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[速報]影浦心がリネールから歴史的勝利、優勝は全試合一本勝ちのフロルが浚う/グランドスラム・パリ最終日男子

(2020年2月10日)

※ eJudoメルマガ版2月10日掲載記事より転載・編集しています。
[速報]影浦心がリネールから歴史的勝利、優勝は全試合一本勝ちのフロルが浚う
グランドスラム・パリ最終日男子
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100kg超級3回戦、GS延長戦で影浦心がテディ・リネールから内股透「技有」。リネールの連勝は154でストップした。

グランドスラム・パリ大会は9日、現地のアコーホテルズアリーナ・ベルシーで最終日の男子4階級、女子3階級の競技が行われた。

男子100kg超級では影浦心(日本中央競馬会)が3回戦でテディ・リネール(フランス)をGS延長戦の内股透「技有」で破る歴史的勝利。リネールは調整不足で過去ないほどの動きの悪さ、どこで脱落してもおかしくない出来であったが、2010年(東京世界選手権無差別決勝、上川大樹戦)以来無敗の絶対王者に土をつけるという栄は影浦が担うこととなった。

世界を驚かせた影浦、準々決勝では以後のトーナメントで最大の敵と目されたイナル・タソエフ(ロシア)を鮮やかな隅返「技有」で破って視界良好。しかし優勝という今大会最大のミッションは達成出来ず、決勝はヘンク・フロル(オランダ)の右小内刈「一本」に沈んで最終結果は2位だった。フロルは3回戦で東京世界選手権3位のキム・ミンジョン(韓国)を隅落と小外刈の合技「一本」に仕留めるなど好調、全試合一本勝ちでの戴冠だった。

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90kg級決勝、ニコロス・シェラザディシヴィリが長澤憲大から釣込腰「一本」

大激戦となった90kg級は、第1シードのニコロス・シェラザディシヴィリ(スペイン)が持ち味を存分に発揮して優勝。準々決勝で過去3敗と苦手としているアクセル・クレルジェ(フランス)を背負投「技有」で下すと、準決勝はママダリ・メディエフ(アゼルバイジャン)を小外掛「一本」、決勝は釣り手で背中を握るもっとも得意とする形から長澤憲大(パーク24)を右釣込腰「一本」に沈めた。

長澤は2位、村尾三四郎(東海大1年)は3回戦でメディエフに左背負投「技有」で敗れており、入賞はならなかった。

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81kg級のマティアス・カッスはワールドマスターズに続くビッグタイトル獲得

81kg級はワールドマスターズを制したマティアス・カッス(ベルギー)が優勝。決勝は、準々決勝で世界王者サギ・ムキ(イスラエル)をGS延長戦の大外刈「一本」、準決勝で藤原崇太郎を「指導3」の反則で下してきたシャロフィディン・ボルタボエフ(ウズベキスタン)を、GS延長戦「指導3」で退けた。

藤原は3回戦で面倒なイ・ムンジン(韓国)を小外掛と内股の合技「一本」、準々決勝では東京世界選手権3位のアントワーヌ・ヴァロア=フォルティエ(カナダ)を小外掛「技有」で退けるなどしぶとく勝ち上がったが、東京世界選手権に続き再びボルタボエフに敗れて本戦トーナメント脱落。それでも3位決定戦でカモリディン・ラスロフ(ウズベキスタン)をGS延長戦の谷落「技有」で破り、表彰台は確保した。

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100kg級決勝は所謂「頭突っ込み」で決着。ペテル・パルチクがヴァーラム・リパルテリアニを下した。

100kg級は日本代表2人がいずれも予選ラウンドで敗退。グランドスラム大阪を制した羽賀龍之介(旭化成)は2回戦でグランドスラム大阪で決勝を争ったエルマー・ガシモフ(アゼルバイジャン)を内股「一本」で下すなど、2試合連続で素晴らしい内股を披露して好調だったが、3回戦のGS延長戦でシャディー・エルナハス(カナダ)の外巻込に転がってしまい「技有」失陥で終戦。飯田健太郎(国士舘大3年)は初戦(2回戦)で無名のクレモン・デルヴェー(フランス)に抱きつきの谷落を食って「技有」失陥、そのまま万事休した。優勝は1月のグランプリ・テルアビブに続き、ペテル・パルチク(イスラエル)が浚った。

