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[速報]ついに来た19歳ザアリシヴィリが最重量級制覇、90kg級向翔一郎と村尾三四郎はともに入賞ならず・グランドスラムバクー2019最終日男子

(2019年5月13日)

※ eJudoメルマガ版5月13日掲載記事より転載・編集しています。
[速報]ついに来た19歳ザアリシヴィリが最重量級制覇、90kg級向翔一郎と村尾三四郎はともに入賞ならず
グランドスラムバクー2019最終日男子(90kg級、100kg級、100kg超級)
→最終日男子全試合結果(eJudoLITE)
→最終日男子プレビュー

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100kg超級決勝、ゲラ・ザアリシヴィリがルスラン・シャハバゾフから隅落「技有」

グランドスラム・バクー大会はアゼルバイジャン・バクーのヘイダル・アリエフ・スポーツホールで12日、最終日の男子3階級、女子2階級の競技が行われた。

男子100kg超級は昨年の世界ジュニア選手権の覇者、19歳のゲラ・ザアリシヴィリ(ジョージア)が全試合一本勝ちで優勝。2回戦で第1シードのロイ・メイヤー(オランダ)を無理やり呑み込むような小外掛「一本」に仕留めると、以降も凄まじい体の力をテコに一本勝ちを連発。決勝は昨年の欧州U-23選手権で敗れたルスラン・シャハバゾフ(ロシア)からいずれも隅落で2つの「技有」を奪ってワールドツアー初優勝を決めた。

ザアリシヴィリ、日本のファンには昨年の世界ジュニア選手権で個人、団体と斉藤立(国士舘高3年)に2回勝利したことですでに良く知られている選手。この階級に現役世界王者のグラム・ツシシヴィリにレヴァニ・マティアシヴィリを擁するジョージアの陣容はますます充実することとなった。

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90kg級決勝、ネマニャ・マイドフがママダリ・メディエフから隅落「技有」

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2回戦、フセン・ハルモルザエフが村尾三四郎から逆転の小外掛「一本」

90kg級は2017年の世界王者ネマニャ・マイドフ(セルビア)が優勝。準決勝では現役世界王者のニコロス・シェラザディシヴィリ(スペイン)の内股を透かすなり、得意の相手を横に担ぐ変形の肩車に入り込んで「一本」。決勝は地元の大声援を受けたママダリ・メディエフ(アゼルバイジャン)から隅落「技有」を得ると、「指導2」まで失うもぶじ逃げ切ってキャリア2度目のワールドツアータイトルを得た。

この階級にエントリーした向翔一郎(ALSOK)と村尾三四郎(東海大1年)はいずれも入賞ならず。世界選手権代表の向は動きが重く、2戦目で無名のメルト・シスマンラル(トルコ)に帯取返を狙う姿勢のまま躊躇してしまい、大外刈を食って「技有」失陥。そのまま袈裟固に抑え込まれ合技「一本」で沈んだ。

向は現在(大会終了後の13日時点)ワールドランキング22位、ポイントは2162点。大会前の時点では世界選手権のシード権(8位以内)獲得のためツアー連続派遣も噂される情勢であったが、きょうの時点で8位のノエル・ファンテンド(ベルギー)が既に3576点を得ており、仮にグランプリ2大会に優勝して1400点を積み上げても、向が追いつくことは出来ない(※時間経過によるポイント消失は計算にいれず)。以後の派遣計画にも大きな影響をおよぼす、まさかの予選ラウンド敗退劇であった。

村尾は初戦で強敵フセン・ハルモルザエフ(ロシア)とマッチアップ、左小内刈「技有」で先制したが、終盤ペースを上げたハルモルザエフに出遅れ、残り27秒の小外掛「一本」で敗れた。

100kg級はマイケル・コレル(オランダ)が優勝した。決勝はカズベク・ザンキシエフ(ロシア)を、GS延長戦の末の袖釣込腰「技有」で破った。第1シードのペテル・パルチク(イスラエル)は初戦で負傷のため棄権した。

