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【プレビュー】2週連続優勝に挑む朝比奈、決勝で待ち受けるは好調オルティス・グランプリブダペスト2019最終日女子プレビュー

(2019年7月13日)

※ eJudoメルマガ版7月13日掲載記事より転載・編集しています。
2週連続優勝に挑む朝比奈、決勝で待ち受けるは好調オルティス
グランプリ・ブダペスト2019最終日女子プレビュー(78kg級、78kg超級)
文責:小林大悟/eJudo編集部

■ 78kg級・アギアール登場、佐藤瑠香とは決勝でマッチアップ
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第1シードはマイラ・アギアール

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佐藤瑠香は第3シード、戦い易い位置に配された

(エントリー24名)

世界選手権2度優勝のマイラ・アギアール(ブラジル)が第1シード。ほか、ナタリー・パウエル(イギリス)、カリエマ・アントマルチ(キューバ)ら実力者が揃っており、トーナメントのレベルは高めだ。

日本代表の佐藤瑠香(コマツ)は、第3シードとしてプールDに配された。初戦でヤヒマ・ラミレス(ポルトガル)、準々決勝でマー・ジェンジャオ(中国)と対戦予定だが、いずれも遅れを取ることは考え難い相手。準決勝の相手のナタリー・パウエル(イギリス)も柔道が素直なタイプであり、ここも自らミスを犯さなければ問題なく突破できるだろう。トーナメントの反対側からはアギアールが勝ち上がってくると思われ、ここに辿り着くまでが最低限の使命だ。

国内の78kg級は、代表候補全員が世界王者に届き得る実力を持っていながら揃って安定感に欠けるという非情に悩ましい状況。佐藤も試合中状況に関わらず同じ技や手順の繰り返しに嵌って展開を失うことが多々あり、ここからいかに脱却できるかが課題だ。大きく捉えればには佐藤にもまだまだ五輪出場のチャンスはあり、ここは結果だけでなく試合内容でもアピールしたいところ。

佐藤とともに出場予定だった泉真生(コマツ)は、左足の怪我のために大会を欠場した。

【プールA】
第1シード:マイラ・アギアール(ブラジル)
第8シード:パトリシア・サンパイオ(ポルトガル)
有力選手:チェン・フェイ(中国)、ニウルギアナ・ニキフォロワ(ロシア)

【プールB】
第4シード:カリエマ・アントマルチ(キューバ)
第5シード:ロリアナ・クカ(コソボ)
有力選手:ケイティ=ジェミマ・イエーツ=ブラウン(イギリス)

【プールC】
第2シード:ナタリー・パウエル(イギリス)
第7シード:カレン・スティーフェンソン(オランダ)

【プールD】
第3シード:佐藤瑠香(コマツ)
第6シード:マー・ジェンジャオ(中国)
有力選手:ヤヒマ・ラミレス(ポルトガル)

■ 78kg超級・世界大会レベルの超豪華トーナメント、日本からは朝比奈沙羅と冨田若春が参戦
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2週連続優勝に挑む朝比奈沙羅

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GSパリ、GSデュッセルドルフ、パンナム選手権、GPフフホトと今季全勝中。好調のイダリス・オルティス。

(エントリー22名)

先週のグランプリ・モントリオールで優勝したばかりの現役世界王者・朝比奈沙羅(パーク24)と昨年世界選手権2位のイダリス・オルティス(キューバ)が参戦。この主役級2名のほかにもイリーナ・キンゼルスカ(アゼルバイジャン)、マリア=スエレン・アルセマン(ブラジル)ら世界大会で表彰台を狙うクラスがひと通り顔を揃えており、世界選手権に劣らぬ超豪華トーナメントとなっている。

日本からは朝比奈と冨田若春(コマツ)の2名が派遣されており、順当に勝ち上がれば冨田が準々決勝、朝比奈が決勝でオルティスと対戦予定となっている。かつては出来不出来の激し選手の筆頭格であったオルティスだが、このところどの大会でも高いパフォーマンスを見せている。今回も、少なくとも本気で来ることは間違いないと見ておいて良いだろう。オルティスの最近の強者に対する戦法は、両者「指導2」になるまではスローペースで試合を進め、そこから一気に加速して「指導3」を奪うというもの。朝比奈と冨田の両者ともに、相手に付き合いすぎず自分のペースで戦いたい。

朝比奈は2月のグランドスラム・デュッセルドルフでオルティスと対戦、まさにこのパターンに嵌められて敗れた来歴がある。国内での素根輝(環太平洋大1年)との試合においても戦局の読み違いや戦術選択のミスにより自ら展開を失う場面が多く見られ、この「試合を読む目」の改善はもっか最大の課題の一。前回の戦いを踏まえて何をどう変え、どう対応するのか。決勝は見逃せない一番である。

【プールA】
第1シード:イダリス・オルティス(キューバ)
第8シード:クセニーア・チビソワ(ロシア)
有力選手:冨田若春(コマツ)

【プールB】
第4シード:イリーナ・キンゼルスカ(アゼルバイジャン)
第5シード:ベアトリス・ソウザ(ブラジル)
有力選手:ホシェリ・ヌネス(ポルトガル)

【プールC】
第2シード:朝比奈沙羅(パーク24)
第7シード:サラ・アドリントン(イギリス)
有力選手:ワン・ヤン(中国)

【プールD】
第3シード:マリア=スエレン・アルセマン(ブラジル)
第6シード:ニヘル・シェイフ=ロウホウ(チュニジア)

※ eJudoメルマガ版7月13日掲載記事より転載・編集しています。

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