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[速報]濵田満額回答の全試合一本V、朝比奈も意地の優勝飾る/グランドスラム・デュッセルドルフ2020最終日女子(78kg級、78kg超級)

(2020年2月24日)

※ eJudoメルマガ版2月24日掲載記事より転載・編集しています。
[速報]濵田満額回答の全試合一本V、朝比奈も意地の優勝飾る
グランドスラム・デュッセルドルフ2020最終日女子(78kg級、78kg超級)
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決勝、濵田尚里は第1シードのマイラ・アギアールを決して立たせず。2分近くに亘る寝勝負の末に「一本」を得た。

→最終日女子プレビュー

グランドスラム・デュッセルドルフ大会は23日、現地のISSドームで最終日の男女合わせて5階級の競技が行われ、女子は78kg級の濵田尚里(自衛隊体育学校)、78kg超級の朝比奈沙羅(パーク24)といずれも日本勢が制した。

濵田は全試合一本勝ち。武器である寝技は冴えわたり、引込返に巴投、敢えて大きく振り抜けての一本背負投と、課題であった立ち技から寝技への繋ぎも明らかにレベルアップ。ヨワナ・ペコヴィッチ(モンテネグロ)を腕緘「一本」、アナスタシア・タルチン(ウクライナ)を内股「一本」、パトリシア・サンパイオ(ポルトガル)を崩袈裟固「一本」と圧勝を続け、決勝はもと世界王者マイラ・アギアール(ブラジル)を試合開始早々寝技に引き込むと、約2分近くまったく立たせず。2度「抑え込み」の声を聞き、解かれる度に拘束を強める。3度目の「抑え込み」の際にはもはや完璧、横四方固「一本」で優勝を決めた。

結果、内容とも文句なし。1番手候補として臨んだ濵田は、大会後に行われる強化委員会での東京五輪代表内定が確定的となった。

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2回戦、朝比奈沙羅がアナマリ・ヴェレンセクから膝車「技有」

朝比奈は動き良く、圧を掛けては払腰と支釣込足(膝車)の表裏2方向の技を組み合わせて投げ切る本来の姿を久々披露。ユリアナ・ボリバル=ゴンザレス(ペルー)を払腰「一本」、アナマリ・ヴェレンセク(スロベニア)を膝車と横四方固の合技「一本」、ラリサ・セリッチ(ボスニア・ヘルツェゴビナ)を支釣込足「一本」で退けると、準決勝ではなんとイダリス・オルティス(キューバ)を支釣込足で崩しておいての隅落「技有」から横四方固に抑え込む完璧な合技「一本」。決勝は体が固まり組み負ける場面が続いたが、朝比奈を押さえつけたまま技が出ないイリーナ・キンゼルスカ(アゼルバイジャン)にブロッキングで2つの「指導」。状況をよく見た朝比奈が場外にキンゼルスカを寄り切り、GS延長戦22秒3つめの「指導」を得て勝利を決めた。朝比奈は昨年7月のグランプリ・モントリオール以来、4大会ぶりのワールドツアー優勝。

オルティスはベアトリス・ソウザ(ブラジル)を一本背負投「技有」で下して3位を確保。表彰台もう1人はこの日ジュリア・トロフアと=ファトゥメタ・ムバイロのフランスの1軍選手2人を狩ったホーテンス=ヴァネッサ・ムバラ=アタンガナ(カメルーン)となった。

入賞者と、準々決勝以降の結果および日本代表選手全試合の結果は下記。

■ 78kg級
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78kg級メダリスト。左から2位のマイラ・アギアール、優勝の濵田尚里、3位のファニー=エステル・ポスヴィトとアナ=マリア・ヴァグナー。

エントリー37名)

【入賞者】
1.HAMADA, Shori (JPN)
2.AGUIAR, Mayra (BRA)
3.POSVITE, Fanny Estelle (FRA)
3.WAGNER, Anna Maria (GER)
5.SAMPAIO, Patricia (POR)
5.ANTOMARCHI, Kaliema (CUB)
7.GRAF, Bernadette (AUT)
7.MALZAHN, Luise (GER)

【準々決勝】
マイラ・アギアール(ブラジル)○反則[指導3](3:45)△ベルナデッテ・グラフ(オーストリア)
カリエマ・アントマルチ(キューバ)○反則[指導3](2:45)△ファニー=エステル・ポスヴィト(フランス)
パトリシア・サンパイオ(ポルトガル)○GS隅落(GS2:10)△アナ=マリア・ヴァグナー(ドイツ)
濵田尚里○合技[引込返・縦四方固](1:42)△ルイーズ・マルツァーン(ドイツ)

【敗者復活戦】
ファニー=エステル・ポスヴィト(フランス)○横四方固(3:39)△ベルナデッテ・グラフ(オーストリア)
アナ=マリア・ヴァグナー(ドイツ)○内股(2:57)△ルイーズ・マルツァーン(ドイツ)

