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朝飛真実が優勝、81kg級竹市大祐はグリガラシヴィリ、90kg級増山香補はベカウリの壁乗り越えられず・世界ジュニア柔道選手権2019第3日

(2019年10月19日)

※ eJudoメルマガ版10月18日掲載記事より転載・編集しています。
朝飛真実が優勝、81kg級竹市大祐はグリガラシヴィリ、90kg級増山香補はベカウリの壁乗り越えられず
世界ジュニア柔道選手権2019第3日(男子81kg級、90kg級、女子70kg級)
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70kg級決勝、朝飛真実がマディーナ・タイマゾワから内股「一本」

→男女14階級プレビュー

モロッコ・マラケシュで行われている世界ジュニア柔道選手権は18日、大会第3日目の男子81kg級、90kg級と女子70kg級の競技が行われ、日本勢からは70kg級の朝飛真実(桐蔭学園高3年)が優勝を果たした。81kg級の竹市大祐(大牟田高3年)は2回戦敗退、90kg級の増山香補(明治大3年)は5位だった。

朝飛は得意の内股のバリエーションの豊富さを見せつけて、全試合一本勝ち。3回戦のリッケン・ミナアグリタ(ドイツ)戦ではこの技で「技有」を奪うと続いて内股で相手を踏ん張らせての体落でとどめの「技有」。準決勝のパワーファイター、マリアム・チャントゥリア(ジョージア)戦では強気で圧力を掛け続けた末に終盤それぞれ違う形の内股「技有」を得てこれも合技の一本勝ち。決勝のマディーナ・タイマゾワ(ロシア)戦は相手の小外刈をかわして「技有」を奪うと、3分18秒に縦回転の内股で2つ目の「技有」を得て勝負を決めた。

世界カデ王者のアイ・ツノダ=ロウスタント(スペイン)は初戦でタイマゾワに敗退。大枠優位に試合を進めていたが、相手の内股を潰し掛けたところから強引に回されてしまい「技有」を失った。

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81kg級決勝、ウラジミール・アハルカツィがダヴィド・カラペティアンから袖釣込腰「一本」

81kg級の竹市は初戦を順当に一本勝ちも、2回戦では優勝候補筆頭のタト・グリガラシヴィリ(ジョージア)に大内刈「一本」で敗退。既にシニアの一線で活躍するトップファイターに何もさせてもらえず、予選ラウンドで大会を去ることとなった。

優勝は欧州ジュニア決勝でグリガラシヴィリに敗れていた同国のジュニア2番手ウラジミール・アハルカツィ(ジョージア)が攫った。アハルカツィは全試合一本勝ち。決勝はダヴィド・カラペティアン(ロシア)から隅落「技有」に、打点の高い袖釣込腰「一本」と立て続けに得る圧勝だった。

グリガラシヴィリは準決勝でカラペティアンに苦杯。残り1分を過ぎてから放った裏投に左小内刈を合わされて「技有」失陥、相手を抱え上げておいての隅落「技有」で追いつくも、最後は再び裏投に小内刈を合わされて「技有」を失って試合を落とした。この形は昨年の世界ジュニアで笠原大雅(天理大)に敗れた際と相似、戦い方に課題を残した一番だった。

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90kg級準決勝、ラシャ・ベカウリが増山香輔から谷落「一本」

90kg級の増山は全試合一本勝ちで準決勝まで勝ち上がったが、リベンジの相手として名指ししていた昨年度王者ラシャ・ベカウリ(ジョージア)に苦杯。残り1分になったところで浮技「技有」失陥、取り返そうと出たところに右小外掛様の谷落を食って真裏に引き倒され、「一本」で沈んだ。増山は気落ちしたか、3位決定戦では「指導2」まで得ながらルイス・マイ(ドイツ)に一瞬の隙を突かれて肩車「一本」失陥。最終成績は5位となった。

増山の挑戦を退けたベカウリは、決勝でもローランド・ゴズ(ハンガリー)から豪快な大外刈「一本」。斜めに引っ掛け、ほぼ360度回転して追い、最後は真裏に刈り落とすという完璧な一撃だった。ベカウリは2連覇、全試合一本勝ちの圧勝。

