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古賀玄暉、相田勇司ともに決勝で惜敗・グランプリタシケント2019第1日

(2019年9月21日)

※ eJudoメルマガ版9月20日掲載記事より転載・編集しています。
古賀玄暉、相田勇司ともに決勝で惜敗・グランプリタシケント2019第1日
(男子60kg級、66kg級、女子48kg級、52kg級、57kg級)
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決勝、ヤゴ・アブラゼが古賀玄暉から左大内刈「一本」

東京世界選手権(8月25日~9月1日)終了後最初のワールドツアー大会となるグランプリ・タシケント2019が20日、ウズベキスタン・タシケントで開幕。初日は男子2階級、女子3階級の競技が行われた。日本からは2人が出場し、男子60kg級の古賀玄暉(日本体育大3年)と同66kg級の相田勇司(國學院大2年)がともに2位だった。

60kg級はグランドスラム大阪2位のヤゴ・アブラゼ(ロシア)が優勝。決勝はここまで全試合一本勝ちの古賀に苦戦したが、総試合時間8分にならんとするところでアブラゼに抱き勝負を挑まれた古賀が腰の浮いた状態から右小外掛、これを左大内刈の形で切り返されて一本負けした。アブラゼは全試合一本勝ち、準々決勝では東京世界選手権5位のヤン・ユンウェイ(台湾)を隅返と裏固の合技「一本」、準決勝ではリオ五輪銅メダリストのディヨルベク・ウロズボエフ(ウスベキスタン)を裏固「一本」で破った。

66kg級はロシアで2番手の座を争うヤクブ・シャミロフ(ロシア)が優勝。決勝は相田からまず袖釣込腰で「技有」先行、相田が右体落から繋いだ左一本背負投で「技有」を失ったが、内股「技有」で突き放し合技で一本勝ちした。

女子48kg級はサビーナ・ギリアゾワ(ロシア)、52kg級はジョン・ボキョン(韓国)、57kg級はヘドウィグ・カラカス(ハンガリー)が制した。ギリアゾワはツアー初優勝、ジョンは52kg級への階級変更後初タイトル、カラカスは2014年グランプリ・アスタナ以降実に5年ぶり2度目のワールドツアー優勝。

寸評および各階級入賞者と決勝の結果、日本代表選手全試合の結果は下記。

[寸評]

古賀、相田ともにチャンスのあった試合。古賀は右出足払が良く効き本戦とGS延長戦序盤はむしろアブラゼを圧倒、相田も前述の通り巧い組み立ての左一本背負投で「技有」を奪うなど互角の戦い。しかし東京五輪出場に可能性を残す選手はモチベーションも仕上がりもまったく違っていた。アブラゼとシャミロフはともに東京世界選手権に出場出来なかったが、60kg級のロベルト・ムシュヴィドバゼと66kg級のミハイル・プルヤエフはいずれも初戦敗退に終わっており、もっか代表戦線は混沌としている。しかもシャミロフは今大会アラム・グリゴリアンと同時派遣で競らされる立場、どうしても負けるわけにはいかなかった。52kg級のジョン・ボキョンもそうだが、五輪という目標が具体的に見えている選手の力と覚悟を感じさせる1日だった。

古賀と相田は大健闘も、惜しくも大魚を逸した。特に相田はジュニアでの実績を買われていわば「飛び級」でのシニアワールドツアー派遣、しかもトーナメントの陣容的には常のグランプリと比べれば戦い易いメンバーでまさに大チャンス。初のシニア国際大会で決勝進出という成果光る一方で、これから国内のシニアでベテランたちと競らねばならない立場を考えれば次につながるだけの圧倒的な実績を残したとまでは言い難い。勝ち上がりは素晴らしかっただけに、「惜しい」との感想否めぬ大会であった

■ 男子60kg級
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60kg級メダリスト。左から2位の古賀、優勝のアブラゼ、3位のヤン・ユンウェイとディヨルベク・ウロズボエフ。

(エントリー26名)
【入賞者】
1.ABULADZE, Yago (RUS)
2.KOGA, Genki (JPN)
3.UROZBOEV, Diyorbek (UZB)
3.YANG, Yung Wei (TPE)
5.AKKUS, Mihrac (TUR)
5.LEE, Harim (KOR)
7.MAHMADIZODA, Muhammad (TJK)
7.NURILLAEV, Kemran (UZB)

