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【プレビュー】豪華メンバー揃った57kg級に注目、準決勝で出口と玉置が激突・グランプリザグレブ2019第1日女子

(2019年7月25日)

※ eJudoメルマガ版7月25日掲載記事より転載・編集しています。
【プレビュー】豪華メンバー揃った57kg級に注目、準決勝で出口と玉置が激突
グランプリ・ザグレブ2019第1日女子(48kg級、52kg級、57kg級)
文責:小林大悟/eJudo編集部

■ 48kg級 優勝候補はガルバドラフ、3連敗中のリーと戦う準決勝が山場
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このところ調子いまひとつのガルバドラフ・オトゴンツェツェグ。世界選手権を前に復調なるか。

(エントリー24名)

トップ層の出場は第2シードのガルバドラフ・オトゴンツェツェグ(カザフスタン)のみ。選手層の厚い48kg級としては珍しく、少々寂しい顔ぶれのトーナメントとなっている。

優勝候補はガルバドラフ。この選手は2016年から昨年まで、3年連続で世界大会の表彰台に上がっている強豪だが、昨シーズンはワールドツアーでの優勝が一度もなく、国際大会における存在感が少々減じてきている。今大会のメンバーはかつてのガルバドラフならば優勝して当たり前とも言える陣容、東京世界選手権を前にここで良い流れを作りたいところだ。対抗馬は、第4シードのメラニー・クレモン(フランス)と第6シードのリー・ヤナン(中国)の2名。特にリーは直接対決で3連敗中とガルバドラフにとって鬼門とも言える相手だ。組み合わせでは準決勝で対戦予定となっており、ここが最大の山場と考えてよいだろう。

【プールA】
第1シード:ミリカ・ニコリッチ(セルビア)
第8シード:グルカデル・センツルク(トルコ)
有力選手:アレクサンドラ・ポップ(ルーマニア)、アンバル・ヘルシェス(オランダ)

【プールB】
第4シード:メラニー・クレモン(フランス)
第5シード:ラウラ・マルティネス=アベレンダ(スペイン)

【プールC】
第2シード:ガルバドラフ・オトゴンツェツェグ(カザフスタン)
第7シード:ション・ヤオ(中国)

【プールD】
第3シード:ジュリア・フィゲロア(スペイン)
第6シード:リー・ヤナン(中国)

■ 52kg級 角田夏実が優勝候補、山場は準決勝のジョン・ボキョン戦
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優勝候補は角田夏実

(エントリー34名)

角田夏実(了徳寺大職)が出場する。海外勢ではシャーリン・ファンスニック(ベルギー)、ジョン・ボキョン(韓国)らが出場しているが、よほどのアクシデントがない限り、優勝は揺るがないだろいと見ておいて良いだろう。

唯一気をつけたいのは、準決勝で対戦の可能性があるジョン。この選手は階級を上げてから両袖を絞っての袖釣込腰と横落を技術の中心に置いており、これは角田のスタイルと噛み合うと予想される。もと48kg級のジョンはスピードもあり、担ぎ技を連発されると少々厄介。相手が試合のペースを作る前に強引に寝技に引き込み、勝負を決めてしまいたい。

角田は国内の代表争いでは形上3番手だが、阿部詩(日本体育大1年)、志々目愛(了徳寺大職)との実力の差はこの序列ほど大きくはない。東京世界選手権の結果次第ではわずかながら東京五輪の可能性も残されており、ここで勝利して少しでもプレッシャーを与えておきたい。

【プールA】
第1シード:角田夏実(了徳寺大職)
第8シード:エカテリーナ・グイカ(カナダ)
有力選手:タシアナ・セザル(ギニアビサウ)

【プールB】
第4シード:アンジェリカ・デルガド(アメリカ)
第5シード:アガタ・ペレンク(ポーランド)
有力選手:ジョン・ボキョン(韓国)、アレシャ・クズネツォワ(ロシア)

【プールC】
第2シード:シャーリン・ファンスニック(ベルギー)
第7シード:レカ・プップ(ハンガリー)
有力選手:ディヨラ・ケルディヨロワ(ウズベキスタン)、ユリア・カザリナ(ロシア)

【プールD】
第3シード:アナ・ペレス=ボックス(ロシア)
第6シード:チェルシー・ジャイルス(イギリス)
有力選手:パク・ダソル(韓国)、アニャ・スタンガル(スロベニア)

■ 57kg級 強豪揃った豪華トーナメント、出口クリスタと玉置桃激突の準決勝に注目
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豪華トーナメントを牽引するのは出口クリスタ

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玉置桃は準決勝で出口に挑む

(エントリー35名)

第1シードの出口クリスタ(カナダ)を筆頭に、玉置桃(三井住友海上)、ネコダ・スミス=デイヴィス(イギリス)、ジェシカ・クリムカイト(カナダ)ら、世界でもトップクラスの強豪が多く顔を揃えた。上記に名前を挙げた優勝候補たちの他にもテルマ・モンテイロ(ポルトガル)ら世界大会でメダルに絡むレベルの実力者が複数エントリーしており、トーナメントのレベルは非常に高い。

優勝候補筆頭は出口。ただし、出口は準決勝で玉置との対戦が組まれており、ここが最大の山場。もちろん、トーナメント全体を通じた最注目カードでもある。出口は前回の対戦では文句なしの勝利を収めているが通算成績は2勝2敗、決して得意な相手とは言えず、今大会も油断はならない。

反対側の山からは国内で激しく代表を争っているクリムカイトが勝ち上がってくると予想される。直接対決では5連勝と相性が良いだけに、玉置戦に勝ってそのまま優勝し、一気に代表争いにケリをつけてしまいたい。

日本代表の玉置は前述のとおり準決勝で出口と対戦予定。当然ここが玉置にとっても最大の山場だが、玉置はここのところ優勝候補に勝利するも優勝は逃すという流れが続いており、出口戦の勝利だけでなく、その後しっかりと勝ち切れるかがより重要となる。この「勝負に勝って試合に負ける」パターンを続けることは評価上大きなマイナスとなることが確実、ここでその印象を払拭してしまいたい。

【プールA】
第1シード:クリスタ・デグチ(カナダ)
第8シード:アンナ・ボロフスカ(ポーランド)
有力選手:ロレダナ・オフイ(ルーマニア)

【プールB】
第4シード:テレザ・シュトル(ドイツ)
第5シード:玉置桃(三井住友海上)
有力選手:ヨワナ・ロギッチ(セルビア)、サハ=レオニー・シシク(フランス)、アナスタシーア・コンキナ(ロシア)

【プールC】
第2シード:ネコダ・スミス=デイヴィス(イギリス)
第7シード:テルマ・モンテイロ(ポルトガル)
有力選手:ユリア・コヴァルチュク(ポーランド)、ザブリナ・フィルツモザー(オーストリア)

【プールD】
第3シード:ジェシカ・クリムカイト(カナダ)
第6シード:ヘドウィグ・カラカス(ハンガリー)
有力選手:ルー・トンジュアン(中国)、セヴァラ・ニシャンバエワ(カザフスタン)、キム・ジャンディ(韓国)

※ eJudoメルマガ版7月25日掲載記事より転載・編集しています。

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