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【プレビュー】70kg級は王者ガイ中心に分厚い陣容、63kg級はトルステニャクの勝ちぶりに注目・グランドスラムアブダビ2019第2日女子プレビュー

(2019年10月25日)

※ eJudoメルマガ版10月25日掲載記事より転載・編集しています。
【プレビュー】70kg級は王者ガイ中心に分厚い陣容、63kg級はトルステニャクの勝ちぶりに注目
グランドスラム・アブダビ2019第2日プレビュー(63kg級、70kg級)
→グランドスラム・アブダビ2019組み合わせ(公式サイト)

■ 63kg級 トルステニャクの勝利が既定路線、韓国の新1番手狙うチョ・モッキに注目
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第1シードはティナ・トルステニャク。

(エントリー34名)

第1シードはリオデジャネイロ五輪金メダリストのティナ・トルステニャク(スロベニア)。それ以外にもユール・フランセン(オランダ)ら多くの強豪が参加しているものの、トップ層以外のレベルがいったいに低いこの階級の様相を反映して、地味なトーナメントという印象は否めない。実力的にもトルステニャクの力が抜けており、順当に試合が進めばこの選手の優勝は動かないと見る。

序盤戦のみどころとなる試合を敢えて挙げるなら3回戦。準々決勝でトルステニャクに挑戦する権利をかけて、9月のグランプリ・タシケントで久々の優勝を飾ったカトリン・ウンターヴルツァハー(オーストリア)と今月頭のグランドスラム・ブラジリアで優勝しているケトレイン・クアドロス(ブラジル)が対戦予定のプールAの一番に注目しておきたい。

注目選手としてはプールCに置かれているチョ・モッキ(韓国)の名前を挙げたい。この選手は宮崎日大高から埼玉大に進み、2014年には全日本学生体重別選手権を制している日本育ちの実力者。7月に行われたワールドツアー2大会に出場してグランプリ・モントリオールで優勝、グランプリ・ザグレブで3位を好成績を残している。活躍が直前であったために東京世界選手権こそ選出されなかったが、絶対的な選手がいない韓国の63kg級の現況を考えれば東京五輪を狙える可能性は十分。今大会で結果を残してまずは国内序列1番手の座をつかみ取りたい。組み合わせは3回戦でヤン・ジュインシア(中国)、準々決勝でフランセンとプールを抜けるまでに強豪2名を倒さねばならない過酷なものだが、実力的には十分勝ち抜けるはず。

→[参考]81kg級有力選手名鑑

■ 70kg級 王者ガイ中心に分厚いトーナメント、大会屈指の豪華階級
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東京世界選手権を制したマリー・イヴ=ガイ。

(エントリー39名)

東京世界選手権王者のマリー・イヴ=ガイ(フランス)に、同大会3位のサリー・コンウェイ(イギリス)とマルゴ・ピノ(フランス)と今年の世界大会メダリスト3名が出場。ここにアンナ・ベルンホルム(スウェーデン)、マリア・ポルテラ(ブラジル)ら階級トップクラスの実力者が多数加わった。スターの存在に周囲を固める脇役の厚さと、今大会の特徴である2項をいずれも満たした大会屈指の豪華トーナメントである。

優勝候補はもちろんガイ。これが世界王者になって初の大会、国内のライバルであるピノが同時派遣されていることもあって気合い十分で臨んでくるはず。この選手らしいパワフルな柔道での「一本」連発に期待したい。

ほか、注目選手としてはプールBに置かれたキム・ポリング(オランダ)の名前を挙げておきたい。ポリングは復調しつつあるなかで迎えた東京世界選手権においてまさかの早期敗退。左払腰の釣り手が抜けたことで腕挫腋固で体を捨てる形になってしまい、ダイレクト反則負けを宣告されて3回戦で畳を去っている。今回は出直しの大会。本来の強さを取り戻せれば東京五輪でも間違いなくメダル候補、再びここから調子を上げていくことができるのか、その戦いぶりに注目したい。

→[参考]70kg級有力選手名鑑

※ eJudoメルマガ版10月25日掲載記事より転載・編集しています。

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