【決勝】

ヤゴ・アブラゼ(ロシア)〇GS大内刈(GS7:55)△古賀玄暉

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ケムラン・ヌリラエフとの準々決勝を戦う古賀玄暉。

【日本代表選手勝ち上がり】

古賀玄暉(日本体育大3年)
成績:2位


[2回戦]
古賀玄暉〇背負投(1:32)△カラマット・フセイノフ(アゼルバイジャン)

[準々決勝]
古賀玄暉〇横四方固(2:48)△ケムラン・ヌリラエフ(ウズベキスタン)

[準決勝]
古賀玄暉〇GS背負投(4:18)△イ・ハリン(韓国)

[決勝]
ヤゴ・アブラゼ(ロシア)△GS大内刈(GS7:55)〇古賀玄暉

■ 男子66kg級
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66kg級メダリスト。左から2位の相田、優勝のシャミロフ、3位のモハメド・アブデルマウゴウドとケムラン・ヌリラエフ。

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決勝、シャミロフが相田から勝ち越しの内股「技有

(エントリー38名)

【入賞者】
1.SHAMILOV, Yakub (RUS)
2.AIDA, Yuji (JPN)
3.ABDELMAWGOUD, Mohamed (EGY)
3.NURILLAEV, Sardor (UZB)
5.ALIYEV, Ibrahim (AZE)
5.MENAGED, Yarin (ISR)
7.BUNCIC, Strahinja (SRB)
7.MINKOU, Dzmitry (BLR)

【決勝】

ヤクブ・シャミロフ(ロシア)〇合技[袖釣込腰・内股](2:41)△相田勇司

【日本代表選手勝ち上がり】

相田勇司(國學院大2年)
成績:2位


[2回戦]
相田勇司〇小外刈(0:58)△ボジダル・テメルコフ(ブルガリア)

[3回戦]
相田勇司〇小外刈(1:25)△アラム・グリゴリアン(ロシア)

[準々決勝]
相田勇司〇袖釣込腰(1:00)△ストラヒンヤ・ブンチッチ(セルビア)

[準決勝]
相田勇司〇GS反則[指導3](GS4:24)△イブラヒム・アリエフ(アゼルバイジャン)

[決勝]
相田勇司△合技[袖釣込腰・内股](2:41)〇ヤクブ・シャミロフ(ロシア)

■ 女子48kg級
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48kg級メダリスト。左から2人目が優勝のサビーナ・ギリアゾワ。

(エントリー33名)

【入賞者】
1.GILIAZOVA, Sabina (RUS)
2.ALIYEVA, Leyla (AZE)
3.CHERNIAK, Maryna (UKR)
3.VAUGARNY, Melodie (FRA)
5.LIKMABAM, Shushila Devi (IND)
5.MENZ, Katharina (GER)
7.JURA, Anne Sophie (BEL)
7.KUZNETSOVA, Alesya (RUS)

【決勝】
サビーナ・ギリアゾワ(ロシア)〇大内返(0:43)△レイラ・アリエワ(アゼルバイジャン)

■ 女子52kg級
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52kg級メダリスト。左から2人目が優勝のジョン・ボキョン。

(エントリー26名)

【入賞者】
1.JEONG, Bokyeong (KOR)
2.BISHRELT, Khorloodoi (MGL)
3.IRAOUI, Soumiya (MAR)
3.PRIMO, Gefen (ISR)
5.KAZYULINA, Anna (KAZ)
5.STANGAR, Anja (SLO)
7.ESTEO LINNE, Nina Estefania (ESP)
7.KADAMBOEVA, Sita (UZB)

【決勝】
ジョン・ボキョン(韓国)〇横落(1:06)△ビシュレルト・ホルロードイ(モンゴル)

■ 女子57kg級
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57kg級メダリスト。左から2人目が優勝のヘドウィグ・カラカス。

(エントリー32名)

【入賞者】
1.KARAKAS, Hedvig (HUN)
2.ILIEVA, Ivelina (BUL)
3.KIM, Jandi (KOR)
3.KWON, Youjeong (KOR)
5.FILZMOSER, Sabrina (AUT)
5.PERISIC, Marica (SRB)
7.KONKINA, Anastasiia (RUS)
7.VERHAGEN, Sanne (NED)

【決勝】
ヘドウィグ・カラカス(ハンガリー)〇優勢[技有・隅返]△イヴェリナ・イリエワ(ブルガリア)

※ eJudoメルマガ版9月20日掲載記事より転載・編集しています。

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