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[速報]無差別王者朝飛真実が70kg級制覇、最重量級は米川明穂が初優勝・第68回インターハイ柔道競技女子個人試合

(2019年8月13日)

※ eJudoメルマガ版8月13日掲載記事より転載・編集しています。
[速報]無差別王者朝飛真実が70kg級制覇、最重量級は米川明穂が初優勝
第68回インターハイ柔道競技女子個人試合(63kg級、70kg級、78kg級、78kg超級)
→女子個人全試合結果(eJudoLITE)
取材・撮影:eJudo編集部

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70kg級準決勝、GS延長戦で朝飛真美が桑形萌花から内股「技有」

第68回インターハイ柔道競技(全国高等学校総合体育大会柔道競技・全国高等学校柔道大会)は13日、鹿児島アリーナ(鹿児島市)で最終日の女子個人戦重量4階級の競技が行われた。

70kg級は3月の全国高校選手権無差別を制した朝飛真実(桐蔭学園高)が初優勝。1回戦から準決勝までの4試合をすべて「一本」で勝ち上がり、山場と目された準決勝では同大会で決勝を争った昨年度王者・桑形萌花(須磨学園夙川高)と熱戦。7月の金鷲旗大会では大将戦と代表戦の8分間では勝負がつかず旗判定まで縺れたカードだが、「相手が背中を抱いてくるだろうと、しっかり対策をしていた」と粘り強く戦い、GS延長戦に左内股「技有」を得て勝利。決勝は山本杏(藤枝順心高)の右小外掛を透かし、大きく踏み込んでの左小外掛に切り返して「技有」確保。以降は担ぎ技を狙う相手を深追いせずリードを保ったまま試合を終えた。

「高校選手権が終わった瞬間から、インターハイ、インターハイとこの大会のことばかり考えていた」という朝飛はどうしても欲しかったタイトルを手にしてまさに破顔。姉の七海(桐蔭横浜大)も一昨年優勝を果たしており、「姉が持って帰って来た優勝旗を、自分も持ち帰りたかった」と姉の名前の書かれたリボンをかざして、嬉しそうだった。

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78kg超級決勝、米川明穂が平野友萌から払腰「一本」

78kg超級は昨年度大会2位の米川明穂(藤枝順心高)が出色の出来で優勝。威力ある投技を前面に押し出してこの日は「一本」を連発、準決勝ではここまで全試合「一本」で勝ち上がって来た田中里沙(熊本西高)を内股「一本」で退け、決勝はしぶとさが身上の平野友萌(山梨・富士学苑高)からGS延長戦25秒払腰「一本」を得て勝利した。

昨年の全国高校選手権で3位、インターハイで2位とこの世代の重量級では一番手評価だったが、「凄く頑張っているつもりなのになかなかタイトルを取れなくて、柔道が嫌になった時期があった」と調子を落とし、3月の高校選手権も準決勝敗退。しかし今夏は見事復活、久々米川らしい柔道で念願の高校王者に上り詰めた。

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78kg級決勝、釣り手を持つことが難しいと見た黒田亜紀は片襟を差しての大外刈を連発

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63kg級決勝、山口葵良梨が小齊穂奈美から内股「一本」

78kg級は団体戦を制した富士学苑高のエース・黒田亜紀が優勝。持ち前の切れ味ある投技と手堅い寝技で準決勝までを全試合一本勝ちで勝ち上がったが、決勝は池田紅(藤村女子高)の粘戦にあってなかなか投げを打つ形が作れず。釣り手を持つことが難しいとみるや手立てを変え、引き手で袖を織り込み、釣り手を片襟に入れて崩し、あおり、大外刈に背負投と仕掛けて圧倒。2分38秒に3つ目の「指導」をもぎ取って団体・個人の二冠獲得を決めた。

戦後は「釣り手を噛み殺されて持たせてもらえず、手立てを変えて確実に勝ちにいくことを選んだ。本当はそれでも持って投げにいかなければならない」と反省の弁。それでも「入学したときはまさか団体、個人と優勝出来るとは思っていなかった。1年生の頃は本当にきつかったですが、富士学苑に入って本当に良かったです」と笑顔を見せて、念願の個人タイトル獲得を喜んでいた。

63kg級は山口葵良梨(福岡・大牟田高)が5戦して4つの一本勝ちという素晴らしい内容で優勝。決勝は僅か14秒の早業、小齊穂奈美(富士学苑高)をあっという間の払腰「一本」に斬り落として会場の度肝を抜いた。

「(決勝は)自分でもびっくり。先生に『覚悟を決めろ』と言っていただいて思い切り行けました。」と笑顔を見せた山口。「高校選手権で負け、金鷲旗も自分が大将で勝てなかったので、それをバネに頑張った。将来はオリンピックで金メダルを獲りたい」と、試合同様勢いのあるコメントで大会を締めた。

各階級の入賞者と準々決勝以降の結果は下記。

■ 63kg級
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63kg級優勝の山口葵良梨

(エントリー48名)

