのがその質問なんですよ。

―――それはそうでしょう。誰がどう見ても、金メダル争いの軸はこの2人ですから。

皆、まず、大野選手をどう思いますか、と聞いてくるんですが、本当にどうとも思っていないんですよ(笑)。もちろん滅茶苦茶強いですし、オリンピックチャンピオンですし、それはその通りに思ってはいるんですけど。僕はあくまで普通に「日本の73kg級代表で内股と大外刈が上手くて強い選手」そのくらいの位置づけ。特別に強く意識するということはないんです。僕としては、「相手」自体と戦っているというよりは、相手の「戦術」とか「スタイル」と戦っていると思っているので、大野選手だからどうだとか、何回負けているかとか、そういうことを特別に考えることはないです。…誤解されてしまうと困るんですが、もちろん、すごく強い選手だとは思っていますよ。その上での話です。

―――では、少しだけ質問を変えて。大野選手のどんなところが強いと思っていて、どんなところに付け入る隙があると考えていますか?

まず。みんな攻撃に目がいきがちですけど、一番凄いのは防御ですよね。

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※ eJudoメルマガ版9月8日掲載記事より転載・編集しています。

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