【準決勝】
マイラ・アギアール(ブラジル)○GS技有・小内刈(GS0:47)△カリエマ・アントマルチ(キューバ)
濵田尚里○崩袈裟固(3:41)△パトリシア・サンパイオ(ポルトガル)

【3位決定戦】
ファニー=エステル・ポスヴィト(フランス)○GS反則[指導3](GS3:18)△パトリシア・サンパイオ(ポルトガル)
アナ=マリア・ヴァグナー(ドイツ)○大内刈(0:26)△カリエマ・アントマルチ(キューバ)

【決勝】
濵田尚里○横四方固(2:08)△マイラ・アギアール(ブラジル)

【日本代表選手勝ち上がり】

濵田尚里(自衛隊体育学校)
成績:優勝


[2回戦]
濵田尚里○腕緘(1:04)△ヨワナ・ペコヴィッチ(モンテネグロ)

[3回戦]
濵田尚里○内股(3:10)△アナスタシア・タルチン(ウクライナ)

[準々決勝]
濵田尚里○合技[引込返・縦四方固](1:42)△ルイーズ・マルツァーン(ドイツ)

[準決勝]
濵田尚里○崩袈裟固(3:41)△パトリシア・サンパイオ(ポルトガル)

[決勝]
濵田尚里○横四方固(2:08)△マイラ・アギアール(ブラジル)

■ 78kg超級
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78kg超級メダリスト。左から2位のイリーナ・キンゼルスカ、優勝の朝比奈沙羅、3位のホーテンス=ヴァネッサ・ムバラ=アタンガナとイダリス・オルティス。

(エントリー36名)

【入賞者】
1.ASAHINA, Sarah (JPN)
2.KINDZERSKA, Iryna (AZE)
3.MBALLA ATANGANA, Hortence Vanessa (CMR)
3.ORTIZ, Idalys (CUB)
5.M BAIRO, Anne Fatoumata (FRA)
5.SOUZA, Beatriz (BRA)
7.CERIC, Larisa (BIH)
7.CHEIKH ROUHOU, Nihel (TUN)

【準々決勝】
イダリス・オルティス(キューバ)○合技[袖釣込腰・崩上四方固](0:35)△アン=ファトゥメタ・ムバイロ(フランス)
朝比奈沙羅○支釣込足(1:11)△ラリサ・セリッチ(ボスニア・ヘルツェゴビナ)
ホーテンス=ヴァネッサ・ムバラ=アタンガナ(カメルーン)○GS反則[指導3](GS0:57)△ニヘル・シェイフ=ルーフー(チュニジア)
イリーナ・キンゼルスカ(アゼルバイジャン)○合技[隅落・隅落](2:41)△ベアトリス・ソウザ(ブラジル)

【敗者復活戦】
アン=ファトゥメタ・ムバイロ(フランス)○優勢[技有・大外巻込]△ラリサ・セリッチ(ボスニア・ヘルツェゴビナ)
ベアトリス・ソウザ(ブラジル)○反則[指導3](1:23)△ニヘル・シェイフ=ルーフー(チュニジア)

【準決勝】
朝比奈沙羅○合技[隅落・横四方固](2:22)△イダリス・オルティス(キューバ)
イリーナ・キンゼルスカ(アゼルバイジャン)○合技[払巻込・崩袈裟固](1:20)△ホーテンス=ヴァネッサ・ムバラ=アタンガナ(カメルーン)

【3位決定戦】
ホーテンス=ヴァネッサ・ムバラ=アタンガナ(カメルーン)○GS合技[浮落・隅落](GS2:16)△アン=ファトゥメタ・ムバイロ(フランス)
イダリス・オルティス(キューバ)○優勢[技有・一本背負投]△ベアトリス・ソウザ(ブラジル)

【決勝】
朝比奈沙羅○GS反則[指導3](GS0:22)△イリーナ・キンゼルスカ(アゼルバイジャン)

【日本代表選手勝ち上がり】

朝比奈沙羅(パーク24)
成績:優勝


[2回戦]
朝比奈沙羅○払腰(1:40)△ユリアナ・ボリバル=ゴンザレス(ペルー)

[3回戦]
朝比奈沙羅○合技[膝車・横四方固](3:26)△アナマリ・ヴェレンセク(スロベニア)

[準々決勝]
朝比奈沙羅○支釣込足(1:11)△ラリサ・セリッチ(ボスニア・ヘルツェゴビナ)

[準決勝]
朝比奈沙羅○合技[隅落・横四方固](2:22)△イダリス・オルティス(キューバ)

[決勝]
朝比奈沙羅○GS反則[指導3](GS0:22)△イリーナ・キンゼルスカ(アゼルバイジャン)

※ eJudoメルマガ版2月24日掲載記事より転載・編集しています。

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