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【eJudo’s EYE】思わぬ「秋祭り」、超豪華メンバーでグランドスラム・アブダビきょう開幕

(2019年10月24日)

※ eJudoメルマガ版10月24日掲載記事より転載・編集しています。
【eJudo’s EYE】思わぬ「秋祭り」、超豪華メンバーでグランドスラム・アブダビきょう開幕
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IJFがリリースした大会ビジュアル。超豪華メンバーが並ぶ

文責;古田英毅

今季6戦目となるグランドスラム大会、グランドスラム・アブダビがきょう24日、アラブ首長国連邦・アブダビに95か国553名の選手が集って開催される。

IJF筋からは、スーパースター打ち揃う超豪華大会の実現濃厚との事前情報あり。さらに1週間前になって出された大会ビジュアル(リアルなエントリー情報に基づいての作成が慣例)が、五輪と今季の世界選手権の金メダリストが男女合わせて8名居並ぶという超豪華なものであったことでファンの期待はいやが上にも高まった。ここからドロー当日になって100kg超級のテディ・リネール(フランス)とルカシュ・クルパレク(チェコ)、100kg級のジョルジ・フォンセカ(ポルトガル)と90kg級のノエル・ファンテンド(オランダ)が抜けたが、女子は48kg級のダリア・ビロディド(ウクライナ)、52kg級のマイリンダ・ケルメンディ(コソボ)、63kg級のティナ・トルステニャク(スロベニア)が全員残留。さらに70kg級のマリー=イヴ・ガイ(フランス)に78kg級のマドレーヌ・マロンガ(フランス)と今年の世界王者2人がエントリーして、まさに「祭り」というべき素晴らしい陣容が揃った。

加えて、ドローの結果を見てのけぞった。まさに強豪密集、「捨て階級」が1つもない豪華大会。各国のオリンピック代表選考の本番が来年2月の欧州シリーズであるならここである程度の目途をつけておかねばならぬであろう、ゆえにこの時点である程度の選手が集まるであろう、というところまでは予想していたのだが、これはその想定を遥かに超えている。

過密エントリーの因の一は、ロシアやウズベキスタン、韓国といった同階級に複数のトップ選手を抱える強豪が、世界選手権の結果を受けて同時派遣で「競らせる」策に打ってでたことにある。60kg級のウズベキスタンや66kg級の韓国にこの事情は端的で、ともに第1候補(ディヨルベク・ウロズボエフとアン・バウル)が東京世界選手権で振るわず、かつ第2候補(シャラフディン・ルトフィラエフとキム・リマン)が決勝まで進んで、本番1年前にして序列の差がほとんどなくなってしまっているのだ。フェアに、そして的確に強者を五輪に送り込むにはハイレベル大会に同時派遣を続けて差をつけていくしかない。

そしてもう1つ、今年最後のグランドスラム大会である大阪大会(11月22日~24日)が、日本選手が各階級4名参加するという極めて勝ち上がりにくい大会であることも大きく影響しているのだろう。グランプリ・ハーグは中止がアナウンスされており、12月のワールドマスターズというボーナスゲームを前にポイントを稼いでおくとしたら、もうこの大会以外にない。

大きくいって、女子はトーナメントの密度は薄いが常では見られぬスーパースターがエントリーする一点豪華主義(57kg級のみは逆で、大スターはいないが密度が濃い)、男子は現役世界王者おらずもメダリストと強国の代表がギッシリ詰め込まれた玄人好みのハイレベルトーナメント、ということが出来るだろう。講道館杯直前で日本選手は出場しないが、年間通じてもめったにない豪華大会である。

eJudoでは今回も毎日、各階級のみどころをプレビュー記事として配信していく。ドローを受けての即出しゆえ開始ギリギリの時間になることもあるかと思われるが、どうか見逃しなく、お楽しみ頂きたい。
大会日程は下記。予選開始時間は例によって当日変動する可能性があるので、目安と捉えておいていただきたい。

24日(木) 男子60kg級、66kg級、女子48kg級、52kg級、57kg級
予選ラウンド 10:00(日本時間15:00)、決勝ラウンド17:00(日本時間22:00)

25日(金) 男子73kg級、81kg級、女子63kg級、70kg級
予選ラウンド 10:00(日本時間15:00)、決勝ラウンド17:00(日本時間22:00)

26日(土) 男子90kg級、100kg級、100kg超級、女子78kg級、78kg超級
予選ラウンド 10:00(日本時間15:00)、決勝ラウンド17:00(日本時間22:00)

※ eJudoメルマガ版10月24日掲載記事より転載・編集しています。

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