各階級の入賞者と準々決勝以降の結果、日本代表選手全試合の結果は下記。

■ 81kg級
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81kg級メダリスト。左から2位のシャロフィディン・ボルタボエフ、優勝のマティアス・カッス、3位のアントワーヌ・ヴァロア=フォルティエと藤原崇太郎。

(エントリー70名)

【入賞者】
1.CASSE, Matthias (BEL)
2.BOLTABOEV, Sharofiddin (UZB)
3.VALOIS-FORTIER, Antoine (CAN)
3.FUJIWARA, Sotaro (JPN)
5.EGUTIDZE, Anri (POR)
5.RASULOV, Kamoliddin (UZB)
7.MUKI, Sagi (ISR)
7.GOTONOAGA, Dorin (MDA)

【準々決勝】
シャロフィディン・ボルタボエフ(ウズベキスタン)○GS大外刈(GS1:04)△サギ・ムキ(イスラエル)
藤原崇太郎○優勢[技有・小外掛]△アントワーヌ・ヴァロア=フォルティエ(カナダ)"
マティアス・カッス(ベルギー)○優勢[技有・背負投]△ドリン・ゴトノアガ(モルドバ)
アンリ・エグティゼ(ポルトガル)○GS膝車(GS4:04)△カモリディン・ラスロフ(ウズベキスタン)

【敗者復活戦】
アントワーヌ・ヴァロア=フォルティエ(カナダ)○崩上四方固(3:11)△サギ・ムキ(イスラエル)
カモリディン・ラスロフ(ウズベキスタン)○棄権(1:33)△ドリン・ゴトノアガ(モルドバ)
※負傷による

【準決勝】
シャロフィディン・ボルタボエフ(ウズベキスタン)○反則[指導3](3:49)△藤原崇太郎
マティアス・カッス(ベルギー)○合技[隅落・崩上四方固](2:54)△アンリ・エグティゼ(ポルトガル)

【3位決定戦】
アントワーヌ・ヴァロア=フォルティエ(カナダ)○GS反則[指導3](GS2:31)△アンリ・エグティゼ(ポルトガル)
藤原崇太郎○GS技有・谷落(GS3:30)△カモリディン・ラスロフ(ウズベキスタン)

【決勝】
マティアス・カッス(ベルギー)○GS反則[指導3](GS1:01)△シャロフィディン・ボルタボエフ(ウズベキスタン)

【日本代表選手勝ち上がり】

藤原崇太郎(日本体育大3年)
成績:3位


[2回戦]
藤原崇太郎○横四方固(1:54)△マサユキ・テラダ(タイ)

[3回戦]
藤原崇太郎○合技[小外掛・内股](2:50)△イ・ムンジン(韓国)

[4回戦]
藤原崇太郎○反則[指導3](3:06)△ユヌス・ベクムルザエフ(ベラルーシ)

[準々決勝]
藤原崇太郎○優勢[技有・小外掛] △アントワーヌ・ヴァロア=フォルティエ(カナダ)"

[準決勝]
藤原崇太郎△反則[指導3](3:49)○シャロフィディン・ボルタボエフ(ウズベキスタン)

[3位決定戦]
藤原崇太郎○GS技有・谷落(GS3:30)△カモリディン・ラスロフ(ウズベキスタン)

■ 90kg級
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90kg級メダリスト。左から2位の長澤憲大、優勝のニコロス・シェラザディシヴィリ、第3位のアクセル・クレルジェとイワン=フェリペ・シルバ=モラレス。

(エントリー61名)

【入賞者】
1.SHERAZADISHVILI, Nikoloz (ESP)
2.NAGASAWA, Kenta (JPN)
3.CLERGET, Axel (FRA)
3.SILVA MORALES, Ivan Felipe (CUB)
5.VAN T END, Noel (NED)
5.MEHDIYEV, Mammadali (AZE)
7.OZERLER, Mikail (TUR)
7.KUCZERA, Piotr (POL)

