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濵田尚里と朝比奈沙羅が優勝、ともに全試合一本勝ち・グランプリモントリオール2019最終日女子

(2019年7月8日)

※ eJudoメルマガ版7月8日掲載記事より転載・編集しています。
濵田尚里と朝比奈沙羅が優勝、ともに全試合一本勝ち
グランプリ・モントリオール2019最終日女子(78kg級、78kg超級)
→女子全試合結果(eJudoLITE)

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78kg級決勝、濵田尚里がアレクサンドラ・バビンツェワから内股「一本」

グランプリ・モントリオール2019は7日、最終日の男女合わせて5階級の競技が行われ、女子は78kg級の濵田尚里(自衛隊体育学校)、78kg超級は朝比奈沙羅(パーク24)とともに日本勢が制した。両者とも全試合一本勝ちの圧勝。

濵田は決勝までの3試合すべてを腕緘「一本」で勝ち抜くという圧巻の試合ぶり。初戦のソフィー・ベルガー(ベルギー)戦では相手の裏投に浮き上がり、準決勝ではバネッサ・チャラ(エクアドル)に支釣込足で大きく振られるなど立ち技では受けの不安定感も見せたが、決勝ではこれを跳ね返すようにアレクサンドラ・バビンツェワ(ロシア)から僅か51秒の内股「一本」。体の強さ自体で吹っ飛ばすようなこの一撃のインパクトは強烈。対戦相手にこれぞという強豪はいなかったが、それでも濵田強しと唸らされる、圧巻の4試合だった。

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78kg超級決勝、朝比奈沙羅がラズ・ヘルシュコから隅落「一本」

朝比奈は初戦の稲森奈見(三井住友海上)戦が唯一最大の山場。この試合を「指導2」対「指導3」で勝ち抜くと、以降は力の差がある相手を圧倒。準決勝はメリッサ・モヒカ(プエルトリコ)を「指導3」の反則、決勝はラズ・ヘルシュコ(イスラエル)を隅落「一本」に沈めた。決勝で決めた隅落は「振り回しただけで相手が飛んだ」体の大技。世界王者の貫禄を見せた一番だった。稲森は敗者復活戦を勝ち上がり、3位に入賞した。

各階級の入賞者と決勝戦評、日本選手全試合の結果は下記。

文責:古田英毅

■ 78kg級
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78kg級メダリスト。左から2位のバビンツェワ、優勝の濱田、3位のチャラとテレザ・ツェンカー。

(エントリー20名)
【入賞者】
1.HAMADA, Shori (JPN)
2.BABINTSEVA, Aleksandra (RUS)
3.CHALA, Vanessa (ECU)
3.ZIECH, Maike (GER)
5.PAPADAKIS, Nefeli (USA)
5.SOARES, Samanta (BRA)
7.PACUT, Beata (POL)
7.ZENKER, Teresa (GER)
【決勝】

濵田尚里〇内股(0:51)△アレクサンドラ・バビンツェワ(ロシア)
濵田が右、バビンツェワ左組みのケンカ四つ。濵田は長身の相手に対して釣り手を上、下と変えながらケンケンの右大内刈で攻める。下からに持ちどころを定めると引き手で袖を浅く握り込み、51秒には軸足を相手の外側に回しこんで思い切った右内股。開脚する形で脚を揚げると、外側に崩れた相手に突進。引き手を強く引いて回し切るとバビンツェワ耐えた形のまま吹っ飛んで「一本」。落ちた濵田の腕を抱えて腕挫十字固に入りかけたが、もう試合は終わっていた。
試合を決めた回しこみの内股は対長身選手としては典型的な技でその選択自体は好判断も、決定的な位置に踏み込めたわけでなく、釣り手も伸びて不十分な技と思われた。しかし開脚して浮かせ、体で押し込み、引き手の牽引で投げ切った。出来た絵面は、濱田の体が衝突すると大きな相手が吹っ飛んだという体で、そのインパクトは強烈だった。

【日本代表選手勝ち上がり】

濵田尚里(自衛隊体育学校)
成績:優勝


[1回戦]
濵田尚里〇腕緘(0:46)△ソフィー・ベルガー(ベルギー)
[2回戦]
濵田尚里〇腕緘(1:10)△テレザ・ツェンカー(ドイツ)
[準決勝]
濵田尚里〇腕緘(2:14)△バネッサ・チャラ(エクアドル)
[決勝]
濵田尚里〇内股(0:51)△アレクサンドラ・バビンツェワ(ロシア)

■ 78kg超級
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78kg超級メダリスト。左から2位のヘルシュコ、3位の稲森とモヒカ。

(エントリー11名)
【入賞者】
1.ASAHINA, Sarah (JPN)
2.HERSHKO, Raz (ISR)
3.INAMORI, Nami (JPN)
3.MOJICA, Melissa (PUR)
5.CUTRO-KELLY, Nina (USA)
5.SUTALO, Ivana (CRO)
7.GERI, Eleonora (ITA)
7.WILLIAMS, Mackenzie (USA)

【決勝】

朝比奈沙羅〇浮落(1:37)△ラズ・ヘルシュコ(イスラエル)

右相四つ。25秒左背負投で潰れたヘルシュコに偽装攻撃の「指導」。朝比奈続いて1分25秒には右足車、腰が砕け、両手が離れて掛け潰れてしまったがそれでもヘルシュコ吹っ飛んで「技有」。
1分37秒、ヘルシュコが左一本背負投。止めた朝比奈が力を込めて振り回すと一瞬耐えたヘルシュコの両足が畳から離れ、吹っ飛んで「一本」。力の差ありすぎた一番。

【日本代表選手勝ち上がり】

朝比奈沙羅(パーク24)
成績:優勝


[準々決勝]
朝比奈沙羅〇反則[指導3](3:21)△稲森奈見
[準決勝]
朝比奈沙羅〇反則[指導3](3:42)△メリッサ・モヒカ(プエルトリコ)
[決勝]
朝比奈沙羅〇隅落(1:37)△ラズ・ヘルシュコ(イスラエル)

【日本代表選手勝ち上がり】

稲森奈見(三井住友海上)
成績:3位


[1回戦]
稲森奈見〇上四方固(1:40)△ミーガン・ハンクス(カナダ)
[準々決勝]
稲森奈見△反則[指導3](3:21)〇朝比奈沙羅
[敗者復活戦]
稲森奈見〇大内刈(0:17)△マッケンジー・ウィリアムス(アメリカ)
[3位決定戦]
稲森奈見〇内股(1:20)△イヴァナ・スタロ(クロアチア)

※ eJudoメルマガ版7月8日掲載記事より転載・編集しています。

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