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[速報]ツシシヴィリ貫禄の最重量級制覇、90kg級は大物食いまくったボボノフが全試合一本勝ちの圧勝V/グランドスラム・デュッセルドルフ2020最終日男子(90kg級、100kg級、100kg超級)

(2020年2月24日)

※ eJudoメルマガ版2月24日掲載記事より転載・編集しています。
[速報]ツシシヴィリ貫禄の最重量級制覇、90kg級は大物食いまくったボボノフが全試合一本勝ちの圧勝V
グランドスラム・デュッセルドルフ2020最終日男子(90kg級、100kg級、100kg超級)
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90kg級向翔一郎は3位を確保も、準々決勝では勝手に帯をほどいて「指導3」を受ける失態で黒星

→最終日女子プレビュー

グランドスラム・デュッセルドルフ大会は23日に最終日を迎え、現地のISSドームで男子3階級、女子2階級の競技が行われた。

男子日本勢は90kg級の向翔一郎(ALSOK)1人が出場。五輪代表内定を掛けて優勝に挑んだが、この日最初の関門である準々決勝で意外な躓き。ママダリ・メディエフ(アゼルバイジャン)とともに「指導2」ずつを失って迎えたGS延長戦3分1秒、「待て」が掛かると審判の指示のないまま帯を完全に解いてしまう。審判も驚きの表情、「取らざるを得ない」とばかりに映像チェックを経てこの行為に3つ目の「指導」を宣告し、向は反則負けとなった。

帯を結ぶのは服装を正す行為だが、解くことは「乱す」方向性のアクション。現行ルールでは遅延行為と取られるが、最近行われた服装の乱れに関する規定の厳格化を待つまでもなく、そもそも審判の指示なく勝手に帯を解く行為は競技マナーとしてネガティブな行為である。向は敗者復活戦と3位決定戦を勝って銅メダルを確保したが、代表選手にあるまじき大失態であった。

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90kg級決勝、ダヴラト・ボボノフが内股透でまず「技有」。

この90kg級は、ダヴラト・ボボノフ(ウズベキスタン)が、2018年に階級を上げて以来初めてのワールドツアータイトル獲得。1回戦でシロツロ・イクラモフ(タジキスタン)を内股「一本」で破ると以降は名だたる強豪ばかりを、それも圧倒的な強さで撫で斬り。イスラム・ボズバエフ(カザフスタン)を「指導3」で狩ると、3回戦はワールドマスターズ王者のラシャ・ベカウリ(ジョージア)を僅か17秒の背負投「一本」、グランドスラム大阪決勝の再戦となった準々決勝はベカ・グヴィニアシヴィリ(ジョージア)を開始27秒の片手絞で絞め落として「一本」、準決勝は1分34秒の間にイワン=フェリペ・シルバ=モラレス(キューバ)を体落と「やぐら投げ」(内股)で2度投げつけて合技の一本勝ち。決勝は実力派クエジョウ・ナーバリ(ウクライナ)を内股透と内股の合技「一本」で一蹴した。

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100㎏超級決勝、グラム・ツシシヴィリがヨハネス・フレイから袖釣込腰「一本」

100kg超級は第1シードの2018年の世界王者グラム・ツシシヴィリ(ジョージア)が貫禄の全試合一本勝ち。準々決勝ではキム・ミンジョン(韓国)を一本背負投「技有」から横四方固に抑え込み、準決勝はラファエル・シウバ(ブラジル)から一方的に「指導」3つを奪って快勝、決勝はこの日ヘンク・フロルとロイ・メイヤーのオランダ代表候補2人を下すアップセットを演じているヨハネス・フレイ(ドイツ)を開始46秒の袖釣込腰「一本」で退けた。

日本のウルフアロンに始まり、ペテル・パルチク(イスラエル)、ヴァーラム・リパルテリアニ(ジョージア)と大物が次々エントリーを取り消した100kg級は、ダークホースのムハマドカリム・フラモフ(ウズベキスタン)が優勝。90kg級のボボノフに続いてウズベキスタンに今大会2つ目の金メダルをもたらした。第1シードの東京世界選手権王者ジョルジ・フォンセカ(ポルトガル)はツアー初優勝ならず、準決勝でエルマー・ガシモフ(アゼルバイジャン)の浮技一発に沈んで3位に終わった。

