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勢い止まらぬ新鋭ジログルが73kg級制覇、強豪揃った81kg級は超ダークホースのイムンジンがツアー初優勝・グランドスラムアブダビ第2日男子

(2019年10月26日)

※ eJudoメルマガ版10月27日掲載記事より転載・編集しています。
勢い止まらぬ新鋭ジログルが73kg級制覇、強豪揃った81kg級は超ダークホースのイムンジンがツアー初優勝
グランドスラム・アブダビ第2日男子(73kg級、81kg級)
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73kg級決勝、ビラリ・ジログルがアルチュール・マルジェリドンから小内巻込「技有」

→第2日男子プレビュー

グランドスラム・アブダビ大会は25日、アラブ首長国連邦・アブダビで競技第2日目の男女それぞれ2階級ずつの競技が行われた。

男子73kg級は昨年の世界ジュニア王者で、8月の東京世界選手権でも7位入賞(準々決勝で大野将平に腕挫十字固「一本」で敗退)のビラリ・ジログル(トルコ)が優勝。ジログルは2018年のグランプリ・アガディールに続くワールドツアー2度目のタイトル、決勝はアルチュール・マルジェリドン(カナダ)を小内巻込「技有」で破った。

東京世界選手権2位のルスタン・オルジョフ(アゼルバイジャン)は動き冴えず、3位決定戦ではイゴール・ヴァンドケ(ドイツ)に隅返「技有」で敗れて最終成績は5位。復活を期した欧州王者トミー・マシアス(スウェーデン)は3回戦でフリゲシュ・サボ(ハンガリー)に隅落「一本」で敗退。ツェンドオチル・ツォグトバータル(モンゴル)は準々決勝でマルジェリドンに合技「一本」、敗者復活戦でオルジョフに抱分「一本」と連敗を喫して7位に終わった。

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81kg級決勝、イ・ムンジンがルカ・マイスラゼから隅落で2つ目の「技有」

強豪集った81kg級はワールドランキング406位の大ダークホース、イ・ムンジン(韓国)が優勝。準決勝でバクー世界選手権3位のヴェダット・アルバイラク(トルコ)を僅か11秒の背負投「一本」、決勝は東京世界選手権3位のルカ・マイスラゼ(ジョージア)を隅落2発の合技「一本」と階級を代表するパワーファイターに連勝。驚きのワールドツアー初優勝を成し遂げた。24歳のイは2015年に世界ジュニア選手権5位、2017年にはアジア選手権の代表を務めて3位に入賞したが、以後今年の4月まで国際大会の出場はなし。4月に抜擢されたグランプリ・アンタルヤでも初戦敗退、7月のユニバーシアードでは決勝進出も友清光に敗れて2位となかなか結果が出せなかったが、大ブレイクを果たすこととなった。

激しい代表争いの渦中にあるマイスラゼは、同世代のライバルであるタト・グリガラシヴィリ、世界ジュニア王者のウラジミール・アハルカツィと同様後の先の罠に嵌ってタイトル獲得ならず。今季絶好調のアントワーヌ・ヴァロア=フォルティエ(カナダ)はマイスラゼとの準決勝、ドミニク・レッセルとの3位決定戦をともに「一本」で落として5位に終わった。

73kg級から転向したヒダヤット・ヘイダロフ(アゼルバイジャン)は準々決勝でヴァロア=フォルティエに隅返「技有」で敗れたが、3回戦ではハサン・ハルモルザエフ(ロシア)を片手絞「一本」で下すなど、81kg級第1戦としては十分な戦果。今後に期待を抱かせた。

各階級の入賞者と準々決勝以降の結果は下記。

■ 73kg級
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73kg級メダリスト。左から2位のアルチュール・マルジェリドン、優勝のビラリ・ジログル、3位のイゴール・ヴァンドケとヒクマティロフ・ツラエフ。

(エントリー58名)

【入賞者】
1.CILOGLU, Bilal (TUR)
2.MARGELIDON, Arthur (CAN)
3.WANDTKE, Igor (GER)
3.TURAEV, Khikmatillokh (UZB)
5.ORUJOV, Rustam (AZE)
5.VAN TICHELT, Dirk (BEL)
7.TSEND-OCHIR, Tsogtbaatar (MGL)
7.SZABO, Frigyes (HUN)