各階級の入賞者と決勝の結果、日本代表選手全試合の結果は下記。

※この記事の「日本代表選手勝ち上がり」項における海外選手名の表記は全日本柔道連盟のリリースに則っています。

■ 男子81kg級
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81kg級メダリスト。左から2位のダヴィド・カラペティアン、優勝のウラジミール・アハルカツィ。

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81kg級決勝、アハルカツィがまず隅落で「技有」確保。

(エントリー47名)

【入賞者】
1.AKHALKATSI, Vladimir (GEO)
2.KARAPETYAN, David (RUS)
3.GRIGALASHVILI, Tato (GEO)
3.SCHIMIDT, Guilherme (BRA)
5.BEDEL, Kenny Komi (ITA)
5.FATIYEV, Murad (AZE)
7.KURBONMURODOV, Jaloliddin (UZB)
7.TROIANSCHI, Damian (POR)

【決勝】
ウラジミール・アハルカツィ(ジョージア)〇袖釣込腰(1:33)△ダヴィド・カラペティアン(ロシア)

【日本代表選手勝ち上がり】
竹市大祐(大牟田高3年)
成績:2回戦敗退


[1回戦]
竹市大祐〇袖釣込腰(1:28)△ザルデネブス(ラトビア)
[2回戦]
竹市大祐△大内刈(1:33)〇グリガラシヴィリ

■ 男子90kg級
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90kg級メダリスト。左から2位のローランド・ゴズ、優勝のラシャ・ベカウリ。

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決勝、ベカウリが豪快な大外刈「一本」

(エントリー39名)

【入賞者】
1.BEKAURI, Lasha (GEO)
2.GOZ, Roland (HUN)
3.MAI, Louis (GER)
3.PIRELLI, Gennaro (ITA)
5.MASHIYAMA, Kosuke (JPN)
5.MILETIC, Toni (BIH)
7.HAN, Juyeop (KOR)
7.MORISHIGUE, Igor (BRA)

【決勝】
ラシャ・ベカウリ(ジョージア)〇大外刈(1:35)△ローランド・ゴズ(ハンガリー)

【日本代表選手勝ち上がり】
増山香補(明治大3年)
成績:5位


[2回戦]
増山香補〇背負投(0:10)△アヌルリィ(カザフスタン)
[3回戦]
増山香補〇大内刈(2:17)△カフリアニ(スペイン)
[準々決勝]
増山香補〇反則[指導3](3:38)△ミレティク(ボスニア・ヘルツェゴビナ)
[準決勝]
増山香補△谷落(3:36)〇ベカウリ(ジョージア)
[3位決定戦]
増山香補△肩車(2:54)〇メイ(ドイツ)

■ 女子70kg級
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70kg級メダリスト。左から2位のマディーナ・タイマゾワ、優勝の朝飛真実。

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準々決勝、朝飛の内股「技有」

(エントリー29名)

【入賞者】
1.ASAHI, Mami (JPN)
2.TAIMAZOVA, Madina (RUS)
3.FEREOL, Morgane (FRA)
3.GALANDI, Marlene (GER)
5.RICKEN, Mina Agneta (GER)
5.TCHANTURIA, Mariam (GEO)
7.KHAIRI, Oulaya (MAR)
7.NARYNOVA, Moldir (KAZ)

【決勝】
朝飛真実〇合技[隅落・内股](3:18)△マディーナ・タイマゾワ(ロシア)

【日本代表選手勝ち上がり】
朝飛真実(桐蔭学園高3年)
成績:優勝


[1回戦]
朝飛真実〇内股(3:55)△ロベニク(スロベニア)
[2回戦]
朝飛真実〇小外刈(3:45)△コク(オランダ)
[準々決勝]
朝飛真実〇合技[内股・体落](0:44)△リッケン(ドイツ)
[準決勝]
朝飛真実〇合技[内股・内股](4:00)△テチアトゥアニ(ジョージア)
[決勝]
朝飛真実〇合技[隅落・内股](3:18)△タイマゾノバ

※ eJudoメルマガ版10月18日掲載記事より転載・編集しています。

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