各階級の入賞者と、準々決勝以降および日本代表選手全試合の結果は下記。

■ 90kg級
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90kg級メダリスト。左から2位のクエジョウ・ナーバリ、優勝のダヴラト・ボボノフ、3位のベカ・グヴィニアシヴィリと向翔一郎。

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3位決定戦、向翔一郎がイワン=フェリペ・シルバ=モラレスから払巻込「一本」

(エントリー54名)

【入賞者】
1.BOBONOV, Davlat (UZB)
2.NHABALI, Quedjau (UKR)
3.GVINIASHVILI, Beka (GEO)
3.MUKAI, Shoichiro (JPN)
5.MEHDIYEV, Mammadali (AZE)
5.SILVA MORALES, Ivan Felipe (CUB)
7.KLAMMERT, David (CZE)
7.KOCHMAN, Li (ISR)

【準々決勝】
イワン=フェリペ・シルバ=モラレス(キューバ)○優勢[技有・内股]△ダヴィド・クラメルト(チェコ)
ダヴラト・ボボノフ(ウズベキスタン)○片手絞(0:27)△ベカ・グヴィニアシヴィリ(ジョージア)
ママダリ・メディエフ(アゼルバイジャン)○GS反則[指導3](GS3:01)△向翔一郎
クエジョウ・ナーバリ(ウクライナ)○大内刈(0:55)△リ・コツマン(イスラエル)

【敗者復活戦】
ベカ・グヴィニアシヴィリ(ジョージア)○優勢[技有・釣込腰]△ダヴィド・クラメルト(チェコ)
向翔一郎○GS反則[指導3](GS1:17)△リ・コツマン(イスラエル)

【準決勝】
ダヴラト・ボボノフ(ウズベキスタン)○合技[体落・内股](1:34)△イワン=フェリペ・シルバ=モラレス(キューバ)
クエジョウ・ナーバリ(ウクライナ)○片手絞(1:50)△ママダリ・メディエフ(アゼルバイジャン)

【3位決定戦】
ベカ・グヴィニアシヴィリ(ジョージア)○GS技有・裏投(GS0:42)△ママダリ・メディエフ(アゼルバイジャン)
向翔一郎○GS払巻込(GS0:18)△イワン=フェリペ・シルバ=モラレス(キューバ)

【決勝】
ダヴラト・ボボノフ(ウズベキスタン)○合技[内股透・釣込腰](0:59)△クエジョウ・ナーバリ(ウクライナ)

【日本代表選手勝ち上がり】

向翔一郎(ALSOK)
成績:3位


[2回戦]
向翔一郎○反則[指導3](1:37)△ジャマル・ペトグレイヴ(イングランド)

[3回戦]
向翔一郎○背負投(1:38)△ヨハネス・パッヒャー(オーストリア)

[準々決勝]
向翔一郎△GS反則[指導3](GS3:01)○ママダリ・メディエフ(アゼルバイジャン)

[敗者復活戦]
向翔一郎○GS反則[指導3](GS1:17)△リ・コツマン(イスラエル)

[3位決定戦]
向翔一郎○GS払巻込(GS0:18)△イワン=フェリペ・シルバ=モラレス(キューバ)

■ 100kg級
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100kg級メダリスト。左から2位のエルマー・ガシモフ、優勝のムハマドカリム・フラモフ、3位のミクロス・サーイエニッチとゼリム・コツォイエフ。

(エントリー58名)

【入賞者】
1.KHURRAMOV, Mukhammadkarim (UZB)
2.GASIMOV, Elmar (AZE)
3.CIRJENICS, Miklos (HUN)
3.KOTSOIEV, Zelym (AZE)
5.BUZACARINI, Rafael (BRA)
5.FONSECA, Jorge (POR)
7.FLETCHER, Benjamin (IRL)
7.CHIKOVANI, Giorgi (GEO)

