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[速報]最重量級は原沢久喜が優勝、激戦90kg級はジュニア王者ベカウリが制す・ワールドマスターズ青島2019最終日男子(90kg級、100kg級、100kg超級)

(2019年12月16日)

※ eJudoメルマガ版12月16日掲載記事より転載・編集しています。
最重量級は原沢久喜が優勝、激戦90kg級はジュニア王者ベカウリが制す
ワールドマスターズ青島2019最終日男子(90kg級、100kg級、100kg超級)
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100kg超級準決勝。原沢久喜がイナル・タソエフから小内刈「一本」

→男子全試合結果 →男子最終日プレビュー
→男子7階級評

ランキング上位36名のみが参加を許されるIJF最上位大会、ワールドマスターズ2019は14日、中国・青島で最終日の女子2階級、男子3階級の競技が行われた。

男子100kg超級は、これが東京世界選手権以来の試合出場となる原沢久喜(日本中央競馬会)が全試合一本勝ちで優勝。3戦連続の一本勝ちで迎えた準決勝ではグランドスラム大阪を制したばかりのイナル・タソエフ(ロシア)をGS延長戦の末に右小内刈を押し込んで鮮やか「一本」。東京世界選手権決勝の再現カードとなった決勝はルカシュ・クルパレク(チェコ)が試合場に姿を現さず、不戦で原沢の勝利が決まった。

五輪代表争いで唯一原沢を追撃する立場の影浦心は準々決勝でクルパレクに屈したが、2回戦でキム・ミンジョン(韓国)を背負投「一本」、敗者復活戦でロイ・メイヤー(オランダ)を背負投「一本」、3位決定戦でイナル・タソエフ(ロシア)を小外刈「一本」と大物3人を投げて銅メダルを確保。しかし原沢が優勝したことで、五輪代表争いの差を縮めることは出来なかった。

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100kg級決勝、マイケル・コレルがウルフアロンから一本背負投「技有」

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90kg級決勝、ラシャ・ベカウリがニコロス・シェラザディシヴィリの隅返を透かし落として「一本」

100kg級にはウルフアロン(了徳寺学園職)が参加。1回戦でカール=リヒャード・フレイ(ドイツ)を内股「一本」、続いて今年の世界王者ジョルジ・フォンセカ(ポルトガル)を「指導3」の反則、さらに準々決勝では今年のヨーロッパ王者アルマン・アダミアン(ロシア)を大内刈「技有」、準決勝では東京世界選手権銀メダルのニヤズ・イリアソフ(ロシア)を内股「技有」と名だたる大物たちをいずれも投げて下し素晴らしい出来。しかし決勝ではこの日絶好調のマイケル・コレル(オランダ)の左一本背負投を受け損ない、GS延長戦「技有」で苦杯。この際足を負傷した模様で表彰式にも姿を現さなかった。

日本からも2人の代表が出場した90kg級はこれぞという強豪がほぼ全員揃った大激戦。その中を、10月に世界ジュニア選手権を2連覇したばかりのラシャ・ベカウリ(ジョージア)が優勝した。3回戦で東京世界選手権金メダリストのノエル・ファンテンド(オランダ)をGS延長戦の隅落「技有」で破り、準々決勝では村尾三四郎(東海大1年)を引込返「技有」で食うなど大物食いを連発。決勝では2018年の世界王者ニコロス・シェラザディシヴィリ(スペイン)の隅返を透かして一瞬で上体を制し、隅落「一本」で優勝を決めた。

村尾はコムロンショフ・ウストピリヨン(タジキスタン)との敗者復活戦も「指導3」で落とし最終結果は7位。長澤憲大(パーク24)も準々決勝でネマニャ・マイドフ(セルビア)、3位決定戦でミカイル・オゼルレル(トルコ)を相手に星を落として5位に終わった。

各階級の入賞者と準々決勝以降の結果は下記。

■ 90kg級
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90kg級メダリスト。左から2位のニコロス・シェラザディシヴィリ、優勝のラシャ・ベカウリ、3位のミカイル・オゼルレルとネマニャ・マイドフ。