【準々決勝】
ニコロス・シェラザディシヴィリ(スペイン)○優勢[技有・背負投]△アクセル・クレルジェ(フランス)
ママダリ・メディエフ(アゼルバイジャン)○優勢[技有・裏投]△ミカイル・オゼルレル(トルコ)
ノエル・ファンテンド(オランダ)○合技[小内巻込・横四方固](3:09)△ピオトル・クチェラ(ポーランド)
長澤憲大○GS反則[指導3](GS1:19)△イワン=フェリペ・シルバ=モラレス(キューバ)

【敗者復活戦】
アクセル・クレルジェ(フランス)○裏固(3:20)△ミカイル・オゼルレル(トルコ)
イワン=フェリペ・シルバ=モラレス(キューバ)○大内刈(1:00)△ピオトル・クチェラ(ポーランド)

【準決勝】
ニコロス・シェラザディシヴィリ(スペイン)○小外掛(1:34)△ママダリ・メディエフ(アゼルバイジャン)
長澤憲大○GS反則[指導3](GS1:11)△ノエル・ファンテンド(オランダ)

【3位決定戦】
アクセル・クレルジェ(フランス)○反則[指導3](2:58)△ノエル・ファンテンド(オランダ)
イワン=フェリペ・シルバ=モラレス(キューバ)○GS大内刈(GS1:30)△ママダリ・メディエフ(アゼルバイジャン)

【決勝】
ニコロス・シェラザディシヴィリ(スペイン)○釣込腰(1:45)△長澤憲大

【日本代表選手勝ち上がり】

長澤憲大(パーク24)
成績:2位


[1回戦]
長澤憲大○合技[内股・横四方固](3:47)△ダヴィド・クラメルト(チェコ)

[2回戦]
長澤憲大○GS技有・内股透(GS1:35)△フセン・ハルモルザエフ(ロシア)

[3回戦]
長澤憲大○内股(0:31)△クレン=クリストフェル・カリウライド(エストニア)

[準々決勝]
長澤憲大○GS反則[指導3](GS1:19)△イワン=フェリペ・シルバ=モラレス(キューバ)

[準決勝]
長澤憲大○GS反則[指導3](GS1:11)△ノエル・ファンテンド(オランダ)

[決勝]
長澤憲大△釣込腰(1:45)○ニコロス・シェラザディシヴィリ(スペイン)

村尾三四郎(東海大1年)
成績:3回戦敗退


[1回戦]
村尾三四郎○内股(2:20)△ギオルギ・パプナシヴィリ(ジョージア)

[2回戦]
村尾三四郎○優勢[技有・大外刈]△ガンツルガ・アルタンバガナ(モンゴル)

[3回戦]
村尾三四郎△優勢[技有・背負投]○ママダリ・メディエフ(アゼルバイジャン)

■ 100kg級
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100kg級メダリスト・左から2位のヴァーラム・リパルテリアニ、優勝のペテル・パルチク、3位のアルマン・アダミアンとマイケル・コレル。

(エントリー51名)

【入賞者】
1.PALTCHIK, Peter (ISR)
2.LIPARTELIANI, Varlam (GEO)
3.ADAMIAN, Arman (RUS)
3.KORREL, Michael (NED)
5.ELNAHAS, Shady (CAN)
5.DOSEN, Bojan (SRB)
7.BOEHLER, Laurin (AUT)
7.BORODAVKO, Jevgenijs (LAT)

【準々決勝】
マイケル・コレル(オランダ)○GS技有・内巻込(GS0:32)△ラウリン・ボーラー(オーストリア)
ペテル・パルチク(イスラエル)○合技[隅落・横四方固](3:53)△シャディー・エルナハス(カナダ)
ヴァーラム・リパルテリアニ(ジョージア)○優勢[技有・払釣込足]△イェフゲニース・ボロダフコ(ラトビア)
アルマン・アダミアン(ロシア)○横四方固(2:10)△ボヤン・ドセン(セルビア)

【敗者復活戦】
シャディー・エルナハス(カナダ)○GS一本背負投(GS0:16)△ラウリン・ボーラー(オーストリア)
ボヤン・ドセン(セルビア)○反則[指導3](3:30)△イェフゲニース・ボロダフコ(ラトビア)