【準々決勝】
ジョルジ・フォンセカ(ポルトガル)○反則[指導3](2:44)△ミクロス・サーイエニッチ(ハンガリー)
エルマー・ガシモフ(アゼルバイジャン)○横落(3:38)△ベンジャミン・フレッチャー(アイルランド)
ラファエル・ブザカリニ(ブラジル)○横四方固(1:05)△ギオルギ・チコヴァニ(ジョージア)
ムハマドカリム・フラモフ(ウズベキスタン)○釣込腰(0:38)△ゼリム・コツォイエフ(アゼルバイジャン)

【敗者復活戦】
ミクロス・サーイエニッチ(ハンガリー)○合技[外巻込・外巻込](2:28)△ベンジャミン・フレッチャー(アイルランド)
ゼリム・コツォイエフ(アゼルバイジャン)○隅落(3:09)△ギオルギ・チコヴァニ(ジョージア)

【準決勝】
エルマー・ガシモフ(アゼルバイジャン)○GS浮技(GS0:26)△ジョルジ・フォンセカ(ポルトガル)
ムハマドカリム・フラモフ(ウズベキスタン)○GS浮落(GS0:14)△ラファエル・ブザカリニ(ブラジル)

【3位決定戦】
ミクロス・サーイエニッチ(ハンガリー)○背負投(1:25)△ラファエル・ブザカリニ(ブラジル)
ゼリム・コツォイエフ(アゼルバイジャン)○合技[大内刈・大内刈](3:06)△ジョルジ・フォンセカ(ポルトガル)

【決勝】
ムハマドカリム・フラモフ(ウズベキスタン)○GS反則[指導3](GS1:10)△エルマー・ガシモフ(アゼルバイジャン)

■ 100kg超級
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100kg超級メダリスト。左から2位のヨハネス・フレイ、優勝のグラム・ツシシヴィリ、3位キム・ミンジョンとラファエル・シウバ

(エントリー35名)

【入賞者】
1.TUSHISHVILI, Guram (GEO)
2.FREY, Johannes (GER)
3.KIM, Minjong (KOR)
3.SILVA, Rafael (BRA)
5.MEYER, Roy (NED)
5.SIPOCZ, Richard (HUN)
7.VAKHAVIAK, Aliaksandr (BLR)
7.SARNACKI, Maciej (POL)

【準々決勝】
グラム・ツシシヴィリ(ジョージア)○横四方固(3:13)△キム・ミンジョン(韓国)
ラファエル・シウバ(ブラジル)○大外刈(2:01)△アリアクサンドル・ヴァハヴィアク(ベラルーシ)
ロイ・メイヤー(オランダ)○反則[指導3](3:30)△マチェイ・サルナツキ(ポーランド)
ヨハネス・フレイ(ドイツ)○体落(1:05)△リヒャルト・シポッツ(ハンガリー)

【敗者復活戦】
キム・ミンジョン(韓国)○合技[内股透・内股透](3:19)△アリアクサンドル・ヴァハヴィアク(ベラルーシ)
リヒャルト・シポッツ(ハンガリー)○内股(1:58)△マチェイ・サルナツキ(ポーランド)

【準決勝】
グラム・ツシシヴィリ(ジョージア)○反則[指導3](2:47)△ラファエル・シウバ(ブラジル)
ヨハネス・フレイ(ドイツ)○優勢[技有・体落]△ロイ・メイヤー(オランダ)

【3位決定戦】
キム・ミンジョン(韓国)○GS横落(GS2:27)△ロイ・メイヤー(オランダ)
ラファエル・シウバ(ブラジル)○反則[指導3](3:35)△リヒャルト・シポッツ(ハンガリー)

【決勝】
グラム・ツシシヴィリ(ジョージア)○袖釣込腰(0:46)△ヨハネス・フレイ(ドイツ)

※ eJudoメルマガ版2月24日掲載記事より転載・編集しています。

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