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[速報]フランスの本命ディッコ2連勝で本格ブレイク、70kg級決勝の日本勢対決は大野陽子が鮮やか「一本」で新添左季破る/グランドスラム・パリ最終日女子

(2020年2月10日)

※ eJudoメルマガ版2月10日掲載記事より転載・編集しています。
[速報]フランスの本命ディッコ2連勝で本格ブレイク、70kg級決勝の日本勢対決は大野陽子が鮮やか「一本」で新添左季破る
グランドスラム・パリ最終日女子(70kg級、78kg級、78kg超級)
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78kg超級決勝、ホマーヌ・ディッコがマリーナ・スルツカヤから大外巻込「一本」

グランドスラム・パリ大会は9日、現地のアコーホテルズアリーナ・ベルシーで最終日の男子4階級、女子3階級の競技が行われた。

女子78kg超級ではホマーヌ・ディッコ(フランス)が圧倒的な強さで優勝。2回戦でワールドマスターズ王者のテッシー・サフェルコウルス(オランダ)を投げた際に膝に重症を負わせた際には顔を覆って動揺あらわ。しかし以後も戦いぶりは変わらず、準々決勝ではラリサ・セリッチ(ボスニア・ヘルツェゴビナ)を足車「一本」、準決勝ではベアトリス・ソウザ(ブラジル)を大外返「一本」と名だたる強豪を一蹴。決勝はマリーナ・スルツカヤ(ベラルーシ)を大外巻込「一本」に仕留めてグランプリ・テルアビブに続く今季ワールドツアー2連勝を達成した。

ディッコはカデ時代にシニアの団体戦代表に抜擢されるなどフランス次代のエースとして大事に育てられていたが、昨年は負傷でほぼ1シーズンを棒に振った。その間アン=ファトゥメタ・ムバイロ(フランス)やジュリア・トロフア(フランス)が台頭して来た経緯があるが、復帰するなり格の違いを見せつけた形。

この階級の日本代表・冨田若春(コマツ)は2回戦で第1シードのマリア=スエレン・アルセマン(ブラジル)に内股巻込「一本」で敗れた。

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70kg級決勝、大野陽子が新添左季から右一本背負投「一本」

70kg級の決勝は日本人対決。準決勝で世界王者マリー=イヴ・ガイ(フランス)から内股「技有」、内股「一本」と連取した新添左季(自衛隊体育学校)とここまで手堅い試合で全試合一本勝ちの大野陽子(コマツ)が相まみえ、GS延長戦の末に鮮やかな右一本背負投「一本」で大野が勝利した。

ガイは3位決定戦も落として5位。表彰台にはガイを腕挫十字固「一本」で下したアンナ・ベルンホルム(スウェーデン)とジェンマ・ハウエル(イギリス)が上ることとなった。

78kg級は東京世界選手権の覇者マドレーヌ・マロンガと、同大会以後勝ちまくってあるいはマロンガの地位を脅かそうかというところまで序列を挙げたファニー=エステル・ポスヴィト(フランス)のフランス勢同士が決勝で激突。マロンガが格の違いを見せつける形で「指導3」で勝利、久々のタイトルで一番手の座を死守した。

日本代表の梅木真美(ALSOK)は準々決勝でオドレイ・チュメオ(フランス)に大内刈「技有」を奪われて本戦トーナメントから脱落。最終結果は3位だった。

各階級の入賞者と準々決勝以降の結果、日本代表選手全試合の結果は下記。

■ 70kg級
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70kg級メダリスト。左から2位の新添左季、優勝の大野陽子、3位のアンナ・ベルンホルムとジェンマ・ハウエル。

(エントリー43名)

【入賞者】
1.ONO, Yoko (JPN)
2.NIIZOE, Saki (JPN)
3.HOWELL, Gemma (GBR)
3.BERNHOLM, Anna (SWE)
5.TIMO, Barbara (POR)
5.GAHIE, Marie Eve (FRA)
7.TELTSIDOU, Elisavet (GRE)
7.CONWAY, Sally (GBR)

