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73kg級はマフマドベコフが圧勝、57kg級袴田佳名瑚は好勝ち上がりも決勝でリパルテリアニに屈す・世界ジュニア柔道選手権2019第2日

(2019年10月18日)

※ eJudoメルマガ版10月18日掲載記事より転載・編集しています。
73kg級はマフマドベコフが圧勝、57kg級袴田佳名瑚は好勝ち上がりも決勝でリパルテリアニに屈す
世界ジュニア柔道選手権2019第2日(男子73kg級、女子57kg級、63kg級)
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73kg級決勝、ソモン・マフマドベコフがゲオルギー・エルバキエフから隅落「一本」

モロッコ・マラケシュで行われている世界ジュニア柔道選手権は17日、大会2日目の男子73kg級、女子57kg級と63kg級の計3階級の競技が行われ、日本勢は57kg級の袴田佳名瑚(藤枝順心高3年)が2位、63kg級の浦明澄(日本体育大1年)が3位に入賞した。73kg級の塚本綾(日本体育大2年)は初戦で敗れた。

レベルの高い選手が揃った男子73kg級は東京世界選手権5位入賞のソモン・マフマドベコフ(タジキスタン)が圧勝。決勝は7月のグランプリ・ブタペストで2位入賞のゲオルギー・エルバキエフ(ロシア)の裏投を待ち構えて上体を制し、隅落「一本」。全試合一本勝ちで優勝を決めた。敗れたエルバキエフも、勝負どころの準々決勝ヴィクトル・ステルプ(モルドバ)戦の「技有」優勢以外はすべて一本勝ちしての決勝進出。3位入賞のステルプと合わせて強者3名が揃って持ち味を発揮して表彰台に登る、見どころある戦いだった。

昨年2位の塚本は、初戦でロシアの第2代表マフマドベク・マフマドベコフ(ロシア)に敗退。大枠優勢に試合を進めていたが、相手の内股を股中で透かし、潰したところから投げ直されて転がり「技有」失陥。これを取り返せずに優勢負けした。

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ともに出色の勝ち上がりで迎えた57kg級決勝、エテリ・リパルテリアニが袴田佳名瑚から「やぐら投げ」で一本勝ち。

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63kg級3位決定戦、浦明澄が腰技から袈裟固に繋ぐ。

57kg級の袴田は絶好調、素晴らしい勝ち上がり。鮮やかな一本勝ちを連発し、勝負どころと目された準々決勝のキム・チス(韓国)戦もしっかり試合を支配した末に隅落「技有」を得て勝利。しかし決勝ではここまで全試合一本勝ちの欧州ジュニア王者エテリ・リパルテリアニ(ジョージア)の「やぐら投げ」に振られて一本負け。惜しくも銀メダルに留まった。リパルテリアニは全試合一本勝ちの圧勝V。

63kg級は昨年3位の浦とアニャ・オブラドヴィッチ(セルビア)、欧州ジュニア王者のソフィー・オズバス(ハンガリー)の3名によるマッチレース。準決勝でオブラドヴィッチがテクニカルな谷落「一本」で浦を一蹴し、決勝はオズバスがオブラドヴィッチを小内巻込「技有」に「指導3」と圧倒して優勝を飾った。浦は3位決定戦を一本勝ちして銅メダルを確保した。

各階級の入賞者と決勝の結果、日本代表選手全試合の結果は下記。

※この記事の「日本代表選手勝ち上がり」項における海外選手名の表記は全日本柔道連盟のリリースに則っています。

■ 男子73kg級
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73kg級メダリスト。左から2位のゲオルギー・エルバキエフ、優勝のソモン・マフマドベコフ。

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決勝、マフマドベコフがエルバキエフから隅落「一本」

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2回戦、塚本が内股を透かさんとするが、これを潰したところからの投げ直しを食って「技有」失陥。

(エントリー53名)

