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100kg級は加藤博剛破った村上亮が制覇、女子52kg級は新人立川莉奈が初出場初優勝・令和元年全国警察柔道選手権大会

(2019年5月17日)

※ eJudoメルマガ版5月17日掲載記事より転載・編集しています。
100kg級は加藤博剛破った村上亮が制覇、女子52kg級は新人立川莉奈が初出場初優勝
令和元年全国警察柔道選手権大会
体重別で警察柔道日本一を争う令和元年全国警察柔道選手権が14日、警視庁術科センター(東京都江東区)で行われた。

男子73kg級は村上洋平(大阪府警察)が連覇。100kg級で優勝した村上亮(大阪府警察)とともに兄弟同時優勝を成し遂げた。

100kg級には全日本選手権で準優勝したばかりの加藤博剛(千葉県警察)もエントリーしたが、初戦で村上と「技有」を取り合った末に小外刈を切り返されて浮落「一本」で沈んだ。100kg超級は上林山裕馬(福岡県警察)が制した。

4階級で行われた女子は52kg級で昨年の講道館杯準優勝者・立川莉奈(福岡県警察)が初出場初優勝。最重量級(70kg超級)は昨年の覇者藤原恵美(大阪府警察)を準々決勝で破った井上舞子(警視庁)がそのまま頂点を極めた。

各階級の決勝結果、寸評と入賞者は下記。

■ 男子60kg級
(エントリー18名)

【決勝】
右田晃介(福岡県警察)〇合技[大腰・大内刈]△松本拓(千葉県警察)
右田が左大外刈で前に出るが、担ぎ技を中心に抗した松本が左小内刈「技有」を先取。しかし右田慌てず左大腰「技有」を奪ってタイスコアに持ち込むと、大内刈「技有」を積み上げて勝利を決めた。右田は「もう30歳でがむしゃらな稽古は出来ないけど、メリハリをつけた稽古が勝因です」と笑顔で語った。

【入賞者】
優 勝:右田晃介(福岡県警察)
準優勝:松本拓(千葉県警察)
第三位:齋藤昂矢(新潟県警察)、石飛祐(島根県警察)

※以上4名が講道館杯全日本柔道体重別選手権に出場

■ 男子66kg級
(エントリー29名)

【決勝】
西山祐貴(警視庁)○GS背負投△藤阪太郎(大阪府警察)
西山が足技を飛ばしながら体落を軸に先手を取る。藤阪出足払に内股、巴投で応戦して試合は延長戦に縺れ込むが、GS1分1秒、西山の背負投が決まって「一本」。「左肩を怪我していたので担ぎ技があまり出来ず、足技や逆技、後の先の技で戦ったら上手く嵌った」と語った西山は、この日全試合一本勝ちであった。

【入賞者】
優 勝:西山祐貴(警視庁)
準優勝:藤阪太郎(大阪府警察)
第三位:江藤康太(熊本県警察)、久間康寛(警視庁)

※以上4名が講道館杯全日本柔道体重別選手権に出場

■ 男子73kg級
(エントリー21名)

【決勝】
村上洋平(大阪府警察)〇優勢[技有・一本背負投]△細木智樹(皇宮警察)
村上が背負投と小内刈のコンビネーションで序盤から攻勢。細木は巴投から、あるいは後帯を持っての捨身技から寝勝負に引き込まんとするが村上いずれも丁寧に捌いて揺るがず。組み手を切りながら左右の一本背負投で前進を続け、終盤に左一本背負投で「技有」奪取。そのままタイムアップまで辿り着いた。「動きが良かった、集中出来ていたことが勝因」との自己分析通りの、冴えた動きの決勝であった。村上は連覇達成、今年は100kg級優勝の兄・亮とともにうれしい兄弟での戴冠となった。

【入賞者】
優 勝:村上洋平(大阪府警察)
準優勝:細木智樹(皇宮警察)
第三位:六車康宏(警視庁)、小野翼(広島県警察)

※以上4名が講道館杯全日本柔道体重別選手権に出場

■ 男子81kg級
(エントリー25名)

【決勝】
川端悠生(警視庁)○GS袖釣込腰△中田大貴(大阪府警察)

昨年の覇者・中園史寛(福岡県警察)が足を負傷して準決勝を棄権。決勝は中園の山から勝ち上がった川端が寝技で良く攻めるも、中田も肩車を中心に攻め返して本戦は「指導1」ずつを失って終了。GS1分4秒、川端が思い切った左袖釣込腰を仕掛けると中田たまらず一回転。「一本」で試合が決した。「我慢強く戦った」と試合を振り返った川端は「講道館杯でも上位を狙いたい」と意気軒高だった。

【入賞者】
優 勝:川端悠生(警視庁)
準優勝:中田大貴(大阪府警察)
第三位:中園史寛(福岡県警察)、北浦大基(兵庫県警察)

※以上4名が講道館杯全日本柔道体重別選手権に出場

■ 男子90kg級
(エントリー22名)

【決勝】
大町隆雄(山口県警察)○袖釣込腰△地崎亮祐(千葉県警察)

昨年初戦敗退だった大町が見事優勝。決勝は平成27年大会王者で昨年も3位入賞の地崎亮祐を得意の袖釣込腰「一本」で破った。全日本選手権でも奮闘した大町はこれが初優勝、再度の強化入りに向けて「講道館杯は久しぶり、上位目指して頑張りたい」と意欲的なコメントを残した。