【入賞者】
優 勝:山口葵良梨(福岡・大牟田高)
準優勝:小齊穂奈美(山梨・富士学苑高)
第三位:渋谷萌々音(埼玉・埼玉栄高)、谷岡成美(東京・渋谷教育学園渋谷高)
第五位:畑田暁菜(兵庫・須磨学園夙川高)、古城菜南美(鹿児島・国分中央高)、石岡来望(岡山・創志学園高)、鹿歩夏(佐賀・佐賀商高)

【準々決勝】
山口葵良梨(福岡・大牟田高)○GS反則(GS2:42)△畑田暁菜(兵庫・須磨学園夙川高)
渋谷萌々音音(埼玉・埼玉栄高)○優勢[僅差]△古城菜南美(鹿児島・国分中央高)
谷岡成美(東京・渋谷教育学園渋谷高)○巴投(3:37)△石岡来望(岡山・創志学園高)
小齊穂奈美小齊穂奈美(山梨・富士学苑高)○合技(2:12)△鹿歩夏鹿歩夏(佐賀・佐賀商高)

【準決勝】
山口葵良梨○GS僅差(GS0:43)△渋谷萌々音
小齊穂奈美○優勢[技有]△谷岡成美

【決勝】
山口葵良梨○払腰(0:14)△小齊穂奈美

■ 70kg級
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70kg級優勝の朝飛真実

(エントリー48名)

【入賞者】
優 勝:朝飛真実(神奈川・桐蔭学園高)
準優勝:山本杏(静岡・藤枝順心高)
第三位:佐々木南(北海道・北海高)、桑形萌花(兵庫・須磨学園夙川高)
第五位:立川真奈(愛媛・新田高)、松本紗枝(奈良・奈良育英高)、沢崎凜(愛知・大成高)、瀬戸亜香音(山梨・富士学苑高)

【準々決勝】
山本杏(静岡・藤枝順心高)○優勢[技有]△立川真奈(愛媛・新田高)
佐々木南(北海道・北海高)○GS僅差(GS1:53)△松本紗枝(奈良・奈良育英高)
朝飛真実(神奈川・桐蔭学園高)○内股(1:57)△澤崎凜(愛知・大成高)
桑形萌花(兵庫・須磨学園夙川高)○GS僅差(GS1:05)△瀬戸亜香音(山梨・富士学苑高)

【準決勝】
山本杏○腕緘(2:02)△佐々木南
朝飛真実○GS技有(GS0:48)△桑形萌花

【決勝】
朝飛真実○優勢[技有]△山本杏

■ 78kg級
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78kg級優勝の黒田亜紀

(エントリー48名)

【入賞者】
優 勝:黒田亜紀(山梨・富士学苑高)
準優勝:池田紅(東京・藤村女子高)
第三位:杉村美寿希(滋賀・比叡山高)、松本りづ(愛知・大成高)
第五位:芝原和花(鹿児島・鹿児島南高)、小野寺美優(宮城・東北高)、丸山みかの(福岡・敬愛高)、中田杏子(埼玉・児玉高)

【準々決勝】
黒田亜紀(山梨・富士学苑高)○大外刈(0:37)△芝原和花(鹿児島・鹿児島南高)
杉村美寿(滋賀・比叡山高)希○払腰(1:07)△小野寺美優(宮城・東北高)
池田紅(東京・藤村女子高)○GS横四方固(GS1:12)△丸山みかの(福岡・敬愛高)
松本りづ(愛知・大成高)○崩袈裟固(1:38)△中田杏子(埼玉・児玉高)

【準決勝】
黒田亜紀○内股(1:01)△杉村美寿希
池田紅○横四方固(1:52)△松本りづ

【決勝】
黒田亜紀○反則[指導3](2:46)△池田紅

■ 78kg超級
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78kg超級優勝の米川明穂

(エントリー48名)

【入賞者】
優 勝:米川明穂(静岡・藤枝順心高)
準優勝:平野友萌(山梨・富士学苑高)
第三位:橋口茉央(佐賀・佐賀商高)、田中里沙(熊本・熊本西高)
第五位:川口鈴王(長崎・長崎明誠高)、八巻衣音(広島・広陵高)、谷地望(宮城・東北高)、波多江楽良(東京・淑徳高)

【準々決勝】
平野友萌(山梨・富士学苑高)○崩上四方固(2:21)△川口鈴王(長崎・長崎明誠高)
橋口茉央(佐賀・佐賀商高)○支釣込足(2:38)△八巻衣音(広島・広陵高)
田中里沙(熊本・熊本西高)○内股(0:20)△谷地望(宮城・東北高)
米川明穂(静岡・藤枝順心高)○優勢[技有]△波多江楽良(東京・淑徳高)

【準決勝】
平野友萌○合技(1:01)△橋口茉央
米川明穂○GS内股(GS3:18)△田中里沙

【決勝】
米川明穂○GS払腰(GS4:25)△平野友萌

※ eJudoメルマガ版8月13日掲載記事より転載・編集しています。

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