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[速報]国士舘4度目の「三冠」達成なる、2点先行の大牟田は大熱戦演じるも僅かに及ばず・第68回インターハイ柔道競技男子団体試合

(2019年8月10日)

※ eJudoメルマガ版8月10日掲載記事より転載・編集しています。
[速報]国士舘4度目の「三冠」達成なる、2点先行の大牟田は大熱戦演じるも僅かに及ばず
第68回インターハイ柔道競技男子団体試合
→男子団体全試合結果(eJudoLITE)
取材・撮影:eJudo編集部

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2点ビハインド、後ろに大駒斉藤立が控える状況で畳に上がった国士舘高の副将藤永龍太郎が服部大喜から内股「一本」

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代表戦、斉藤が森健心から大外刈「一本」

第68回インターハイ柔道競技(全国高等学校総合体育大会柔道競技・全国高等学校柔道大会)は10日、鹿児島アリーナ(鹿児島市)で大会第2日目の男子団体試合決勝までの競技が行われ、国士舘高(東京)が優勝を飾った。同校の優勝は3年ぶり15度目、既に3月の全国高等学校柔道選手権と7月の金鷲旗大会を制している同校はこれで今期の高校「三冠」をすべて獲得、世田谷学園高を抜いて史上最多となる4度目の三冠達成となった。

決勝の相手は、前2大会に続き最大のライバル大牟田高(福岡)。大将に絶対のエース斉藤立を座らせる国士舘に対し、大牟田はポイントゲッター3枚を前衛に纏める先行逃げ切りの前重心オーダーを組んだ。

この積極策が嵌り、先鋒戦は竹市大祐が岡田陸から18秒巴投「一本」、次鋒戦は石本慎太郎が道下新大から40秒大外刈「一本」と大牟田があっという間に2点をリード。大牟田はここでエース森健心が登場、一方の国士舘はここで補欠登録の林将太郎が対峙するという大ピンチに陥ったが、林は奮闘。森が「指導」狙いの組み手柔道に終始したことにも助けられ、必死で引き分けで襷を繋ぐ。

この林の頑張りを受けた副将藤永龍太郎が、服部大喜を相手に開始僅か19秒で起死回生の内股「一本」。これで一気にシナリオを引き寄せた国士舘は大将斉藤立が久保田皓晴から足車「一本」、さらに代表戦でこれも斉藤が森から大外刈「一本」と連取し、逆転で優勝に辿り着いた。

国士舘高・岩渕公一監督は「ホッとしています。『これは負けるな』と3回思いましたが、林と藤永が良く頑張りました。」と綱渡りの試合を率直な言葉で振り返り、選手の頑張りを讃えていた。一方、大牟田高の杉野健次郎監督は「(オーダー順は)国士舘高に勝つことだけを考えて組んだ。勝ち上がる途中で失敗するかもしれないと思ったが、それでも優勝するにはこれしかないと思い切った」と眦決したその配列の背景を明かし、「勝負とは、厳しいものですね」と幾度も絞り出して悲願の全国制覇まであと一歩と迫った熱戦をため息とともに振り返っていた。

3位には埼玉栄高(埼玉)と、作陽高(岡山)が入賞した。

入賞校と、準々決勝以降の対戦詳細は下記。

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優勝の国士舘高

【入賞校】
優 勝:国士舘高(東京)
準優勝:大牟田高(福岡)
第三位:埼玉栄高(埼玉)、作陽高(岡山)
優秀校:神戸国際大附高(兵庫)、加藤学園高(静岡)、東海大相模高(神奈川)、北海高(北海道)

※国士舘高は3年ぶり15度目の優勝。4度目の「三冠」獲得。

【準々決勝】

国士舘高(東京) 3-0 神戸国際大附高(兵庫)
(先)岡田陸×引分×騰川雄一朗
(次)道下新大〇合技△南大介
(中)林将太郎×引分×瀧川力
(副)藤永龍太郎〇大腰△島健輔
(大)斉藤立〇内股△石山陽太

埼玉栄高(埼玉) 3-1 加藤学園高(静岡)
(先)松本弾×引分×白石諄
(次)松崎渡〇腕挫十字固△加古裕慈
(中)桝井秀翔△合技〇深井大雅
(副)田川聖○大内刈△渡邉爽
(大)山野井爽〇合技△小田春樹

大牟田高(福岡) 2-1 東海大相模高(神奈川)
(先)竹市大祐×引分×近藤那生樹
(次)石本慎太郎○体落△金子竜士
(中)森健心○反則△工藤海人
(副)服部大喜×引分×山本銀河
(大)久保田皓晴△反則〇菅原光輝

作陽高(岡山) 1-0 北海高(北海道)
(先)笠原勇馬×引分×野村柊太
(次)半田壮×引分×工藤夕馬
(中)髙橋寛×引分×高階裕斗
(副)嵐大地×引分×杉本将一朗
(大)髙橋翼○合技△竹下徹

【準決勝】

国士舘高(東京) 3-0 埼玉栄高(埼玉)
(先)岡田陸×引分×松本弾
(次)道下新大〇優勢[技有]△松崎渡
(中)林将太郎×引分×桝井秀
(副)藤永龍太郎〇大腰(2:59)△田川聖
(大)斉藤立〇大内刈(0:47)△山野井爽

大牟田高(福岡) 3-1 作陽高(岡山)
(先)竹市大祐〇袖釣込腰(0:50)△笠原勇馬
(次)石本慎太郎×引分×半田壮
(中)森健心○合技(1:38)△高橋寛
(副)服部大喜○合技△(1:59)嵐大地
(大)久保田皓晴△浮落(2:13)〇高橋翼

【決勝】

国士舘高(東京) ②代-2 大牟田高(福岡)
(先)岡田陸△巴投(0:18)〇竹市大祐
(次)道下新大△大外刈(0:40)〇石本慎太郎
(中)林将太郎×引分×森健心
(副)藤永龍太郎〇内股(0:19)△服部大喜
(大)斉藤立〇足車(1:15)△久保田皓晴
(代)斉藤立〇大外刈(1:30)△森健心

※ eJudoメルマガ版8月10日掲載記事より転載・編集しています。

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