目立っていたのは、ザンキシエフと、地元アゼルバイジャンの20歳ゼリム・コツォイエフ。コツォイエフはスケール感ある内股を軸に良い投げを連発、敗者復活戦ではトマ・ニキフォロフ(ベルギー)を2度投げて完勝、3位決定戦もルハグヴァスレン・オトゴンバータル(モンゴル)を打点の高い内股「技有」で下してグランドスラム・デュッセルドルフに続いて銅メダルを獲得した。

各階級の入賞者と準々決勝以降の結果、日本代表選手全試合の結果は下記。

■ 90kg級
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90kg級メダリスト。左から2位のママダリ・メディエフ、優勝のネマニャ・マイドフ、3位のクリスティアン・トートとニコロス・シェラザディシヴィリ。

(エントリー43名)

【入賞者】
1.MAJDOV, Nemanja (SRB)
2.MEHDIYEV, Mammadali (AZE)
3.TOTH, Krisztian (HUN)
3.SHERAZADISHVILI, Nikoloz (ESP)
5.KOCHMAN, Li (ISR)
5.SMINK, Jesper (NED)
7.KHALMURZAEV, Khusen (RUS)
7.TRIPPEL, Eduard (GER)

【準々決勝】
ニコロス・シェラザディシヴィリ(スペイン)○合技[内股・横四方固](1:48)△リ・コツマン(イスラエル)
ネマニャ・マイドフ(セルビア)○大外刈(4:00)△フセン・ハルモルザエフ(ロシア)
クリスティアン・トート(ハンガリー)○GS反則[指導3](GS1:09)△エドゥアルド・トリッペル(ドイツ)
ママダリ・メディエフ(アゼルバイジャン)○合技[小内刈・横四方固](2:19)△イェスパー・シュミンク(オランダ)

【敗者復活戦】
リ・コツマン(イスラエル)○大外刈(1:39)△フセン・ハルモルザエフ(ロシア)
イェスパー・シュミンク(オランダ)○GS大内刈(GS0:24)△エドゥアルド・トリッペル(ドイツ)

【準決勝】
ネマニャ・マイドフ(セルビア)○GS内股透(GS0:20)△ニコロス・シェラザディシヴィリ(スペイン)
ママダリ・メディエフ(アゼルバイジャン)○優勢[技有・隅落]△クリスティアン・トート(ハンガリー)

【3位決定戦】
クリスティアン・トート(ハンガリー)○優勢[技有・浮落]△リ・コツマン(イスラエル)
ニコロス・シェラザディシヴィリ(スペイン)○不戦△イェスパー・シュミンク(オランダ)

【決勝】
ネマニャ・マイドフ(セルビア)○優勢[技有・隅落]△ママダリ・メディエフ(アゼルバイジャン)

【日本代表選手勝ち上がり】

向翔一郎(ALSOK)
成績:2回戦敗退


[1回戦]
向翔一郎○GS大車(GS0:22)△ヴィクタル・クリアヴサウ(ベラルーシ)

[2回戦]
向翔一郎△合技[大外刈・袈裟固](4:00)○メルト・シスマンラル(トルコ)

村尾三四郎(東海大1年)
成績:2回戦敗退


[2回戦]
村尾三四郎△小外掛(3:33)○フセン・ハルモルザエフ(ロシア)

■ 100kg級
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100kg級メダリスト。左から2位のカズベク・ザンキシエフ、優勝のマイケル・コレル、3位のゼリム・コツォイエフとベンジャミン・フレッチャー。

(エントリー36名)

【入賞者】
1.KORREL, Michael (NED)
2.ZANKISHIEV, Kazbek (RUS)
3.KOTSOIEV, Zelym (AZE)
3.FLETCHER, Benjamin (IRL)
5.LKHAGVASUREN, Otgonbaatar (MGL)
5.FONSECA, Jorge (POR)
7.NIKIFOROV, Toma (BEL)
7.BAUZA, Karolis (LTU)