(エントリー35名)

【入賞者】
1.BEKAURI, Lasha (GEO)
2.SHERAZADISHVILI, Nikoloz (ESP)
3.OZERLER, Mikail (TUR)
3.MAJDOV, Nemanja (SRB)
5.NAGASAWA, Kenta (JPN)
5.USTOPIRIYON, Komronshokh (TJK)
7.NHABALI, Quedjau (UKR)
7.MURAO, Sanshiro (JPN)

【準々決勝】
ニコロス・シェラザディシヴィリ(スペイン)○GS内股(GS0:25)△クエジョウ・ナーバリ(ウクライナ)
ネマニャ・マイドフ(セルビア)○優勢[技有・釣腰]△長澤憲大
ミカイル・オゼルレル(トルコ)○GS大外刈(GS0:50)△コムロンショフ・ウストピリヨン(タジキスタン)
ラシャ・ベカウリ(ジョージア)○優勢[技有・引込返]△村尾三四郎

【敗者復活戦】
長澤憲大○反則[指導3](3:11)△クエジョウ・ナーバリ(ウクライナ)
コムロンショフ・ウストピリヨン(タジキスタン)○反則[指導3](2:25)△村尾三四郎

【準決勝】
ニコロス・シェラザディシヴィリ(スペイン)○優勢[技有・隅落]△ネマニャ・マイドフ(セルビア)
ラシャ・ベカウリ(ジョージア)○GS大内刈(GS0:49)△ミカイル・オゼルレル(トルコ)

【3位決定戦】
ミカイル・オゼルレル(トルコ)○GS反則[指導3](GS2:55)△長澤憲大
ネマニャ・マイドフ(セルビア)○GS反則[指導3](GS2:20)△コムロンショフ・ウストピリヨン(タジキスタン)

【決勝】
ラシャ・ベカウリ(ジョージア)○隅落(3:55)△ニコロス・シェラザディシヴィリ(スペイン)

【日本代表選手勝ち上がり】

長澤憲大(パーク24)
成績:5位


[1回戦]
長澤憲大○優勢[技有・内股]△ダヴィド・クラメルト(チェコ)

[2回戦]
長澤憲大○GS技有・隅落(GS1:11)△イェスパー・シュミンク(オランダ)

[3回戦]
長澤憲大○GS反則[指導3](GS3:12)△イワン=フェリペ・シルバ=モラレス(キューバ)

[準々決勝]
長澤憲大△優勢[技有・釣腰]○ネマニャ・マイドフ(セルビア)

[敗者復活戦]
長澤憲大○反則[指導3](3:11)△クエジョウ・ナーバリ(ウクライナ)

[3位決定戦]
長澤憲大△GS反則[指導3](GS2:55)○ミカイル・オゼルレル(トルコ)

村尾三四郎(東海大1年)
成績:7位


[2回戦]
村尾三四郎○大内刈(2:04)△コルトン・ブラウン(アメリカ)

[3回戦]
村尾三四郎○GS技有・大内刈(GS0:12)△アレクサンダー・クコル(セルビア)

[準々決勝]
村尾三四郎△優勢[技有・引込返]○ラシャ・ベカウリ(ジョージア)

[敗者復活戦]
村尾三四郎△反則[指導3](2:25)○コムロンショフ・ウストピリヨン(タジキスタン)

■ 100kg級
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100kg級メダリスト。左から優勝のマイケル・コレル、3位のニヤズ・イリアソフとヴァーラム・リパルテリアニ。

(エントリー32名)

【入賞者】
1.KORREL, Michael (NED)
2.WOLF, Aaron (JPN)
3.ILYASOV, Niyaz (RUS)
3.LIPARTELIANI, Varlam (GEO)
5.PALTCHIK, Peter (ISR)
5.ADAMIAN, Arman (RUS)
7.LKHAGVASUREN, Otgonbaatar (MGL)
7.ELNAHAS, Shady (CAN)