【準々決勝】
ヒクマティロフ・ツラエフ(ウズベキスタン)○反則[指導3](2:55)△ルスタン・オルジョフ(アゼルバイジャン)
アルチュール・マルジェリドン(カナダ)○GS合技[内股巻込・支釣込足](GS0:22)△ツェンドオチル・ツォグトバータル(モンゴル)
イゴール・ヴァンドケ(ドイツ)○GS技有・内股巻込(GS5:17)△フリゲシュ・サボ(ハンガリー)
ビラリ・ジログル(トルコ)○合技[小内巻込・隅返](2:19)△ディルク・ファンティシェル(ベルギー)

【敗者復活戦】
ルスタン・オルジョフ(アゼルバイジャン)○抱分(3:08)△ツェンドオチル・ツォグトバータル(モンゴル)
ディルク・ファンティシェル(ベルギー)○GS反則[指導3](GS1:23)△フリゲシュ・サボ(ハンガリー)

【準決勝】
アルチュール・マルジェリドン(カナダ)○片手絞(1:54)△ヒクマティロフ・ツラエフ(ウズベキスタン)
ビラリ・ジログル(トルコ)○小内巻込(1:03)△イゴール・ヴァンドケ(ドイツ)

【3位決定戦】
イゴール・ヴァンドケ(ドイツ)○優勢[技有・隅返]△ルスタン・オルジョフ(アゼルバイジャン)
ヒクマティロフ・ツラエフ(ウズベキスタン)○優勢[技有・肩車]△ディルク・ファンティシェル(ベルギー)

【決勝】
ビラリ・ジログル(トルコ)○優勢[技有・小内巻込]△アルチュール・マルジェリドン(カナダ)

■ 81kg級
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81kg級メダリスト。左から2位のルカ・マイスラゼ、優勝のイ・ムンジン、第3位のヴェダット・アルバイラクとドミニク・レッセル。

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81kg級3位決定戦、ドミニク・レッセルがアントワーヌ・ヴァロア=フォルティエから内股「一本」。

(エントリー59名)

【入賞者】
1.LEE, Moon Jin (KOR)
2.MAISURADZE, Luka (GEO)
3.ALBAYRAK, Vedat (TUR)
3.RESSEL, Dominic (GER)
5.DE WIT, Frank (NED)
5.VALOIS-FORTIER, Antoine (CAN)
7.HEYDAROV, Hidayat (AZE)
7.RASULOV, Kamoliddin (UZB)

【準々決勝】
ルカ・マイスラゼ(ジョージア)○GS合技[大外刈・横分](GS0:48)△フランク・デヴィト(オランダ)
アントワーヌ・ヴァロア=フォルティエ(カナダ)○優勢[技有・隅返]△ヒダヤット・ヘイダロフ(アゼルバイジャン)
ヴェダット・アルバイラク(トルコ)○合技[隅落・内股](3:45)△カモリディン・ラスロフ(ウズベキスタン)
イ・ムンジン(韓国)○小外刈(0:34)△ドミニク・レッセル(ドイツ)

【敗者復活戦】
フランク・デヴィト(オランダ)○大内刈(3:14)△ヒダヤット・ヘイダロフ(アゼルバイジャン)
ドミニク・レッセル(ドイツ)○優勢[技有・隅落]△カモリディン・ラスロフ(ウズベキスタン)

【準決勝】
ルカ・マイスラゼ(ジョージア)○大外刈(1:58)△アントワーヌ・ヴァロア=フォルティエ(カナダ)
イ・ムンジン(韓国)○背負投(0:11)△ヴェダット・アルバイラク(トルコ)

【3位決定戦】
ヴェダット・アルバイラク(トルコ)○合技[隅落・横四方固](1:21)△フランク・デヴィト(オランダ)
ドミニク・レッセル(ドイツ)○内股(1:01)△アントワーヌ・ヴァロア=フォルティエ(カナダ)

【決勝】
イ・ムンジン(韓国)○合技[隅落・隅落](1:50)△ルカ・マイスラゼ(ジョージア)

※ eJudoメルマガ版10月27日掲載記事より転載・編集しています。

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