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[速報]大野凄み漂う戦いぶりで他を寄せ付けず、81kg級は永瀬下したグリガラシヴィリが優勝/グランドスラム・デュッセルドルフ第2日男子(73kg級、81kg級)

(2020年2月23日)

※ eJudoメルマガ版2月23日掲載記事より転載・編集しています。
[速報]大野凄み漂う戦いぶりで他を寄せ付けず、81kg級は永瀬下したグリガラシヴィリが優勝
グランドスラム・デュッセルドルフ第2日男子(73kg級、81kg級)
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決勝、大野将平がアン・チャンリンから内股「技有」

→第2日男子プレビュー

グランドスラム・デュッセルドルフは22日、現地のISSドームで競技日程第2日の男女合わせて4階級の競技が行われた。

2階級とも超豪華陣容が揃った男子、73kg級は日本代表の大野将平が優勝。2回戦はヴィクトル・ムロフチンスキ(ポーランド)をファーストアタックの内股「一本」、3回戦は組み合うことを怖がったエドゥアルド・バルボサ(ブラジル)に「指導」3つが積み重なって終戦。4回戦はリオ五輪66kg級金メダリストのファビオ・バジーレ(イタリア)の種々様々の仕掛けをことごとく弾き返し、「指導2」まで奪うと最後は相手の左内股を叩き落として内股透「一本」。準々決勝は変則谷落の使い手マルティン・ホヤック(スロベニア)から左小内巻込「技有」に「指導3」、準決勝は第2シードのトミー・マシアス(スウェーデン)を内股「一本」に屠り、決勝は最強の挑戦者アン・チャンリン(韓国)を内股「技有」で退けた。

この日の大野はギアを上げ過ぎずどちらかというとスローペース。しかし、引き手で腋を掴んで前に出るだけで相手が窮し、どんどん展開が転がり込んでくるその試合ぶりは圧巻。攻撃力で周囲を唸らせた東京世界選手権以上に、無敵感が漂うものだった。大野もう1つの長所である圧倒的な受けの強さを思い知らされた1日だった。

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81kg級決勝、ジョージアの19歳タト・グリガラシヴィリがハサン・ハルモルザエフから裏投「技有」

81kg級は優勝候補の永瀬貴規が、ジョージア若手世代の旗手タト・グリガラシヴィリに初戦で敗れる波乱。試合は永瀬が「指導2」を奪い、グリガラシヴィリの仕掛けをことごとく弾き返し、もはやどう決めるかだけが問題という様相だったが、残り数秒で気を抜いたかこの試合初めて引き手を与えたまま一瞬ウォッチ。ここにグリガラシヴィリ得意の裏投を食って「技有」を失った。グリガラシヴィリはそのままトーナメントを駆け上がり、決勝もリオ五輪金メダリストのハサン・ハルモルザエフ(ロシア)を裏投「技有」を下してワールドツアー2度目の優勝を決めた。

優勝すれば五輪内定ほぼ確実だった永瀬が初戦敗退、しかしその相手はこの日「確変」的にブレイクし、ハイレベルトーナメントをそのまま制した注目選手。この事態をどう評価するのか、強化の判断が注目される。

各階級の入賞者と準々決勝以降の結果は下記。

■ 73kg級
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73kg級メダリスト。左から2位のアン・チャンリン、優勝の大野将平、3位のツェンドチル・ツォグトバータルとルスタン・オルジョフ。

(エントリー78名)

【入賞者】
1.ONO, Shohei (JPN)
2.AN, Changrim (KOR)
3.TSEND-OCHIR, Tsogtbaatar (MGL)
3.ORUJOV, Rustam (AZE)
5.MACIAS, Tommy (SWE)
5.HOJAK, Martin (SLO)
7.STERPU, Victor (MDA)
7.CHAINE, Guillaume (FRA)

【準々決勝】
ルスタン・オルジョフ(アゼルバイジャン)○反則[指導3](3:17)△ツェンドオチル・ツォグトバータル(モンゴル)
アン・チャンリン(韓国)○腕挫脚固(4:00)△ヴィクトル・ステルプ(モルドバ)
トミー・マシアス(スウェーデン)○腕挫十字固(2:31)△ギヨーム・シェヌ(フランス)
大野将平○反則[指導3](3:45)△マルティン・ホヤック(スロベニア)

