PAGE TOP ↑
eJudo

【プレビュー】60kg級は地元サファロフに注目、66kg級は伸び盛りの業師ヴィエルが初戦でダヴァドルジに挑戦・グランドスラムバクー2019第1日男子プレビュー

(2019年5月10日)

※ eJudoメルマガ版5月10日掲載記事より転載・編集しています。
60kg級は地元サファロフに注目、66kg級は伸び盛りの業師ヴィエルが初戦でダヴァドルジに挑戦
グランドスラム・バクー2019第1日男子プレビュー(60kg級、66kg級)
→グランドスラム・バクー2019組み合わせ
文責:小林大悟/eJudo編集部
日時:2019年5月10日(金)
場所:アゼルバイジャン・バクー

■ 60kg級 「出戻り」2戦目、地元アゼルバイジャンのサファロフに注目
eJudo Photo
バクー世界選手権以降66kg級に出場、4月から「出戻った」ばかりのサファロフ

(エントリー29名)

階級自体のレベルの高さを反映して、今回も強豪が数多く参戦した。トーナメントの軸は2013年リオデジャネイロ世界選手権の銀メダリスト、第1シードのダシュダヴァー・アマルツヴシン(モンゴル)。対抗馬となるのが、ノーシード配置でプールDに置かれた2017年ブダペスト世界選手権銀メダリストのオルハン・サファロフ(アゼルバイジャン)だ。

成績の安定しているダシュダヴァーに対して、サファロフは最高到達点こそ極めて高いものの、好不調の波が激しい傾向がある。とはいえ今大会は地元アゼルバイジャンでの開催、ハイコンディションで臨むことが予想される。サファロフは昨年来66kg級での調整出場を続けており、60kg級に復帰したのは4月のグランプリ・アンタルヤから。この際は7位だったが、世界選手権までの道程をにらめば今回はしっかり体を作ってきている可能性が高いのではないだろうか。

組み合わせは1回戦でロンドン五輪銅メダルのベテラン、フェリペ・キタダイ(ブラジル)。続く2回戦で昨年のヨーロッパ王者イスラム・ヤシュエフ(ロシア)と対戦予定。相手のレベルも申し分なく、トーナメント下側の山の観戦はこの人を追うことをお勧めしたい。

【プールA】
第1シード:ダシュダヴァー・アマルツヴシン(モンゴル)
第8シード:ヤニスラフ・ゲルチェフ(ブルガリア)

【プールB】
第4シード:フェリペ・ペリム(ブラジル)
第5シード:ヨーレ・フェルストラーテン(ベルギー)
有力選手:ヤゴ・アブラゼ(ロシア)

【プールC】
第2シード:フランシスコ・ガリーゴス(スペイン)
第7シード:ワリーデ・キア(フランス)
有力選手:ミフラジ・アックス(トルコ)、ルハグヴァジャムツ・ウヌボルド(モンゴル)

【プールD】
第3シード:イスラム・ヤシュエフ(ロシア)
第6シード:アルテム・レシュク(ウクライナ)
有力選手:オルハン・サファロフ(アゼルバイジャン)、フェリペ・キタダイ(ブラジル)、ジャバ・パピナシヴィリ(ジョージア)

■ 66kg級 階級の第2グループが集合、最注目は上り調子のヴィエル
eJudo Photo
もっか絶好調のデニス・ヴィエル

(エントリー37名)

ベテランから上り調子の若手まで、バラエティ豊かなメンバーが集合。非常に魅力的なトーナメントが組まれた。本階級は日本の阿部一二三(日本体育大4年)と丸山城志郎(ミキハウス)の2人が他を大きく引き離しているが、現在謹慎中のアン・バウル(韓国)を除くと、その下の序列争いは混沌としている。今回出場しているのはまさにその、世界選手権における表彰台当落線上の選手たち。勝敗の予想が難しい大混戦トーナメントだ。

最注目は第4シードのデニス・ヴィエル(モルドバ)。ノーマークから今年2月のグランドスラム・パリを制し、以降グランドスラム・デュッセルドルフ5位、グランプリ・アンタルヤ優勝と、立て続けに結果を残している。長い手足を生かし、遠間からの足技を中心に試合を組み立てる面白いスタイル。ボディーバランスが良く、技の切れ味もあり、細身ながらここぞという場面では密着や捨身技も使いこなす。今後トップグループに定着するところまでは間違いないだろう。今大会は初戦(2回戦)で階級屈指のパワーファイター、ダヴァドルジ・ツムルフレグ(モンゴル)と対戦することになっており、この試合は是非チェックしておきたい好カードだ。

ほか、こちらも近頃力を付けてきている第1シードのバルチ・シュマイロフ(イスラエル)、階級を上げて参戦のリオデジャネイロ五輪60kg級金メダリスト、ベスラン・ムドラノフ(ロシア)、グランドスラム・エカテリンブルクを制するなど今年に入って無敗(ほかはヨーロッパオープン2大会に優勝)のキリアン・ルブルーシュ(フランス)らにも注目したい。

【プールA】
第1シード:バルチ・シュマイロフ(イスラエル)
第8シード:チャールズ・チバナ(ブラジル)
有力選手:ムフリディン・ティロヴォフ(ウズベキスタン)

【プールB】
第4シード:デニス・ヴィエル(モルドバ)
第5シード:ゲオルギー・ザンタライア(ウクライナ)
有力選手:ダヴァドルジ・ツムルフレグ(モンゴル)、ズミトリー・ミンコウ(ベラルーシ)、イェレブ・アンドラッツ(スロベニア)、ベスラン・ムドラノフ(ロシア)

【プールC】
第2シード:タル・ブリッカー(イスラエル)
第7シード:ヤクブ・シャミロフ(ロシア)
有力選手:ニジャット・シハリザダ(アゼルバイジャン)

【プールD】
第3シード:ダニエル・カルグニン(ブラジル)
第6シード:アドリアン・ゴンボッチ(スロベニア)
有力選手:ヨンドンペレンレイ・バスフー(モンゴル)、キリアン・ルブルーシュ(フランス)、アルベルト・ガイテロ=マルティン(スペイン)

※ eJudoメルマガ版5月10日掲載記事より転載・編集しています。

→eJudoトップページに戻る
→「ニュース・マッチレポート」に戻る
→「書評・DVD評」に戻る