【準々決勝】
マリー=イヴ・ガイ(フランス)○優勢[技有・大外落]△ジェンマ・ハウエル(イギリス)
新添左季○大外刈(1:54)△エリザヴェト・テルツィドゥ(ギリシャ)
大野陽子○GS内股(GS1:20)△サリー・コンウェイ(イギリス)
バルバラ・ティモ(ポルトガル)○GS技有・一本背負投(GS3:54)△アンナ・ベルンホルム(スウェーデン)

【敗者復活戦】
ジェンマ・ハウエル(イギリス)○反則[指導3](3:43)△エリザヴェト・テルツィドゥ(ギリシャ)
アンナ・ベルンホルム(スウェーデン)○不戦△サリー・コンウェイ(イギリス)

【準決勝】
新添左季○内股(2:53)△マリー=イヴ・ガイ(フランス)
大野陽子○横四方固(2:13)△バルバラ・ティモ(ポルトガル)

【3位決定戦】
ジェンマ・ハウエル(イギリス)○GS反則[指導3](GS3:21)△バルバラ・ティモ(ポルトガル)
アンナ・ベルンホルム(スウェーデン)○腕挫十字固(2:14)△マリー=イヴ・ガイ(フランス)

【決勝】
大野陽子○GS一本背負投(GS0:57)△新添左季

【日本代表選手勝ち上がり】

大野陽子(コマツ)
成績:優勝


[2回戦]
大野陽子○横四方固(1:54)△ケリタ・ズパンシック(カナダ)

[3回戦]
大野陽子○合技[谷落・崩上四方固](3:43)△マディーナ・タイマゾワ(ロシア)

[準々決勝]
大野陽子○GS内股(GS1:20)△サリー・コンウェイ(イギリス)

[準決勝]
大野陽子○横四方固(2:13)△バルバラ・ティモ(ポルトガル)

[決勝]
大野陽子○GS一本背負投(GS0:57)△新添左季

新添左季(自衛隊体育学校)
成績:2位


[1回戦]
新添左季○合技[内股・小外刈](2:09)△ダリア・ポゴジェレッツ(ポーランド)

[2回戦]
新添左季○大外刈(1:55)△ミヘイラ・ポレレス(オーストリア)

[3回戦]
新添左季○優勢[技有・体落]△ユ・ジェユン(韓国)

[準々決勝]
新添左季○大外刈(1:54)△エリザヴェト・テルツィドゥ(ギリシャ)

[準決勝]
新添左季○内股(2:53)△マリー=イヴ・ガイ(フランス)

[決勝]
新添左季△GS一本背負投(GS0:57)○大野陽子

■ 78kg級
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78kg級メダリスト。左から2位のファニー=エステル・ポスヴィト、優勝のマドレーヌ・マロンガ、3位の梅木真美とカリエマ・アントマルチ。

(エントリー29名)

【入賞者】
1.MALONGA, Madeleine (FRA)
2.?POSVITE, Fanny Estelle (FRA)
3.UMEKI, Mami (JPN)
3.ANTOMARCHI, Kaliema (CUB)
5.APOTEKAR, Klara (SLO)
5.TCHEUMEO, Audrey (FRA)
7.SHMELEVA, Antonina (RUS)
7.PACUT, Beata (POL)

【準々決勝】
マドレーヌ・マロンガ(フランス)○大内刈(0:38)△アントニーナ・シュメレワ(ロシア)
オドレイ・チュメオ(フランス)○優勢[技有・大内刈]△梅木真美
クララ・アポテカー(スロベニア)○優勢[技有・谷落](3:23)△ベアタ・パクト(ポーランド)
ファニー=エステル・ポスヴィト(フランス)○腕挫十字固(3:19)△カリエマ・アントマルチ(キューバ)

【敗者復活戦】
梅木真美○横四方固(2:45)△アントニーナ・シュメレワ(ロシア)
カリエマ・アントマルチ(キューバ)○優勢[技有・内股返]△ベアタ・パクト(ポーランド)

