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ディッコ優勝、全試合一本勝ちで復活の狼煙/グランプリ・テルアビブ最終日女子

(2020年1月26日)

※ eJudoメルマガ版1月26日掲載記事より転載・編集しています。
ディッコ優勝、全試合一本勝ちで復活の狼煙
グランプリ・テルアビブ最終日女子(78kg級、78kg超級)
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決勝、ホマーヌ・ディッコがテッシー・サフェルコウルスから大内刈「一本」

2020年IJFワールドツアー第1戦、グランプリ・テルアビブ大会は25日に最終日の男女合わせて5階級の競技が行われた。

女子78kg超級ではフランス期待の20歳、ホマーヌ・ディッコが全試合一本勝ちで優勝。初戦でナズグル・マラトワ(カザフスタン)を55秒後袈裟固「一本」で下すと、続いてヤスミン・グラボウスキ(ドイツ)を右大内刈と裏固の合技「一本」で一蹴。キム・ハユン(韓国)には右大外刈と払巻込の合技で一本勝ち、決勝ではワールドマスターズ青島で優勝したばかりのテッシー・サフェルコウルス(オランダ)を大内刈「一本」で下した。

フランス次代のエースと目されながら負傷のため長期離脱、東京世界選手権も出場を見送ったディッコは、これが2018年春のグランプリ・トビリシ以来2度目のワールドツアー大会制覇。準決勝で決めた大外刈は大内刈と小内刈の連絡技から繋いだ一撃、決勝の大内刈も大外刈の残像をよく効かせており、王道の組み立てで戦う、本格派のディッコの本領発揮というべき内容だった。

3位にはカイラ・サイート(トルコ)とホシェリ・ヌネス(ポルトガル)の強豪2人が入賞。サイートは準々決勝でキム・ハユン(韓国)に左大内刈「技有」で敗れたが、3位決定戦のラリサ・セリッチ(ボスニア・ヘルツェゴビナ)戦という大一番を合技「一本」で切り抜けて表彰台を確保した。

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決勝、ナタリー・パウエルがベルナデッテ・グラフから大内刈「一本」

78kg級はナタリー・パウエル(イギリス)が力強い柔道で優勝。初戦はウネレ・スニーマンを左大内刈「一本」、続いてジョルジャ・スタンガルリン(イタリア)を「指導3」で下して順調なスタート。アレクサンドラ・バビンツェワ(ロシア)との準々決勝は苦戦、相手の左大外刈を切り返しての払巻込「技有」で先行するが、体を捨てての支釣込足に完全に捕まり一時「一本」を宣せられてしまう大ピンチ。これが「技有」に訂正される幸運を得て、「指導3」でなんとかこの試合を切り抜けると、以後は一段パフォーマンスのレベルが上がり、準決勝は△ルイーズ・マルツァーン(ドイツ)から左大内刈「技有」に3つの「指導」を得る快勝。決勝も強敵ベルナデッテ・グラフ(オーストリア)を左払腰「技有」に左大内刈「一本」と2度投げつける完勝でツアー4度目のタイトルを手にした。

日本の髙山莉加(三井住友海上)は2回戦敗退。右相四つのユン・ヒュンジ(韓国)を相手に引き手を襟から袖に持ち替えた瞬間に思い切った右内股を食い、僅か20秒で一本負けを喫してしまった。ユンは健闘、続くアナ=マリア・ヴァグナー(ドイツ)を肩車「技有」で破り、準決勝はグラフに敗れたが、最終戦でパトリシヤ・ブロリフ(スロベニア)を合技「一本」で下して3位入賞。苦戦が続く韓国勢の中で気を吐いた。

各階級の入賞者と、決勝ラウンドおよび日本代表選手の結果は下記。

■ 78kg級
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78kg級メダリスト。左から2位のベルナデッテ・グラフ、優勝のナタリー・パウエル、3位のパトリシア・サンパイオとユン・ヒュンジ。

(エントリー30名)
【入賞者】
1. POWELL, Natalie (GBR)
2. GRAF, Bernadette (AUT)
3. SAMPAIO, Patricia (POR)
3. YOON, Hyunji (KOR)
5. BROLIH, Patricija (SLO)
5. MALZAHN, Luise (GER)
7. BABINTSEVA, Aleksandra (RUS)
7. WAGNER, Anna Maria (GER)

【3位決定戦】
パトリシア・サンパイオ(ポルトガル)〇優勢[技有・大外落]△ルイーズ・マルツァーン(ドイツ)
ユン・ヒュンジ(韓国)〇合技[巴投・内股](2:53)△パトリシヤ・ブロリフ(スロベニア)

【決勝】
ナタリー・パウエル(イギリス)〇大内刈(1:48)△ベルナデッテ・グラフ(オーストリア)

【日本代表選手勝ち上がり】

髙山莉加(三井住友海上)
成績:2回戦敗退


[1回戦]
髙山莉加〇横四方固(2:19)△アントニーナ・シュメレワ(ロシア)
[2回戦]
髙山莉加△内股(0:20)〇ユン・ヒュンジ(韓国)

■ 78kg超級
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78kg超級メダリスト。左から2位のテッシー・サフェルコウルス、優勝のホマーヌ・ディッコ、3位のホシェリ・ヌネスとカイラ・サイート。

(エントリー27名)

【入賞者】
1. DICKO, Romane (FRA)
2. SAVELKOULS, Tessie (NED)
3. NUNES, Rochele (POR)
3. SAYIT, Kayra (TUR)
5. CERIC, Larisa (BIH)
5. KIM, Hayun (KOR)
7. GRABOWSKI, Jasmin (GER)
7. TARASOVA, Galyna (UKR)

【3位決定戦】
ホシェリ・ヌネス(ポルトガル)〇反則[指導3](3:49)△キム・ハユン(韓国)
カイラ・サイート(トルコ)〇合技[支釣込足・崩上四方固](1:05)△ラリサ・セリッチ(ボスニア・ヘルツェゴビナ)
)

【決勝】
ホマーヌ・ディッコ(フランス)〇大内刈(1:26)△テッシー・サフェルコウルス(オランダ)

※ eJudoメルマガ版1月26日掲載記事より転載・編集しています。

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