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[速報]60kg級近藤隼斗が2連覇達成、激戦73kg級は有馬雄生が初優勝・第68回インターハイ柔道競技男子個人試合

(2019年8月10日)

※ eJudoメルマガ版8月10日掲載記事より転載・編集しています。
[速報]60kg級近藤隼斗が2連覇達成、激戦73kg級は有馬雄生が初優勝
第68回インターハイ柔道競技男子個人試合(60kg級、66kg級、73kg級)
→男子個人戦7階級レポート
→男子個人戦7階級全試合結果

取材・撮影:eJudo編集部

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60kg級決勝、近藤隼斗が辻岡慶次の左小内刈を待ち構え、隅落に切り返して「技有」

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73kg級決勝、有馬雄生が田中裕大を相手に「やぐら投げ」からの内股で「技有」を奪う。

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66kg級決勝、田中龍馬が唯野己哲から袖釣込腰で「技有」

第68回インターハイ柔道競技(全国高等学校総合体育大会柔道競技・全国高等学校柔道大会)は10日、鹿児島アリーナ(鹿児島市)で日程2日目の男子個人戦軽量3階級の競技が行われた。

60kg級は昨年の全国高校選手権とインターハイを制した近藤隼斗(佐賀商高)が優勝。決勝はGS延長戦の末に、全日本カデ王者・辻岡慶次(大成高)の左小内刈を返して「技有」確保、見事2連覇を決めた。

この日の近藤は非常に落ち着いた柔道を披露。昨年まではとにかく投げんと強引に仕掛ける場面が目立ったが、「圧勝しなければいけないというプレッシャーを考えず、自分の柔道をしっかり貫くことだけを心掛けた」と丁寧な組み手と緩急の効いた試合運びで結果としては「一本」を連発。辻岡との決勝も、相四つ横変形で圧を掛け合ったまま互いに小外刈からの「めくり」を狙う我慢比べを続け、耐え切れなくなった辻岡の小内刈を冷静に返して「技有」確保。少ないチャンスを確実に生かしてしっかり優勝に辿り着いた。「心の問題」(本人談)で3月の高校選手権を欠場した近藤だが、「休んだ意味はあった」と充実の表情。間違いなく一段大きくなって帰って来た大会だった。

近藤不在の高校選手権を制した福田大晟(比叡山高)は初戦で中島瑞貴(西日本短大附高)に敗れた。

好人材揃った激戦区・73kg級は有馬雄生(東海大相模高)が初優勝。準決勝は北條嘉人(木更津総合高)を小内巻込「技有」、決勝は全国高校選手権の覇者・田中裕大(大牟田高)をGS延長戦の末「やぐら投げ」からの内股「技有」で下した。試合後は「相手も抱き勝負が得意だが『やぐら』には自信があった。先に差せば投げ合いでも負けないと思っていた」と決勝点の場面を振り返り、「お父さんに必ず日本一になると誓ってやって来た。約束を守れて嬉しい」とこの2月に急逝した父・昇さんへの思いを語って感慨深げだった。

66kg級は昨年の全日本カデ王者・田中龍馬(佐賀商高)が素晴らしい出来で優勝。「一本」連発で勝ち上がり、決勝も高校選手権王者・唯野己哲(木更津総合高)を鋭い動きと威力ある技でまさに翻弄。2分弱で片手の袖釣込腰「技有」、さらにこれを撒き餌にしての大内刈「技有」と2度の投げを決めて見事王座を手にした。「高校入学以降、一番調子のいい日が今日。負ける気がしなかった」と振り返った通り、全国中学大会優勝時、全日本カデ戴冠時を遥かに上回るハイパフォーマンス。「オリンピックで金メダルを取ることが目標」とのコメントにも自信が溢れていた。

各階級の入賞者と準々決勝以降の結果は下記。

■ 60kg級
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60kg級優勝の近藤隼斗

【入賞者】
優 勝:近藤隼斗(佐賀・佐賀工高)
準優勝:辻岡慶次(愛知・大成高)
第三位:城野琉来(三重・四日市中央工高)、加藤遼馬(静岡・静岡学園高)
第五位:福田虎輝(大阪・東海大仰星高)、大坪剣斗(栃木・白鴎大足利高)、糸数未来斗(沖縄・沖縄尚学高)、中島瑞貴(福岡・西日本短大附高)

【準々決勝】
近藤隼斗(佐賀・佐賀工高)○大外落(1:25)△福田虎輝(大阪・東海大仰星高)
城野琉来(三重・四日市中央工高)○一本背負投(0:14)△大坪剣斗(栃木・白?大足利高)
辻岡慶次(愛知・大成高)○腰車(0:20)△糸数未来斗(沖縄・沖縄尚学高)
加藤遼馬(静岡・静岡学園高)○優勢[技有]△中島瑞貴(福岡・西日本短大附高)

【準決勝】
近藤隼斗○優勢[技有・肩車]△城野琉来
辻岡慶次○送襟絞(3:57)△加藤遼馬

【決勝】
近藤隼斗○GS技有・隅落(GS2:00)△辻岡慶次

■ 66kg級
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66kg級優勝の田中龍馬

【入賞者】
優 勝:田中龍馬(佐賀・佐賀商高)
準優勝:唯野己哲(千葉・木更津総合高)
第三位:幸田朗(鹿児島・明桜館高)、松森秀磨(広島・広陵高)
第五位:大久保竜之介(宮崎・延岡学園高)、羽田野啓太(三重・四日市中央工高)、冨永雄太郎(東京・都立駒場高)、岡田悠之介(埼玉・埼玉栄高)

【準々決勝】
幸田朗(鹿児島・明桜館高)○GS僅差(GS6:59)△大久保竜之介(宮崎・延岡学園高)
田中龍馬(佐賀・佐賀商高)○背負投(1:51)△羽田野啓太(三重・四日市中央工高)
唯野己哲(千葉・木更津総合高)○小外掛(0:14)△冨永雄太郎(東京・都立駒場高)
松森秀磨(広島・広陵高)○優勢[技有]△岡田悠之介(埼玉・埼玉栄高)

【準決勝】
田中龍馬○袖釣込腰(1:08)△幸田朗
唯野己哲○背負投(3:42)△松森秀磨

【決勝】
田中龍馬○合技[袖釣込腰・大内刈](2:04)△唯野己哲

■ 73kg級
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73kg級優勝の有馬雄生

【入賞者】
優 勝:有馬雄生(神奈川・東海大相模高)
準優勝:田中裕大(福岡・大牟田高)
第三位:北條嘉人(千葉・木更津総合高)、小田桐美生(東京・国士舘高)
第五位:石原樹(群馬・前橋商高)、大久保竜希(愛知・大成高)、小原龍太郎(奈良・天理高)、本田祥万(滋賀・比叡山高)

【準々決勝】
北條嘉人(千葉・木更津総合高)○崩袈裟固(3:11)△石原樹(群馬・前橋商高)
有馬雄生(神奈川・東海大相模高)○肩車(2:14)△大久保竜希(愛知・大成高)
小田桐美生(東京・国士舘高)○合技(2:41)△小原龍太郎(奈良・天理高)
田中裕大(福岡・大牟田高)○GS技有(GS0:13)△本田祥万(滋賀・比叡山高)

【準決勝】
有馬雄生○優勢[技有・小内巻込]△北條嘉人
田中裕大○外巻込(1:25)△小田桐美生

【決勝】
有馬雄生○GS技有・内股(GS2:35)△田中裕大

※ eJudoメルマガ版8月10日掲載記事より転載・編集しています。

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