【準々決勝】
ヴァーラム・リパルテリアニ(ジョージア)○GS技有・横四方固(GS2:18)△ペテル・パルチク(イスラエル)
マイケル・コレル(オランダ)○反則[指導3](2:56)△ラグワスレン・オトゴンバータル(モンゴル)
ニヤズ・イリアソフ(ロシア)○合技[小外掛・俵返](3:35)△シャディー・エルナハス(カナダ)
ウルフアロン○優勢[技有・大内刈]△アルマン・アダミアン(ロシア)

【敗者復活戦】
ペテル・パルチク(イスラエル)○内股(1:33)△ラグワスレン・オトゴンバータル(モンゴル)
アルマン・アダミアン(ロシア)○GS技有・大外返(GS1:14)△シャディー・エルナハス(カナダ)

【準決勝】
マイケル・コレル(オランダ)○内股(1:21)△ヴァーラム・リパルテリアニ(ジョージア)
ウルフアロン○優勢[技有・内股]△ニヤズ・イリアソフ(ロシア)

【3位決定戦】
ニヤズ・イリアソフ(ロシア)○GS合技[隅落・縦四方固](GS1:40)△ペテル・パルチク(イスラエル)
ヴァーラム・リパルテリアニ(ジョージア)○優勢[技有・内股巻込]△アルマン・アダミアン(ロシア)

【決勝】
マイケル・コレル(オランダ)○GS技有・一本背負投(GS0:27)△ウルフアロン

【日本代表選手勝ち上がり】

ウルフアロン(了徳寺大職)
成績:2位


[1回戦]
ウルフアロン○内股(1:53)△カール=リヒャード・フレイ(ドイツ)

[2回戦]
ウルフアロン○反則[指導3](4:00)△ジョルジ・フォンセカ(ポルトガル)

[準々決勝]
ウルフアロン○優勢[技有・大内刈]△アルマン・アダミアン(ロシア)

[準決勝]
ウルフアロン○優勢[技有・内股]△ニヤズ・イリアソフ(ロシア)

[決勝]
ウルフアロン△GS技有・一本背負投(GS0:27)○マイケル・コレル(オランダ)

■ 100kg超級
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100kg超級メダリスト。左から2位のルカシュ・クルパレク、優勝の原沢久喜、3位の影浦心とヘンク・フロル。

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3位決定戦、影浦心がイナル・タソエフから小外刈「一本」

(エントリー31名)

【入賞者】
1.HARASAWA, Hisayoshi (JPN)
2.KRPALEK, Lukas (CZE)
3.KAGEURA, Kokoro (JPN)
3.GROL, Henk (NED)
5.TASOEV, Inal (RUS)
5.MOURA, David (BRA)
7.MEYER, Roy (NED)
7.SASSON, Or (ISR)

【1回戦】
マチェイ・サルナツキ(ポーランド)○反則[指導3](2:46)△アンディー・グランダ(キューバ)
影浦心○内股透(2:21)△シェン・ジューホン(中国)
キム・ミンジョン(韓国)○反則[DH](1:58)△ゲラ・ザアリシヴィリ(ジョージア)
※立ち姿勢から危険な形で関節を極めたことによる
ロイ・メイヤー(オランダ)○優勢[技有・隅落]△ウルジバヤル・デューレンバヤル(モンゴル)
ヤキフ・ハモー(ウクライナ)○合技[隅返・崩袈裟固](1:47)△ムバグニク・ンジャイ(セネガル)
ダヴィド・モウラ(ブラジル)○一本背負投(1:49)△スヴェン・ハインル(ドイツ)
ウシャンギ・コカウリ(アゼルバイジャン)○谷落(1:00)△ルスラン・シャハバゾフ(ロシア)
原沢久喜○反則[指導3](3:10)△アントン・クリヴォボコフ(ロシア)
ベクムロド・オルティボエフ(ウズベキスタン)○反則[指導3](1:47)△ヨハネス・フレイ(ドイツ)
キム・スンミン(韓国)○優勢[技有・払腰]△ナイダン・ツヴシンバヤル(モンゴル)
ヘンク・フロル(オランダ)○反則[指導3](1:42)△ヴラダト・シミオネスク(ルーマニア)
ラファエル・シウバ(ブラジル)○反則[指導3](1:43)△アリアクサンドル・ヴァハヴィアク(ベラルーシ)
オ-ル・サッソン(イスラエル)○優勢[技有・一本背負投]△レヴァニ・マティアシヴィリ(ジョージア)
イナル・タソエフ(ロシア)○合技[袖釣込腰・外巻込](2:08)△オレクサンドル・ゴルディエンコ(ウクライナ)
テムル・ラヒモフ(タジキスタン)○大外巻込(1:23)△ステファン・ヘギー(オーストリア)