【入賞者】
1.MAKHMADBEKOV, Somon (TJK)
2.ELBAKIEV, Georgii (RUS)
3.MELLA, Edoardo (ITA)
3.STERPU, Victor (MDA)
5.GASSNER, Samuel (AUT)
5.SANTOS JUNIOR, Jeferson (BRA)
7.MATSOUKATOV, Dato (CYP)
7.OYUNCHIMEG, Shinebayar (MGL)

【決勝】
ソモン・マフマドベコフ(タジキスタン)〇隅落(3:42)△ゲオルギー・エルバキエフ(ロシア)

【日本代表選手勝ち上がり】
塚本綾(日本体育大2年)
成績:2回戦敗退


[2回戦]
塚本綾△優勢[技有・釣込腰]〇マクマドベコフ(ロシア)

■ 女子57kg級
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57kg級メダリスト。左から2位の袴田佳名瑚、優勝のエテリ・リパルテリアニ。

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準決勝、リパルテリアニの帯取返「一本」

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豪快な一本勝ちを連発した袴田。写真は準決勝の大外刈「一本」。

(エントリー42名)
【入賞者】
1.LIPARTELIANI, Eteri (GEO)
2.HAKAMATA, Kanako (JPN)
3.CORNELISSE, Pleuni (NED)
3.KIM, Jisu (KOR)
5.HUH, Mimi (KOR)
5.ZEMANOVA, Vera (CZE)
7.ANDRADE, Vitoria (BRA)
7.VAN DE MEEBERG, Shannon (NED)

【決勝】
エテリ・リパルテリアニ(ジョージア)〇浮落(0:57)△袴田佳名瑚

【日本代表選手勝ち上がり】
袴田佳名瑚(藤枝順心高3年)
成績:2位


[1回戦]
袴田佳名瑚〇大外刈(1:13)△ガラバナー(オーストリア)
[2回戦]
袴田佳名瑚〇内股(3:06)△ワン(中国)
[3回戦]
袴田佳名瑚〇大外刈(3:26)△ベルハウス(ドイツ)
[準々決勝]
袴田佳名瑚〇優勢[技有・隅落]△キム(韓国)
[準決勝]
袴田佳名瑚〇大外刈(1:53)△コリネリッセ(オランダ)
[決勝]
袴田佳名瑚△浮落(0:57)〇リパルテリアニ

■ 女子63kg級
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63kg級メダリスト。左から2位のアニャ・オブラドヴィッチ、優勝のソフィー・オズバス、3位の浦明澄。

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決勝、オズバスの小内巻込「技有」

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2回戦、浦の背負投「技有」

(エントリー43名)

【入賞者】
1.OZBAS, Szofi (HUN)
2.OBRADOVIC, Anja (SRB)
3.FAZLIU, Laura (KOS)
3.URA, Asumi (JPN)
5.POHL, Dena (GER)
5.ZACHOVA, Renata (CZE)
7.WINZIG, Annabelle (GER)
7.ZHANG, Wen

【決勝】
ソフィー・オズバス(ハンガリー)〇反則[指導3](3:43)△アニャ・オブラドヴィッチ(セルビア)

【日本代表選手勝ち上がり】
浦明澄(日本体育大1年)
成績:3位


[1回戦]
浦明澄〇背負投(2:22)△アカデニス(トルコ)
[2回戦]
浦明澄〇合技[背負投・横四方固](2:53)△カラチテン(オランダ)
[3回戦]
浦明澄〇反則[指導3](4:49)△ルデビク(スロベニア)
[準々決勝]
浦明澄〇大外刈(3:20)△ウイング(ドイツ)
[準決勝]
浦明澄△谷落(0:16)〇オブラドビック(セルビア)
[3位決定戦]
浦明澄〇袈裟固(3:57)△ボウラ(ドイツ)

※ eJudoメルマガ版10月18日掲載記事より転載・編集しています。

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