【準々決勝】
カズベク・ザンキシエフ(ロシア)○GS背負投(GS0:17)△ゼリム・コツォイエフ(アゼルバイジャン)
ジョルジ・フォンセカ(ポルトガル)○優勢[技有・小内刈]△トマ・ニキフォロフ(ベルギー)
マイケル・コレル(オランダ)○小内刈(1:35)△カロリス・バウザ(リトアニア)
ルハグヴァスレン・オトゴンバータル(モンゴル)○浮腰(1:51△ベンジャミン・フレッチャー(アイルランド)

【敗者復活戦】
ゼリム・コツォイエフ(アゼルバイジャン)○合技[外巻込・釣込腰](3:14)△トマ・ニキフォロフ(ベルギー)
ベンジャミン・フレッチャー(アイルランド)○横四方固(3:35)△カロリス・バウザ(リトアニア)

【準決勝】
カズベク・ザンキシエフ(ロシア)○GS腕挫十字固(GS3:48)△ジョルジ・フォンセカ(ポルトガル)
マイケル・コレル(オランダ)○優勢[技有・背負投]△ルハグヴァスレン・オトゴンバータル(モンゴル)

【3位決定戦】
ゼリム・コツォイエフ(アゼルバイジャン)○GS技有・内股(GS1:23)△ルハグヴァスレン・オトゴンバータル(モンゴル)
ベンジャミン・フレッチャー(アイルランド)○GS技有・隅落(GS1:18)△ジョルジ・フォンセカ(ポルトガル)

【決勝】
マイケル・コレル(オランダ)○GS技有・袖釣込腰(GS1:08)△カズベク・ザンキシエフ(ロシア)

■ 100kg超級
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100kg超級メダリスト。左から2位のルスラン・シャハバゾフ、優勝のゲラ・ザアリシヴィリ、3位のラダト・シミオネスクとアントン・クリヴォボコフ。

(エントリー23名)

【入賞者】
1.ZAALISHVILI, Gela (GEO)
2.SHAKHBAZOV, Ruslan (RUS)
3.SIMIONESCU, Vladut (ROU)
3.KRIVOBOKOV, Anton (RUS)
5.VAKHAVIAK, Aliaksandr (BLR)
5.KHAMMO, Yakiv (UKR)
7.KOTSOIEV, Rustam (AZE)
7.HEINLE, Sven (GER)

【準々決勝】
ゲラ・ザアリシヴィリ(ジョージア)○肩固(2:35)△ルスタン・コツォイエフ(アゼルバイジャン)
アントン・クリヴォボコフ(ロシア)○反則[指導3](2:43)△ヴラダト・シミオネスク(ルーマニア)
ルスラン・シャハバゾフ(ロシア)○棄権(0:52)△スヴェン・ハインル(ドイツ)
アリアクサンドル・ヴァハヴィアク(ベラルーシ)○優勢[技有・隅落]△ヤキフ・ハモー(ウクライナ)

【敗者復活戦】
ヴラダト・シミオネスク(ルーマニア)○内股(0:38)△ルスタン・コツォイエフ(アゼルバイジャン)
ヤキフ・ハモー(ウクライナ)○不戦△スヴェン・ハインル(ドイツ)

【準決勝】
ゲラ・ザアリシヴィリ(ジョージア)○合技[支釣込足・横四方固](3:20)△アントン・クリヴォボコフ(ロシア)
ルスラン・シャハバゾフ(ロシア)○GS反則[指導3](GS1:50)△アリアクサンドル・ヴァハヴィアク(ベラルーシ)

【3位決定戦】
ヴラダト・シミオネスク(ルーマニア)○合技[内股・崩袈裟固](1:59)△アリアクサンドル・ヴァハヴィアク(ベラルーシ)
アントン・クリヴォボコフ(ロシア)○合技[隅落・横四方固](0:25)△ヤキフ・ハモー(ウクライナ)

【決勝】
ゲラ・ザアリシヴィリ(ジョージア)○合技[隅落・隅落](2:42)△ルスラン・シャハバゾフ(ロシア)

※ eJudoメルマガ版5月13日掲載記事より転載・編集しています。

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