【2回戦】
ルカシュ・クルパレク(チェコ)○反則[指導3](3:43)△マチェイ・サルナツキ(ポーランド)
影浦心○背負投(1:46)△キム・ミンジョン(韓国)
ロイ・メイヤー(オランダ)○大内刈(3:55)△ヤキフ・ハモー(ウクライナ)
ダヴィド・モウラ(ブラジル)○一本背負投(1:23)△ウシャンギ・コカウリ(アゼルバイジャン)
原沢久喜○内股(1:46)△ベクムロド・オルティボエフ(ウズベキスタン)
ヘンク・フロル(オランダ)○背負投(2:18)△キム・スンミン(韓国)
オ-ル・サッソン(イスラエル)○優勢[技有・小内巻込]△ラファエル・シウバ(ブラジル)
イナル・タソエフ(ロシア)○合技[肩車・崩上四方固](3:36)△テムル・ラヒモフ(タジキスタン)

【準々決勝】
ルカシュ・クルパレク(チェコ)○GS反則[指導3](GS1:25)△影浦心
ダヴィド・モウラ(ブラジル)○小外刈(3:35)△ロイ・メイヤー(オランダ)
原沢久喜○内股(2:58)△ヘンク・フロル(オランダ)
イナル・タソエフ(ロシア)○内股(1:24)△オ-ル・サッソン(イスラエル)

【敗者復活戦】
影浦心○GS背負投(GS0:47)△ロイ・メイヤー(オランダ)
ヘンク・フロル(オランダ)○優勢[技有・隅落]△オ-ル・サッソン(イスラエル)

【準決勝】
ルカシュ・クルパレク(チェコ)○腕挫手固(1:44)△ダヴィド・モウラ(ブラジル)
原沢久喜○GS小内刈(GS0:52)△イナル・タソエフ(ロシア)

【3位決定戦】
影浦心○小外刈(0:28)△イナル・タソエフ(ロシア)
ヘンク・フロル(オランダ)○内股(1:00)△ダヴィド・モウラ(ブラジル)

【決勝】
原沢久喜○不戦△ルカシュ・クルパレク(チェコ)

【日本代表選手勝ち上がり】

原沢久喜(百五銀行)
成績:優勝


[1回戦]
原沢久喜○反則[指導3](3:10)△アントン・クリヴォボコフ(ロシア)

[2回戦]
原沢久喜○内股(1:46)△ベクムロド・オルティボエフ(ウズベキスタン)

[準々決勝]
原沢久喜○内股(2:58)△ヘンク・フロル(オランダ)

[準決勝]
原沢久喜○GS小内刈(GS0:52)△イナル・タソエフ(ロシア)

[決勝]
原沢久喜○不戦△ルカシュ・クルパレク(チェコ)

影浦心(日本中央競馬会)
成績:3位


[1回戦]
影浦心○内股透(2:21)△シェン・ジューホン(中国)

[2回戦]
影浦心○背負投(1:46)△キム・ミンジョン(韓国)

[準々決勝]
影浦心△GS反則[指導3](GS1:25)○ルカシュ・クルパレク(チェコ)

[敗者復活戦]
影浦心○GS背負投(GS0:47)△ロイ・メイヤー(オランダ)

[3位決定戦]
影浦心○小外刈(0:28)△イナル・タソエフ(ロシア)

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