【準決勝】
マドレーヌ・マロンガ(フランス)○大内刈(0:28)△オドレイ・チュメオ(フランス)
ファニー=エステル・ポスヴィト(フランス)○腕挫膝固(1:22)△クララ・アポテカー(スロベニア)

【3位決定戦】
梅木真美○不戦△クララ・アポテカー(スロベニア)
カリエマ・アントマルチ(キューバ)○優勢[技有・大内刈]△オドレイ・チュメオ(フランス)

【決勝】
マドレーヌ・マロンガ(フランス)○反則[指導3](3:22)△ファニー=エステル・ポスヴィト(フランス)

【日本代表選手勝ち上がり】

梅木真美(ALSOK)
成績:3位


[1回戦]
梅木真美○崩上四方固(0:30)△ナターシャ・アウスマ(オランダ)

[2回戦]
梅木真美○反則[指導3](3:40)△イ・ジョンギュン(韓国)

[準々決勝]
梅木真美△優勢[技有・大内刈]○オドレイ・チュメオ(フランス)

[敗者復活戦]
梅木真美○横四方固(2:45)△アントニーナ・シュメレワ(ロシア)

[3位決定戦]
梅木真美○不戦△クララ・アポテカー(スロベニア)

■ 78kg超級
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78kg超級メダリスト。左から2位のマリーナ・スルツカヤ、優勝のホマーヌ・ディッコ、3位のベアトリス・ソウザとホシェリ・ヌネス。

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準決勝、ホマーヌ・ディッコがベアトリス・ソウザから大外返「一本」

(エントリー39名)

【入賞者】
1.DICKO, Romane (FRA)
2.SLUTSKAYA, Maryna (BLR)
3.SOUZA, Beatriz (BRA)
3.NUNES, Rochele (POR)
5.ASSELAH, Sonia (ALG)
5.CHEIKH ROUHOU, Nihel (TUN)
7.SAYIT, Kayra (TUR)
7.CERIC, Larisa (BIH)

【準々決勝】
ホシェリ・ヌネス(ポルトガル)○反則[指導3](2:50)△ソニア・アッセラー(アルジェリア)
マリーナ・スルツカヤ(ベラルーシ)○GS反則[指導3](GS1:00)△カイラ・サイート(トルコ)
ホマーヌ・ディッコ(フランス)○足車(0:26)△ラリサ・セリッチ(ボスニア・ヘルツェゴビナ)
ベアトリス・ソウザ(ブラジル)○払腰(3:11)△ニヘル・シェイフ=ルーフー(チュニジア)

【敗者復活戦】
ソニア・アッセラー(アルジェリア)○大内刈(3:17)△カイラ・サイート(トルコ)
ニヘル・シェイフ=ルーフー(チュニジア)○反則[指導3](3:49)△ラリサ・セリッチ(ボスニア・ヘルツェゴビナ)

【準決勝】
マリーナ・スルツカヤ(ベラルーシ)○合技[一本背負投・崩袈裟固](2:24)△ホシェリ・ヌネス(ポルトガル)
ホマーヌ・ディッコ(フランス)○GS大外返(GS0:32)△ベアトリス・ソウザ(ブラジル)

【3位決定戦】
ベアトリス・ソウザ(ブラジル)○足車(0:47)△ソニア・アッセラー(アルジェリア)
ホシェリ・ヌネス(ポルトガル)○大内刈(4:00)△ニヘル・シェイフ=ルーフー(チュニジア)

【決勝】
ホマーヌ・ディッコ(フランス)○大外巻込(2:05)△マリーナ・スルツカヤ(ベラルーシ)

【日本代表選手勝ち上がり】

冨田若春(コマツ)
成績:2回戦敗退


[1回戦]
冨田若春○反則[指導3](2:03)△サラ・アルバレス(スペイン)

[2回戦]
冨田若春△GS内股巻込(GS1:29)○マリア=スエレン・アルセマン(ブラジル)

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