【準決勝】
ペテル・パルチク(イスラエル)○GS反則[指導3](GS1:35)△マイケル・コレル(オランダ)
ヴァーラム・リパルテリアニ(ジョージア)○裏固(1:02)△アルマン・アダミアン(ロシア)

【3位決定戦】
アルマン・アダミアン(ロシア)○崩袈裟固(1:48)△シャディー・エルナハス(カナダ)
マイケル・コレル(オランダ)○GS一本背負投(GS0:59)△ボヤン・ドセン(セルビア)

【決勝】
ペテル・パルチク(イスラエル)○GS反則[DH](GS1:38)△ヴァーラム・リパルテリアニ(ジョージア)
※ヘッドダイブによる

【日本代表選手勝ち上がり】

羽賀龍之介(旭化成)
成績:3回戦敗退


[1回戦]
羽賀龍之介○内股(1:53)△セドリック・オリヴァ(フランス)

[2回戦]
羽賀龍之介○内股(1:37)△エルマー・ガシモフ(アゼルバイジャン)

[3回戦]
羽賀龍之介△GS技有・外巻込(GS0:39)○シャディー・エルナハス(カナダ)

飯田健太郎(国士舘大3年)
成績:2回戦敗退


[2回戦]
飯田健太郎△優勢[技有・谷落]○クレモン・デルヴェー(フランス)

■ 100kg超級
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100kg超級メダリスト。左から2位の影浦心、優勝のヘンク・フロル、第3位のアンディー・グランダとイナル・タソエフ。

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100kg超級決勝、ヘンク・フロルが影浦心から右小内刈「一本」

(エントリー40名)

【入賞者】
1.GROL, Henk (NED)
2.KAGEURA, Kokoro (JPN)
3.GRANDA, Andy (CUB)
3.TASOEV, Inal (RUS)
5.SILVA, Rafael (BRA)
5.ZAALISHVILI, Gela (GEO)
7.MEYER, Roy (NED)
7.ULZIIBAYAR, Duurenbayar (MGL)

【準々決勝】
ゲラ・ザアリシヴィリ(ジョージア)○GS(GS2:31)△ロイ・メイヤー(オランダ)
ヘンク・フロル(オランダ)○反則[指導3](3:03)△アンディー・グランダ(キューバ)
影浦心○優勢[技有・隅返]△イナル・タソエフ(ロシア)
ラファエル・シウバ(ブラジル)○GS反則[指導3](GS1:18)△ウルジバヤル・デューレンバヤル(モンゴル)

【敗者復活戦】
アンディー・グランダ(キューバ)○袖釣込腰(2:35)△ロイ・メイヤー(オランダ)
イナル・タソエフ(ロシア)○腕挫手固(2:16)△ウルジバヤル・デューレンバヤル(モンゴル)

【準決勝】
ヘンク・フロル(オランダ)○反則[指導3](3:33)△ゲラ・ザアリシヴィリ(ジョージア)
影浦心○GS技有・内股透(GS0:31)△ラファエル・シウバ(ブラジル)

【3位決定戦】
アンディー・グランダ(キューバ)○GS技有・大内刈(GS2:04)△ラファエル・シウバ(ブラジル)
イナル・タソエフ(ロシア)○腕挫腋固(1:27)△ゲラ・ザアリシヴィリ(ジョージア)

【決勝】
ヘンク・フロル(オランダ)○大内刈(1:42)△影浦心

【日本代表選手勝ち上がり】

影浦心(日本中央競馬会)
成績:2位


[2回戦]
影浦心○横四方固(1:21)△イェラッシル・カジバエフ(カザフスタン)

[3回戦]
影浦心○GS技有・内股透(GS0:40)△テディ・リネール(フランス)

[準々決勝]
影浦心○優勢[技有・隅返]△イナル・タソエフ(ロシア)

[準決勝]
影浦心○GS技有・内股透(GS0:31)△ラファエル・シウバ(ブラジル)

[決勝]
影浦心△小内刈刈(1:42)○ヘンク・フロル(オランダ)

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