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[速報]竹市大祐圧勝で春に続く2冠、斉藤立は決勝で高橋翼下して連覇達成・第68回インターハイ柔道競技男子個人試合

(2019年8月11日)

※ eJudoメルマガ版8月11日掲載記事より転載・編集しています。
[速報]竹市大祐圧勝で春に続く2冠、斉藤立は決勝で高橋翼下して連覇達成
第68回インターハイ柔道競技男子個人試合(81kg級、90kg級、100kg級、100kg超級)
→男子個人戦7階級レポート
→男子個人戦7階級全試合結果

取材・撮影:eJudo編集部

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81kg級決勝、竹市大祐が老野祐平から袖釣込腰「一本」

第68回インターハイ柔道競技(全国高等学校総合体育大会柔道競技・全国高等学校柔道大会)は11日、鹿児島アリーナ(鹿児島市)で日程3日目の男子個人戦重量4階級の競技が行われた。

81kg級は全国高校選手権2連覇者・竹市大祐(大牟田高)が圧勝。準決勝では菅原幸大(柴田高)の小外掛に応じた投げの打ち合いで危うくポイントを失いかける場面があったが、これ以外はまさに他を寄せ付けず。菅原をGS延長戦の背負投「技有」で振り切ると、決勝は前戦で増地遼汰朗(安田学園高)を破った老野祐平(長崎日大高)を翻弄、鮮やかな袖釣込腰「一本」で優勝を決めた。

「監督の『2階級上の選手を投げられれば同階級には負けない』という言葉を信じて、ひたすら三人打ち込みで技を作った」という竹市は、今大会も個人戦のことは考えず団体戦用の練習に徹していたとのこと。恩師の言葉を証明する形で、高校3つ目のタイトルを手にした。「まだ力で投げれてしまっているところがあるので、これでは大学やシニアでは通用しなくなる。もっと技術を磨かないといけない」とコメントした、意識の高さが印象的だった。

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100kg超級決勝、斉藤立が高橋翼を攻める

連覇を狙う斉藤立(国士舘高)と高校選手権無差別王者高橋翼(作陽高)の対決に沸いた100kg超級は、斉藤が優勝。決勝までを4戦合計100秒、準決勝の全日本カデ90kg超級王者菅原光輝(東海大相模高)を37秒大外刈「一本」で仕留める圧勝で勝ち上がった斉藤だが、決勝で相対した高橋には苦戦。この試合に向けて力をセーブして来た高橋の抱き勝負を前になかなか攻められず、2分59秒には双方への「指導2」が宣告される。以降ケンケン内股で激しく勝負に出るが、GS延長戦23秒にはこの内股からバランスを崩し、押し込まれてあわや「技有」失陥の危機。それでも変わらずケンケン内股で相手を押し込み、伏せさせる場面を3度続けて最後の「指導」をもぎ取る。これで優勝に辿り着いた。

試合後の斉藤は「総合的にはともかく、腕(かいな)力で負けてしまっていた。焦りはないが、うまく戦えなかった自分が悔しい」と反省しきり。「怪我なく、筋力をつけて、自分が納得できる柔道を突き詰めたい」と謙虚なコメントで大会を締めた。

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90kg級決勝、道下新大が戸髙淳之介から大外巻込「技有」

90kg級は道下新大(国士舘高)が全試合一本勝ちで初優勝。決勝は全日本カデ王者の戸髙淳之介を大外巻込と崩袈裟固の合技「一本」で破った。インターハイ本戦には1年生から団体戦のレギュラーとして出場してきたが、本人曰く「毎年自分が取られて、個人的にはいい思い出がなかなかない」大会。きのうの団体戦決勝でも一本負けを喫してチーム苦戦の因となってしまったが「自分のミスをチームメイトが拾って勝たせてくれた。恩返しするつもりで必死で戦った」とのこと。最後のインターハイで、ついに笑顔で大会を終えることとなった。