【敗者復活戦】
ツェンドオチル・ツォグトバータル(モンゴル)○GS大内刈(GS0:41)△ヴィクトル・ステルプ(モルドバ)
マルティン・ホヤック(スロベニア)○隅落(3:31)△ギヨーム・シェヌ(フランス)

【準決勝】
アン・チャンリン(韓国)○合技[一本背負投・横四方固](3:56)△ルスタン・オルジョフ(アゼルバイジャン)
大野将平○内股(3:05)△トミー・マシアス(スウェーデン)

【3位決定戦】
ツェンドオチル・ツォグトバータル(モンゴル)○大内刈(1:52)△トミー・マシアス(スウェーデン)
ルスタン・オルジョフ(アゼルバイジャン)○優勢[技有・隅落]△マルティン・ホヤック(スロベニア)

【決勝】
大野将平○優勢[技有・内股]△アン・チャンリン(韓国)

【日本代表選手勝ち上がり】

大野将平(旭化成)
成績:優勝


[2回戦]
大野将平○内股(1:39)△ヴィクトル・ムロフチンスキ(ポーランド)
[3回戦]
大野将平○反則[指導3](3:25)△エドゥアルド・バルボサ(ブラジル)
[4回戦]
大野将平○内股透(2:42)△ファビオ・バジーレ(イタリア)
[準々決勝]
大野将平○反則[指導3](3:45)△マルティン・ホヤック(スロベニア)
[準決勝]
大野将平○内股(3:05)△トミー・マシアス(スウェーデン)
[決勝]
大野将平○優勢[技有・内股]△アン・チャンリン(韓国)

■ 81kg級
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81kg級メダリスト。左から2位のハサン・ハルモルザエフ、優勝のタト・グリガラシヴィリ、3位のフランク・デヴィトとロビン・パチェック。

(エントリー67名)

【入賞者】
1.GRIGALASHVILI, Tato (GEO)
2.KHALMURZAEV, Khasan (RUS)
3.DE WIT, Frank (NED)
3.PACEK, Robin (SWE)
5.ZOLOEV, Vladimir (KGZ)
5.RESSEL, Dominic (GER)
7.MOLLAEI, Saeid (MGL)
7.DJALO, Alpha Oumar (FRA)

【準々決勝】
ハサン・ハルモルザエフ(ロシア)○反則[指導3](2:41)△サイード・モラエイ(モンゴル)
ロビン・パチェック(スウェーデン)○谷落(2:47)△フランク・デヴィト(オランダ)
ウラジミール・ゾロエフ(キルギスタン)○小外掛(3:55)△ドミニク・レッセル(ドイツ)
タト・グリガラシヴィリ(ジョージア)○GS小外掛(GS0:50)△アルファ=ウマ・ジャロ(フランス)

【敗者復活戦】
フランク・デヴィト(オランダ)○GS小外掛(GS0:47)△サイード・モラエイ(モンゴル)
ドミニク・レッセル(ドイツ)○GS釣腰(GS0:39)△アルファ=ウマ・ジャロ(フランス)

【準決勝】
ハサン・ハルモルザエフ(ロシア)○合技[小外掛・隅落](3:38)△ロビン・パチェック(スウェーデン)
タト・グリガラシヴィリ(ジョージア)○合技[背負投・一本背負投](3:25)△ウラジミール・ゾロエフ(キルギスタン)

【3位決定戦】
フランク・デヴィト(オランダ)○GS技有・内股(GS0:52)△ウラジミール・ゾロエフ(キルギスタン)
ロビン・パチェック(スウェーデン)○GS裏投(GS1:11)△ドミニク・レッセル(ドイツ)

【決勝】
タト・グリガラシヴィリ(ジョージア)○優勢[技有・裏投]△ハサン・ハルモルザエフ(ロシア)

【日本代表選手勝ち上がり】

永瀬貴規(旭化成)
成績:2回戦敗退


[2回戦]
永瀬貴規△優勢[技有・裏投]○タト・グリガラシヴィリ(ジョージア)

※ eJudoメルマガ版2月23日掲載記事より転載・編集しています。

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