【入賞者】
優 勝:大町隆雄(山口県警察)
準優勝:地崎亮祐(千葉県警察)
第三位:齋藤光星(静岡県警察)、高橋良介(警視庁)

※以上4名が講道館杯全日本柔道体重別選手権に出場

■ 男子100kg級
(エントリー32名)

【決勝】
村上亮(大阪府警察)○GS反則[指導3]△若林大作(埼玉県警察)

村上は初戦で全日本選手権で準優勝したばかりの加藤博剛(千葉県警察)を破っての決勝進出。この試合では双方「技有」を得てのGS延長戦で加藤の小外刈を浮落に切り返して「一本」を得た。
決勝は村上が左背負投で攻め、若林大作は右大外刈を繰り出して拮抗。攻め合いを経て組み手争いで試合が落ち着くと両者に「指導」。以降互いに決定打ないまま、試合はGS延長戦へ。延長になると村上が小外刈、大内刈を放ちながら前進圧力を効かせて攻勢、GS1分1秒若林に3つ目の「指導」が入って試合が終わった。

【入賞者】
優 勝:村上亮(大阪府警察)
準優勝:若林大作(埼玉県警察)
第三位:小林大介(岐阜県警察)、久松達斗(静岡県警察)

※以上4名が講道館杯全日本柔道体重別選手権に出場

■ 男子100kg超級
(エントリー31名)

【決勝】
上林山裕馬〇裏投△名垣浦佑太郎

体重140キロの上林山と130キロの名垣浦による大型対決。組み手争いが続いて両者に「指導」。その後上林山は内股、名垣浦が大外刈で攻め合う。1分22秒、名垣浦が大外刈に入らんとしたところで上林山が裏投。これが見事決まって、「一本」で試合が終わった。

【入賞者】
優 勝:上林山裕馬(福岡県警察)
準優勝:名垣浦佑太郎(警視庁)
第三位:村上拓(愛知県警察)、帯川雄大(北海道警察)

※以上4名が講道館杯全日本柔道体重別選手権に出場

■ 女子52kg級
(エントリー17名)

【決勝】
立川莉奈(福岡県警察)〇優勢[技有・小外掛]△柴田紗希(大阪府警察)

昨年の講道館杯で準優勝の新卒選手・立川莉奈が初出場初優勝。決勝は柴田紗希を相手にGS2分27秒、小外掛「技有」を奪って勝利を決めた。立川は2回戦で第1シードの益子楓彩奈(警視庁)、準決勝で米田愛理子(埼玉県警察)に勝利しており、倒すべき強敵を全て下しての優勝だった。

【入賞者】
優 勝:立川莉奈(福岡県警察)
準優勝:柴田紗希(大阪府警察)
第三位:米田愛理子(埼玉県警察)、田中千暁(京都府警察)

■ 女子63kg級
(エントリー36名)

【決勝】
荒木穂乃佳(兵庫県警察)〇優勢[僅差]△北岡京(兵庫県警察)

同門、同階級の先輩後輩の対決。互いに手の内を良く知っていることもありなかなか試合は動かず。荒木が右一本背負投に足技を絡めて前進。北岡は右小内刈に巴投で応戦するが、技数の差で、荒木が「指導2」で勝利を得ることとなった。

【入賞者】
優 勝:荒木穂乃佳(兵庫県警察)
準優勝:北岡京(兵庫県警察)
第三位:松尾美咲(警視庁)、黒木和世(大阪府警察)

■ 女子70kg級
(エントリー14名)

【決勝】
赤嶺麻佑(沖縄県警察)〇GS技有・小外刈△市川香代子(宮城県警察)

昨年と同カードとなった決勝は赤嶺が右内股に右小外刈と繰り出して攻勢。市川は右大内刈に小内刈で抗し、両者決め手ないまま試合はGS延長戦へ。GS1分30秒、赤嶺の右小外刈が「技有」となって試合決着。赤嶺が連覇を達成した。赤嶺は昨年と同様、市川から「技有」を奪っての勝利。「集中していればチャンスがあると思っていた」と語った通り、終始落ち着いた試合ぶりであった。

【入賞者】
優 勝:赤嶺麻佑(沖縄県警察)
準優勝:市川香代子(宮城県警察)
第三位:山本楓(徳島県警察)、矢澤紗英(埼玉県警察)

■ 女子70kg超級
(エントリー14名)

【決勝】
井上舞子(警視庁)〇GS小内刈△福嶋千夏(福岡県警察)

昨年優勝の藤原恵美(大阪府警察)を準々決勝で破った井上舞子、同2位の山中満紀(警視庁)をこれも準々決勝で破った福嶋千夏の2人が決勝で激突。井上が藤原を破った勢いをそのまま持ち込み、決勝は左内股に左大外刈と大技を繰り出して攻勢。GS48秒、左小内刈「一本」で勝負を決めた。

【入賞者】
優 勝:井上舞子(警視庁)
準優勝:福嶋千夏(福岡県警察)
第三位:滝川真央(警視庁)、泉田凛(長崎県警察)

※ eJudoメルマガ版5月17日掲載記事より転載・編集しています。

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