100kg級は森健心(大牟田高)が優勝。組み手で相手を封じて前に出る自分のスタイルを貫いて、全試合一本勝ちで決勝進出。決勝は金澤聡瑠(木更津総合高)をこれも組み手で完封、GS延長戦「指導3」を得て勝利した。この森も、前日の団体戦では期待された最後の1点を取り切れず悔しい思いをした選手。「昨日の負けはすべて自分のせい。応援してくれた人たちのためにも、今日は何がなんでも優勝しなければいけないと思っていた」と、厳しい表情を崩さぬまま、それでも安堵を口にして、ダブルエース・竹市との2階級制覇に沸くチームメイトの祝福に応えていた。

各階級の入賞者と準々決勝以降の結果は下記。

■ 81kg級
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81kg級優勝の竹市大祐

(エントリー47名)

【入賞者】

優 勝:竹市大祐(大牟田高)
準優勝:老野祐平(長崎日大高)
第三位:菅原幸大(柴田高)、増地遼汰朗(安田学園高)
第五位:柴田蓮音(東海大翔洋高)、白坂鉄郎(土浦第一高)、騰川雄一朗(神戸国際大附高)、小畑大樹(佐賀商高)

【準々決勝】

竹市大祐○腕緘(1:17)△柴田蓮音
菅原幸大○優勢[技有]△白坂鉄郎
増地遼汰朗○GS僅差△騰川雄一朗
老野祐平○GS技有(GS1:04)△小畑大樹

【準決勝】

竹市大祐○GS技有・背負投(GS1:28)△菅原幸大
老野祐平○優勢[技有・背負投]△増地遼汰朗

【決勝】

竹市大祐○袖釣込腰(2:30)△老野祐平

■ 90kg級
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90kg級優勝の道下新大

(エントリー47名)

【入賞者】

優 勝:道下新大(国士舘高)
準優勝:戸高淳之介(延岡学園高)
第三位:田中航太(鹿児島情報高)、山里健太(沖縄尚学高)
第五位:大谷大斗(北海道栄高)、奈良信幸(國學院栃木高)、三谷雄大(高松商高)、寺島悠太(津幡高)

【準々決勝】

戸髙淳之介○優勢[技有]△大谷大斗
田中航太○内股(0:11)△奈良信幸
山里健太○大内刈(2:50)△三谷雄大
道下新大○GS大内返(GS0:35)△寺島悠太

【準決勝】

戸髙淳之介○優勢[技有]△田中航太
道下新大○内股返(1:31)△山里健太

【決勝】

道下新大○合技[大外巻込・崩袈裟固](1:18)△戸髙淳之介

■ 100kg級
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100kg級優勝の森健心

(エントリー47名)

【入賞者】

優 勝:森健心(大牟田高)
準優勝:金沢聡瑠(木更津総合高)
第三位:増田良生(名張高)、石山陽太(神戸国際大附高)
第五位:グリーンカラニ海斗(日体大荏原高)、清水颯真(開星高)、鈴木太陽(天理高)、嵐大地(作陽高)

【準々決勝】

金澤聡瑠○腰車(2:24)△グリーンカラニ海
増田良生○優勢[技有]△清水颯真
森健心○背負投(3:46)△鈴木太陽
石山陽太○GS反則(GS10:58)△嵐大地

【準決勝】

金澤聡瑠○合技[体落・崩袈裟固](3:18)△増田良生
森健心○合技[隅落・崩上四方固](1:26)△石山陽太

【決勝】

森健心○GS反則[指導3](GS1:27)△金澤聡瑠

■ 100kg超級
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100kg超級優勝の斉藤立

(エントリー47名)

【入賞者】

優 勝:斉藤立(国士舘高)
準優勝:高橋翼(作陽高)
第三位:園田陸斗(九州学院高)、菅原光輝(東海大相模高)
第五位:山元隆一(鹿児島実高)、中村雄太(東海大仰星高)、小林大輝(大成高)、服部大喜(大牟田高)

【準々決勝】

園田陸斗○崩上四方固(3:22)△山元隆一
髙橋翼○GS反則(GS0:45)△中村雄太
菅原光輝○支釣込足(1:49)△小林大輝
斉藤立○内股(0:38)△服部大喜

【準決勝】

髙橋翼○GS技有・大内刈(GS2:10)△園田陸斗
斉藤立○大外刈(0:37)△菅原光輝

【決勝】

斉藤立○GS反則[指導3](GS1:53)△髙橋翼

※ eJudoメルマガ版8月11日掲載記事より転載・編集しています。

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