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大一番控える丸山、阿部ら入念な調整・グランドスラム大阪2019

(2019年11月20日)

※ eJudoメルマガ版11月20日掲載記事より転載・編集しています。
大一番控える丸山、阿部ら入念な調整・グランドスラム大阪2019
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様々な形の左内股を見せる丸山城志郎

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阿部一二三は入念。最後まで居残って投げの感触を確かめていた

グランドスラム大阪(11月22日~24日、丸善インテックアリーナ大阪)に出場する男子日本代表が20日、大阪市内で行われた調整練習を報道陣に公開した。

この日参加したのは初日に行われる60kg級と66kg級の代表。サーキットトレーニングや打ち込み、約束乱取りを中心に約1時間半汗を流した。

勝てば東京五輪日本代表に内定する可能性のある66kg級世界王者・丸山城志郎(ミキハウス)は約束乱取りを中心にじっくり調整。世界選手権で負傷した右膝の状態は「6割か7割」とのことだが、「どんなアクシデントがあっても『やはり丸山は強い』と思われる勝ち方をしたい」「一番強い存在であることを示したい」とコメントは普段と変わらず。様々なバリエーションの内股に大外刈と大技でパートナーを投げ続け、集中を高めていた。

挑む立場の阿部一二三(日本体育大4年)は、対照的に好調ぶりを自らアピール。「世界選手権は怪我をしていたが、今回はまったく悪いところがない。全体として『力』をつけて来た」とコメントもやはり強気。調整練習の中盤には丸山との対戦を意識してかケンカ四つの組み手争いを入念にチェック。釣り手争い、引き手争いに、攻撃、防御、展開の散らしと足技を絡めながら様々な状況での手立てを確かめていた。

丸山、阿部と井上康生男子監督のコメントは下記。

※撮影写真はinstagram(ejudo2702)にアップ中。

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丸山城志郎

丸山城志郎選手のコメント
「大野(将平)先輩が欠場して、男子では自分だけがリーチが掛かっている状況ではありますが、そういうことは一切考えず、いままで貫いてきた気持ちをこの大会にぶつけるだけです。思い通りにいかないのが勝負の世界、また世界選手権の時のようなアクシデントがあったとしても『やはり丸山は強いな』と言われるように、優勝したい。勝つだけ。その気持ちだけです。(-赤ゼッケンをつけての戦いですね?)最初はうれしさはありましたけど、それで気持ちが変わるわけではない。この大会だからどうこうではなく、自分の柔道をまっとうしたい。勝つだけでなく、内容にもこだわる。自分の柔道を貫いて一番強い存在であることを示したい。(-自分の柔道とは?)釣り手と引き手を正しく持って、自分の持っている技できちんと相手を投げて仕留めるのがポリシー。これを貫いて結果として優勝できればいいと思います。(-足のケガは?)100パーセント治っているわけではないですが、こういう状況でも勝ち切ることで自分が進化すると思っています。完璧ではないですがあまりそれは関係ない。(-数字で言うと?)6割か、7割というところです。右手首はもうあまり気になりません。(-出場して悪化するリスクもあるのでは?)欠場と言う言葉は自分の中ではなかったです。一切考えていませんでした。試合であっても稽古であっても、万全な状態でも怪我のリスクはあるので、そこは日頃と変わりません。(-阿部選手については意識しますか?)同じです。自分の柔道をしっかりやります。」

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阿部一二三

阿部一二三選手のコメント
「これからは自分が勝っていくしか(方法が)ない。自分の100パーセントを出してしっかり勝ち切るしかない。気持ちの緩みなく、全力で戦います。赤ゼッケンを失ってしまいましたが、初心に戻って、挑戦者の気持ちで戦います。今はとにかく勝つしかない立場。思い切って、1回戦から全開でやっていきます。(-世界選手権についてどう捉えていますか)映像は今でも見ますし、悔しさはあります。これを晴らすためには1回勝つだけでは到底足りない。何が何でも東京オリンピックに出て金メダルを獲る、そこまでやらないと。 (-世界選手権では怪我の影響があった?)自分の中では、怪我があったなりに良いパフォーマンスが出来たと思っています。準決勝までは自分の柔道が出来ていた。今回は怪我もまったくないですし、世界選手権を超えるパフォーマンスが出来ると思います。(-どんな練習をしてきましたか?)ここまで長い時間があったわけではないので、自分の柔道を出し切ること、あとは足技など細かいことですね。ただ、今回は世界選手権の時とは違い。全体的な力、前進の総合力を上げることを意識してパワーアップしてきました。それを見せたいです。」

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井上康生男子監督

井上康生監督のコメント
「今日は調整のみ。各々の選手が自分の立場をしっかり理解して、やるべきことをやっていました。73kgから上の階級についても順調と報告を受けています。(-66kg級は五輪代表内定の可能性がありますね?)2人ともやるべきこと、また自分の置かれている立場はしっかりわかっていると思います。丸山はしっかり覚悟して大阪入りしていますし、阿部もまずはこの一戦に勝利せねばとの自覚があります。66kg級だけはなく、他階級の選手にとっても非常に重要な大会であることはあらためて言うまでもない。選手も自覚していると思います。五輪代表を争う選手はもちろんですが、若手も、2021年以降を見据えて存在感を見せて欲しい。アピールに期待しています。」

※ eJudoメルマガ版11月20日掲載記事より転載・編集しています。

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