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【プレビュー】78kg級はマロンガ軸の豪華トーナメント、78kg超級は久々登場のキムミンジョンに注目・グランドスラムアブダビ2019最終日女子プレビュー

(2019年10月25日)

※ eJudoメルマガ版10月25日掲載記事より転載・編集しています。
【プレビュー】78kg級はマロンガ軸の豪華トーナメント、78kg超級は久々登場のキムミンジョンに注目
グランドスラム・アブダビ2019最終日女子プレビュー(78kg級、78kg超級)
→グランドスラム・アブダビ2019組み合わせ(公式サイト)

■ 78kg級 世界王者マロンガ軸に豪華トーナメント実現
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東京世界選手権を圧勝したマドレーヌ・マロンガ

(エントリー28名)

現役世界王者のマドレーヌ・マロンガ(フランス)が第1シード。ここに同国内で激しく代表レースを繰り広げているフッシェ・ステインハウスとマルヒンデ・フェルケルクのオランダ勢、ルイーズ・マルツァーンとアナ=マリア・ヴァグナーのドイツ勢が揃ってエントリー、さらには昨年来大きく力を伸ばして来ているクララ・アポテカー(スロベニア)、ロリアナ・クカ(コソボ)らの若手有望株も加わって非常に豪華なトーナメントが組まれることとなった。ナタリー・パウエル(イギリス)やカリエマ・アントマルチ(キューバ)ら世界大会の表彰台経験者も顔を揃えており、レベルは非常に高い。

最注目はもちろん世界王者のマロンガ。東京世界選手権では圧倒的な強さで優勝を飾っており、決勝の濵田尚里(自衛隊体育学校)戦では立ち勝負で濵田を圧倒、日本の柔道ファンにトラウマ級の強烈な印象を残した。昨年までは集中力が途切れる場面が多々あり自滅に近い形で敗れることも多かったが、前述の世界選手権での戦いを見る限り精神的な面もかなり仕上がりつつある印象。今大会はいわば「追試」、ここでマロンガが本当に弱点であった精神面の脆さを克服したのか、それとも世界選手権での戦いぶりはあの日にピークが合ったゆえの刹那的なものであったのか、その真価が問われることになるだろう。いずれにしても日本勢にとって東京五輪の最大のライバルであることは間違いなく、この選手の試合は全て要チェックだ。

→[参考]78kg級有力選手名鑑

■ 78kg超級 久々登場のキム・ミンジョンの出来が最注目ポイント
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世界選手権をなぜか欠場、出来が注目されるキム・ミンジョン。

(エントリー32名)

世界選手権で優勝を狙うクラスの選手はいないが、表彰台クラスの強豪はひと通り顔を揃えたレベルの高いトーナメント。イリーナ・キンゼルスカ(アゼルバイジャン)にマリア=スエレン・アルセマン(ブラジル)、キム・ミンジョン(韓国)、カイラ・サイート(トルコ)、ニヘル・シェイフ=ルーフー(チュニジア)、ラリサ・セリッチ(ボスニア・ヘルツェゴビナ)と、魅力的な選手がずらり並んだ。キリがないのでこれくらいにしておくが、ほかにも有力選手盛り沢山、素根輝(環太平洋大1年)、朝比奈沙羅(パーク24)、イダリス・オルティス(キューバ)の3名を除いた、追撃グループの強さランキング1位を決める大会という定義すら可能な豪華さだ。

もっとも注目すべきは4月のアジア・パシフィック選手権優勝以来の出場となるキム・ミンジョン。この選手は東京世界選手権には出場していないが、実力的には東京五輪の有力なメダル候補。アンコ型の大型選手が多い女子最重量級において数少ない「動ける選手」であり、対大型用の担ぎ技として袖釣込腰も備えている実力派。東京世界選手権の欠場が負傷によるものなのか戦略的なものなのかは判然としないが、ここでいまいちどその力を見極めておきたい。

→[参考]78kg超級有力選手名鑑

※ eJudoメルマガ版10月25日掲載記事より転載・編集しています。

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