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【プレビュー】渡名喜、ケルメンディ、シウバ、もと世界王者3人の仕上がりに注目・グランプリブダペスト2019第1日女子プレビュー

(2019年7月11日)

※ eJudoメルマガ版7月11日掲載記事より転載・編集しています。
【プレビュー】渡名喜、ケルメンディ、シウバ、もと世界王者3人の仕上がりに注目
グランプリ・ブダペスト2019第1日女子プレビュー(48kg級、52kg級、57kg級)
文責:小林大悟/古田英毅

■ 48kg級・渡名喜風南が戦線復帰、チェルノビツキとクラスニキの挑戦迎え撃つ
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2017年ブダペスト世界選手権の覇者、渡名喜風南

(エントリー22名)

2017年世界王者の渡名喜風南(パーク24)が、2月のグランプリ・デュッセルドルフ以来となる復帰戦に望む。渡名喜は3月に左膝内側靭帯を負傷し、4月の全日本選抜体重別選手権を欠場していた。

今大会は組み合わせに恵まれており、準決勝のエヴァ・チェルノヴィツキ(ハンガリー)戦まではトップ選手との対戦はない。強いて言えば準々決勝で当たるション・ヤオ(中国)が少々厄介だが、まず遅れを取ることはないだろう。序盤戦でじっくり実戦感覚を取り戻し、強豪との対戦待ち受ける上位戦に備えたい。決勝の相手はおそらく第2シードのディストリア・クラスニキ(コソボ)。この選手はチェルノビツキと並ぶパワーファイターの筆頭格であり、両者との連戦は渡名喜の復調具合を測る格好の物差しとなるはずだ。渡名喜の競技力の源である体の強さとスピード、これがどこまで戻っているのかに注目したい。デュッセルドルフ大会時のような圧倒的なパフォーマンスが見られるか。

【プールA】
第1シード:渡名喜風南(パーク24)
第8シード:ション・ヤオ(中国)

【プールB】
第4シード:エヴァ・チェルノヴィツキ(ハンガリー)
第5シード:ラウラ・マルティネス=アベレンダ(スペイン)

【プールC】
第2シード:ディストリア・クラスニキ(コソボ)
第7シード:リー・ヤナン(中国)
有力選手:サビナ・ビリゾワ(ロシア)

【プールD】
第3シード:ジュリア・フィゲロア(スペイン)
第6シード:マリーナ・チェルニアク(ウクライナ)

■ 52kg級・五輪王者ケルメンディが登場、前田千島が準決勝で挑む
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もと「絶対王者」ケルメンディ、復活の道のりはここまで順調

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前田千島は準決勝でケルメンディに挑戦

(エントリー31名)

リオデジャネイロ五輪金メダリストのマイリンダ・ケルメンディ(コソボ)が出場する。同選手は昨年10月に怪我による長期療養から復帰。第1戦となったグランドスラム・アブダビこそ決勝での出血アクシデントのために2位だったが、以降はワールドツアー3大会とヨーロッパ選手権に優勝して、結果を残し続けている。内容的にはまだまだ全開とまでは言い難いが、今大会の陣容を見る限り圧勝は確実。東京世界選手権に向けて、ここで改めてその強さを確認しておきたい。

日本代表の前田千島(三井住友海上)はプールBに置かれ、ケルメンディとは準決勝で対戦予定。組み合わせを見る限り勝ち上がりの可能性は十分、ケルメンディ戦まで辿り着くことは必達目標だ。

前田は11月のグランドスラム大阪で5位に沈みながらグランドスラム・デュッセルドルフに派遣されるという厚遇を得たが、同大会では17歳のハグヴァスレン・ソソルバラム(モンゴル)に完敗し、おそらくはその派遣最大の目的であった「ケルメンディとの手合わせ」に辿り着けていない。少なくとも準決勝までは勝ち進んで、現時点のケルメンディを測る基準点としての役割を果たしたいところだ。

【プールA】
第1シード:マイリンダ・ケルメンディ(コソボ)
第8シード:カロリナ・ピンコフスカ(ポーランド)
有力選手:アレシャ・クズネツォワ(ロシア)

【プールB】
第4シード:レカ・プップ(ハンガリー)
第5シード:アンドレア・キトゥ(ルーマニア)
有力選手:ディヨラ・ケルディヨロワ(ウズベキスタン)
日本代表選手:前田千島(三井住友海上)

【プールC】
第2シード:アナ・ペレス=ボックス(スペイン)
第7シード:エレウディス・ヴァレンティン(ブラジル)

【プールD】
第3シード:ラリッサ・ピメンタ(ブラジル)
第6シード:ルハグヴァスレン・ソソルバラム(モンゴル)

■ 57kg級・好調シウバの出来に注目
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爆発力をそのままに、最近は成績も安定して来たリオ五輪の覇者ラファエラ・シウバ

(エントリー39名)

中堅選手が中心のトーナメント、トップ層からの参加はラファエラ・シウバ(ブラジル)ただ1人のみ。この選手がそのまま優勝候補の筆頭だ。
シウバ、以前は凄まじいパフォーマンスを見せる一方で序盤であっさり負けることがあるという「ムラ気」選手の代表格であったが、このところ戦いぶりも成績も高いレベルで安定を見せている。直近の出場となった5月のグランドスラム・バクーでは芳田司(コマツ)を破って優勝を飾っており、世界選手権に向けてこの好調続くかに注目したい。

【プールA】
第1シード:ノラ・ヤコヴァ(コソボ)
第8シード:イヴェリナ・イリエワ(ブルガリア)

【プールB】
第4シード:アンナ・ボロフスカ(ポーランド)
第5シード:ミリアム・ローパー(パナマ)
有力選手:ヨワナ・ロギッチ(セルビア)

【プールC】
第2シード:ラファエラ・シウバ(ブラジル)
第7シード:サブリナ・フィルツモザー(オーストリア)

【プールD】
第3シード:ヘドウィグ・カラカス(ハンガリー)
第6シード:ルー・トンジュアン(中国)

※ eJudoメルマガ版7月11日掲載記事より転載・編集しています。

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